岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

里山きゃんぱすの昆虫(2024/4/14)

こんにちは。岸ゼミ4回生の松浦です。

こちらは先週分。あとは21日の分を書けば貯蓄分(サボり分)はゼロ!

しかし油断大敵です。気を抜いたら「まあ来週でもいいか。一回分だけだし」となってしまいます。更にはそれが「来月でもいいか」、「来年でもいいか」、「来世でもいいか」、となってしまいます。来年と来世は流石にないけど。

もう昆虫シーズンなので、やっぱり溜め込むことは避けたいですね。明日やろうは馬鹿野郎ですしね。

でも僕は馬鹿野郎なので、21日の分は明日やろうと思います!!

 

【今回の昆虫】

アオバアリガタハネカクシ、モモブトカミキリモドキ、ツマグロオオヨコバイ、クロオオアリ、クロハナムグリ (計5種)

 

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種名:アオバアリガタハネカクシ
分類:コウチュウ目ハネカクシ
体長:6〜7mm
時期:4〜10月

 

水田等、湿った場所を好みます。胸部の黒い部分は前翅。その下に長い後翅がしまわれており、これがハネカクシという名前の由来です。
卵〜成虫のいずれもペデリンという毒性のある物質を体内(体液)に持っており、皮膚に付着すると炎症(線状皮膚炎)を起こします。これが火傷の痕のように見えることから、「やけど虫」と呼ばれています。

 

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種名:モモブトカミキリモドキ
分類:コウチュウ目カミキリモドキ科
体長:6〜8mm
時期:4〜6月

 

カミキリムシと似ていますが、別の種類の昆虫。モモブトという名前の通り、後脚が太いです。しかし、太いのはオスだけ。メスは普通の脚をしています。美容に気を遣っているのでしょうか。
花粉を食べるため、花の上で見られます。
また、この昆虫も体内に毒を持っているため、触って潰さないように気をつけましょう。

 

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種名:ツマグロオオヨコバイ
分類: カメムシ目オオヨコバイ科
体長:約13mm
時期:4〜10月

 

移動する時に横に這うことからヨコバイという名前がつけられています。また、その見た目から「バナナムシ」としても知られています。
様々な植物の汁を吸い、クワやイチジクなどの作物も対象であるため、害虫という一面も。

 

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種名:クロオオアリ
分類: ハチ目アリ科
体長:8〜16mm
時期:4〜11月

 

日本最大のアリの一種。日当たりの良い開けた場所に営巣し、公園でもよく見られる身近なアリです。
「オオアリ」という名前のつくアリには、マイナーワーカーとメジャーワーカーの2種類の働き蟻が存在し、メジャーワーカーはマイナーワーカーよりも大型で、特に頭部が大きくなることが特徴です。写真はメジャーワーカー。
僕が知っているオオアリの仲間は、全てメジャーワーカーが存在していますが、メジャーワーカーが存在しないオオアリもいるかも?
調べてもよく分からないんです。

 

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種名:クロハナムグリ
分類: コウチュウ目コガネムシ
体長:12〜15mm
時期:4〜8月

 

成虫は花粉を、幼虫は朽木を食べて育ちます。
柑橘類やバラ類の農業害虫でもあります。

 

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【同定できなかった昆虫】

 

見つけた昆虫としてカウントはしませんが、今回から、同定できなかった昆虫も載せていこうと思います。もし同定できる方がいれば、コメントしてください!

 

ハムシの仲間(ダイコンハムシかヤナギルリハムシのいずれかと思われる)

 

コハナバチの仲間?

 

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【これまでに見つけた昆虫】

合計・・・31種

2024年 苗代づくり 畑手入れ 諸々

皆さんこんにちは。岸ゼミ4回生の笹本です。

 

大学も第2週目に入りました。

(←だからどーしたっていうんだ。)

(→授業が3回生と比べると少なくなって時間に余裕ができてしまったのよ。

  単位も十分にとってしまったからね。2週目に入っても、授業のコマが

  増えるわけじゃないからなあ。)

(←あらそうかい。

  でも授業にほとんど出席していなかったような輩が「時間に余裕ができた」

  なんて言っても聞き流されるがオチじゃないか?)

(→いやいや、精神的なゆとりが生じたということサ。

  授業があってそれを休むのと、授業が無くて休むのでは気の持ちようが

  変わってくるんだよ。いわば、圧迫感がないといったような感じだネ。)

(←でもそんなこと言ったって、どっちの時間でも家で本を読んでいるのが

  オチじゃないか。)

(→まあ、そうなんだけど。

  本も好きだけど、自分は結構学校のセンセーと話するのもおもしろいと

  おもうけどね。)

(←まあ、それはそれで、いいとして。

  あんたはこの話をどこまで広げるつもりなのさ?)

(→ここまま続けると活動報告ができなくなってしまうからなあ。

  ひとまずここまでにしておきますか。

  では失敬ごめん。)

 

別にこれといったことを書きたいわけではなく、

ただ、ちょっと文体を変えて遊んでみたかっただけです。

 

では、本題へ移ります。

今回の活動報告です。

 

参加者

4回生:笹本 吹戸 松浦

+岸ゼミOBの明石さんと同僚の方

 

活動内容

・苗代づくり

・畑手入れ(西畑、木下田南畑)

・その他諸々。

今回は前回に引き続き、苗代づくりを行いました。

作業段階としては先週のブログに書いたところの「2」の段階に

あたります。

1:土をどろどろにする

2:土を畝のようにして苗代の形を作る(←イマここ)

3:微調整

 

実際の作業の様子は以下のような感じです。

まずは苗代をどれくらいの大きさでつくるのかをチェック。

大体幅(東西方向)1.2m、長さ(南北方向)6m弱と決まりました。

そこで形が見やすいように四方に杭(枝とか細い竹)をうち、その周囲に

ひもを張って原型を見やすいようにします。

そして、その周囲に溝を少しだけ掘って、そこで出た土を苗代を作る

場所の上にのせます。

(上の写真はその時の写真です。)

これ見にくいかもしれませんが、左右に二つでこぼこしたものがありますね。

はい、そうです。

今回は二つ苗代を作りました。

こんなふうにして、苗代の周囲の高さを低くする、あるいは、苗代の高さを

高くする工程を行いました。

 

苗代が二つってどうなの?と思われたそこのあなた。

いい質問です。(多分)

苗代の大きさ、本数は作付面積に依存するといってもいいのです。

もちろん、その苗代の長さをどれくらいにするのかで本数も変動しますが、

自分がどれくらいの稲を育てたいか、そのためにはそれくらいの種籾が

必要になるのかでその大きさ等が決まります。

 

たとえば、昨年度は緑米の種籾を3㎏使おうと考えました。

(→これは古田、奥田、木下田の全面に田植えができる量です。)

下の写真は昨年度の苗代の様子です。

苗代は4つ、幅、長さ共に自分たちが作ったものよりも大きいことが

見て取れますね。

 

つまりは、「苗代を二つ作った」ということは例年に比べれば少ないと言えるのです。

これには年度ごとの人手と時間が関係してきますので、

(しょうがないことといえばそうなってしまいますが…。

 定期的に活動に参加する人たちがゼミ生だけであるという状況をいかに改善

 するかが課題となってくるかもしれません。)

 

話がそれました。

この後に、苗代の整地を行いました。

こんなふうにして、表面をぺたぺた鍬やレーキで整えることで、形が

整ってきます。

このあと奥の苗代にも手を加えて、ひとまずは昼までに

今回の苗代づくり準備で取り組みべき所までは終えることができました。

 

また、脱線。

この苗代づくりをしている際に途中から小雨が降ってきました。

この雨はまさに「しとしと」「さあさあ」と降る様子。

まさに春の雨、春雨(はるさめ)だなあと感じます。

この春雨だけでも高浜虚子とか蕪村、高村光太郎が句を詠んでいる。

また、雨が降り始めるとカエルの鳴き声が里山に響き渡るのです。

日本的な情緒を感じさせる一幕でした。

 

さて、話しはまた戻って。

今回、岸ゼミOBの明石さんがいらっしゃいました。

筍シーズンになり、掘りに来たとのことです。

ちょうど岸さんから「OBの明石さんがこの季節になると里山にやってくる。

最近はコロナでこれなくなってしまったけど、どうしてるかなあ。」と

話が出たところだったのです。

まさに「噂をすれば、なんとやら」。

たくさんの筍がとれたらしく、吹戸がいくつかもらいました。

 

さて、昼を過ぎて、作業を再開した矢先にイベントが発生。

久しぶりのマムシです。

たずさんが管理をしている畑で草刈りをしている真っ最中に見つけたそうです。

もうマムシも出るシーズン。

草むらに手を突っ込むときなどは気をつけねば。

 

作業自体は二つの班(というほど人数はいないが)に分かれて活動をしました。

一つは前回植えたジャガイモの管理。

もう一つは西畑の草刈りです。

 

ジャガイモもすくすく成長中。

その周りにある草を刈って、成長を阻害しないようにしました。

結構な量のジャガイモを植えましたからね。

これが収穫できた時にはどれくらいの量になるのやら。

 

もう一班は西畑へと向かいます。

西畑には小麦のほかに、タマネギが植えてあります。

その周りにカラスノエンドウやスギナが生えていて、

タマネギに注がれる日光を遮っている。

ということで、こちらもおなじように草刈りです。

中央を通っている畝の真ん中あたりに草が生えています。

これをビフォーだと考えてください。

その周囲の草を刈って、手前と奥のように仕上げました。

この場所で刈った草だけでもこんだけの量です。

結構地力があるということなのでしょうか?

 

ということで、本日やるべき作業は区切りがつきました。

この後は雨ですので、のんびりゆっくりしていてもいい時間でしたが、

以前から気になっていたことを自分は行いました。

それは薪棚の整理です。

自分がドカドカ薪を割ったはいいものの、棚にのせるときに結構デタラメに

薪をのせてしまいがちでした。

そこで改めて、薪を外から見ても秩序だっているような状態に仕上げ直しました。

自分が手を入れたのは写真に写っている棚の下段です。

ビフォーは上段のような感じです。

そんなに変わっていないようにも見えますが、正面だけでなく、奥も

薪の配置に手を加えました。

薪はそう簡単には崩れないようなぎゅうぎゅうのパンパン状です。

でも、ただ単に薪を詰めればいいってものでもなし。

横から見ると「V字」のように重みがかかるようにすると

薪が崩れにくくなるのです。

 

(薪棚を横から見たときのイメージ)

薪      (薪)  重み (薪)         薪

棚      \       ↓       /          棚

正        \  ↓  /          奥

面     →薪の向き    \/  薪の向き←       側

――――――――――――――――――地面

薪を積むにもそこには意識すると何かが変わるものが

潜んでいるとも言えますね。

 

というわけで活動報告をこれで終えます。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

 

おまけ

明石さんにいただいた筍。

これは皮がはがされた状態です。

皮がある状態で筍を見ると、

「うわあ、結構大きなものが取れた。たくさんたべられそうだなあ。」

と考えるのですが、実際に食べられる部分は皮を剥ぐ前の状態と比べると

「え、これだけ?」となりがち。

筍も貴重な食べ物なのです。

里山きゃんぱすの昆虫(2024/3/31)

こんにちは。岸ゼミ4回生の松浦です。

この図鑑でもようやく新年を迎えました。

 

【今回の昆虫】

ヒメゲンゴロウ、ミカドオオアリ、チクシトゲアリ (計3種)

 

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種名:ヒメゲンゴロウ
分類:コウチュウ目ゲンゴロウ
体長:11〜13mm
時期:3〜10月

 

おそらく溜池から飛んできたもの。止水域に多いようです。

 

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種名:ミカドオオアリ
分類:ハチ目アリ科
体長:8〜11mm
時期:4〜11月

 

大型で艶のあるアリ。夜行性で、枯れた竹や枝の中に営巣します。写真は竹を割った時に出てきたコロニー。新女王アリやオスアリもいますね。
ミカドオオアリは、コロニーの規模がある程度大きくなると巣を分散させます。(サテライトコロニーと言います)

 

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種名:チクシトゲアリ
分類:ハチ目アリ科
体長:5〜6mm
時期:4〜11月

 

写真では分かりにくい(というか分からない)ですが、背中にトゲがあります。
枯れた竹や枝に営巣し、幼虫の吐いた糸で紡いだ巣をつくります。

 

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【これまでに見つけた昆虫】

合計・・・26種

里山きゃんぱすの昆虫(2023/12/24)

こんにちは。岸ゼミ4回生の松浦です。

今回で去年分は終わりです。

 

【今回の昆虫】

ユミアシゴミムシダマシ (計1種)

 

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種名:ユミアシゴミムシダマシ
分類:コウチュウ目ゴミムシダマシ
体長:21〜28mm
時期:5〜8月

 

倒木や朽木などに見られ、幼虫はこれを食べます。実際に見かけたのも、シイタケの榾木の裏側でした。
前腕が湾曲しており、弓のように見えることから「ユミアシ」という名前がつきました。

 

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【これまでに見つけた昆虫】

合計・・・23種

里山きゃんぱすの昆虫(2023/12/10)

こんにちは。岸ゼミ4回生の松浦です。

 

【今回の昆虫】

ツチイナゴ (計1種)

 

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種名:ツチイナゴ
分類:バッタ目バッタ科
体長:50〜70mm
時期:9〜翌年7月

 

日本のバッタでは最大級で、トノサマバッタ程の大きさがあります。草が茂る野原で見られます。好物はクズの葉。バッタとしては珍しく、越冬(成虫越冬)する種類です。

緑色のイナゴは食べたことがあるのですが(小エビの味がしました。まあまあいける)、ツチイナゴはどうなんでしょう。ちょっと硬そう。

 

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【これまでに見つけた昆虫】

合計・・・22種

里山きゃんぱすの昆虫(2023/11/14)

こんにちは。岸ゼミ4回生の松浦です。

前回の投稿からだいぶ空いてしまいました。書き溜めしていたので一気に放出しようと思います。

そういえば、もう昆虫が活動する季節になりましたね。里山きゃんぱすでも昆虫が多く見られるようになったので、僕としては嬉しいです。が、サボりすぎるとえらいことになると思うので、これからは写真を撮ったその週に投稿することを心掛けます……

 

【今回の昆虫】

マイマイカブリ、コカブト (計2種)

 

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種名:マイマイカブリ
分類:コウチュウ目オサムシ
体長:40〜65mm
時期:4〜10月

 

細長い首が特徴的なオサムシの一種。名前も特徴的ですが、マイマイ(カタツムリ)を被ってオシャレをするため、マイマイカブリという名前が付きました。というのは冗談で、主食であるカタツムリを捕食する時の様子が、カタツムリを被っているように見えるからという説や、カタツムリにかぶりついているという説があります。ちなみに僕は前者派です。
「細長い首」はカタツムリを食べるために進化したものとされています。

 

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種名:コカブト
分類:コウチュウ目コガネムシ
体長:18〜26mm
時期:6〜10月

 

カブトという名前が付いていますが、見た目はコガネムシに近いですね。コガネムシと言えば、そのほとんどが草食ですが、コカブトは肉食です。

 

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【これまでに見つけた昆虫】

合計・・・21種

2024年4月14日 苗代づくり 筍掘り

皆さんこんにちは、岸ゼミナール4回生の笹本です。

 

今学期に入ってはじめての里山の活動になりました。

気温も温かくなって活動がしやすくなるかなあと思いきや、

体感としては「暑い」です。

夏の始まりか?と思おうほど。

熱中症に気を付けて、水分補給は欠かせなくなるそうです。

 

では、活動報告です。

4回生:笹本 松浦 市村

 

活動内容

・苗代づくり

・筍掘り

 

ついに田んぼに手を加えるときがやってきました。

その第一弾は苗代づくり。

苗代は簡単に言えば、「稲の苗を育てる」場所です。

その苗を田植えで使うので、稲作には欠かせないものなのです。

 

もちろんほかの方法もあります。

プレートに種もみをまいて、そこで苗を育てるということもできます。

この方法は里山きゃんぱすでは最後の最後の手段なのですが、

最近は人手不足のためにこの手を使わざるを得ない…。

 

話がそれましたね。

実際に活動は以下のように行いました。

まずは田んぼに生えている草を刈ります。

これをしておかないと、後々ので草が道具に絡まったりなど、作業に無駄な手間が

増えてしまいます。

こちらがアフターの様子。

 

この後に苗代を作るため、鍬で土をおこしていきます。

苗代は土というよりも「泥」に近い状態で作らなければいけません。

この後に水を入れるのですが、地面の表面だけでなく、

下の方にも水が浸透しやすいように荒おこしをしていきます

 

土をおこした後は、平鍬で土を砕きます。

土の粒を小さくして、水と混ぜて土と混ぜて泥の状態までもっていくためです。

 

この時にひいてきた水は山からの湧き水なのです。

今はまだ、高山用水が流れていないのです。

そこで、山から流れている水を利用することで何とか作業を進めることができました。

(泥が詰まっている水路を岸さんが手作業で開通する様子も取っておけばよかった。

 その時は別行動をしておりましたので。)

 

最後にレーキなどで平らにならし、後の作業がしやすいように整えるのですが、

その作業は自分が担当しておりましたので、写真はございません。

(自撮りは自分のシュミには合いませんので。)

→上の写真にはお前の影が映っていて、その影をお前とみるなら、自撮りともいえる

 じゃないかという、重箱の隅を楊枝でほじくるような反論は意地悪なので

 やめてくださいね。

 

というわけで、無事に第一弾、苗代づくりの準備は終えることができました。

この作業は予定では3週間にまたいで行う予定です。

1:土をどろどろにする (←イマここ)

2:土を畝のようにして苗代の形を作る

3:微調整

のような段取りです。

5月5日の種籾播きイベントに向けて、準備も必要となってくるのです。

 

そして、この作業を終えた後は筍掘りをしに行きました。

自分はこれは初めての体験。

去年も筍が無いかと探したのですが、猪に全部掘り返されていたり、

生えていなかったり。

今年は意外と豊作でした。(多分これからもっと生えてくるはず。)

こちらが実際の様子です。

筍を掘るための道具があり、鍬みたいなのですが、先の金属の部分が

鳥のくちばしのように長くなっているのです。

→筍はもちろん地面から生えてきます。

 その生え方は地下茎からてっぺんは地面と垂直に、

 胴体は斜めに曲がりながら生えてきます(これ伝わるかなあ。)

   ⋀←(てっぺん)

 ー│  \--------------------(地面)

  │ 筍 \   こんなイメージ

   \    \(←A:ここに上から鍬の先端を打ち込んで根と切り離す)

 -------------------------(←地下茎)

それでこの道具で筍の周りの土を掘った後に上図の

Aに鍬を打ち込んで筍を掘り出します。

実際に取れたたけのこはこんな感じ。

結構な量の筍が取れたのです。

道具一つ一つに使い方があるのですね。

(この道具を考えた先人の知恵はすごいなあ。)

 

そんな感じで里山の活動を終えました。

最後の方にはワラビやタラの芽を収穫して里山から帰りました。

(岸さんの家でとったタラの芽の写真)

 

以上活動報告でした。

最後までありがとうございました。

 

 

記録。

あまりこういう写真はのせたくないですが。

里山に来ると、活動で使うゴミや地面から掘り出されるごみなどが出てくるのですが、

それが荒らされていました。

確証はないですが、小動物とか、カラスがあらしたのかなあと思います。

(人間ではないはず。)

鳥獣がいる場所にこういったものを放置すると、後片付けが面倒となるのです。

なるだけゴミは持ち込まない。もしくは持ち込んでも持ち帰る鉄則は

絶対に必要であると実感した出来事でした。