岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

里山きゃんぱすの昆虫29(2024/9/29)

こんにちは。岸ゼミ4回生の松浦です。必殺連続投稿!

 

【今回の昆虫】

ルリアリ、ハラビロカマキリ、セアカヒラタゴミムシ、チュウゴクアミガサハゴロモ (計4種)

 

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種名:ルリアリ (Ochetellus glaber)
分類:ハチ目アリ科
体長:2〜3.5mm  
時期:5〜11月(?)
見つけた場所:木下田

 

雨の多い時期には、屋内に避難することがあり、不快害虫として知られています。
時期に(?)があるのは、データが無く、推測になっているためです。
あと、合っている自信はあまりありません。アリは小さいから同定しにくいです。

 

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種名:ハラビロカマキリ (Hierodula patellifera)
分類:カマキリ目カマキリ科
体長:45〜71mm
時期:7〜12月
見つけた場所:木下田(の北東にあるクヌギ

 

樹上性のカマキリ。
なので、オオカマキリやチョウセンカマキリより見つけづらい気がします。個人的に日本に生息するカマキリの中で一番好きな種類です。
最近は、ムネアカハラビロカマキリという外来種が日本にやって来て、在来種であるハラビロカマキリを脅かす存在となっています。

 

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種名:セアカヒラタゴミムシ (Dolichus halensis)
分類:コウチュウ目オサムシ
体長:15.5〜20mm
時期:5〜11月
見つけた場所:広場

 

どこにでもいるゴミムシ。個体によって体色に変異があります。

 

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種名:チュウゴクアミガサハゴロモ (Ricania shantungensis)
分類:カメムシ目ハゴロモ
体長:約14mm
時期:6〜11月
見つけた場所:橘園

 

名前の通り中国からの外来種
この個体は大和橘の木についていました。ブナ科やマメ科、クワ科など、多くの植物につくみたいです。

 

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【これまでに見つけた昆虫】

合計・・・110種

里山きゃんぱすの昆虫28(2024/9/23)

こんにちは。岸ゼミ4回生の松浦です。

 

【今回の昆虫】

チョウセンカマキリ、オンブバッタ、セスジツユムシ (計3種)

 

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種名:チョウセンカマキリ (Tenodera angustipennis)
分類:カマキリ目カマキリ科
体長:65〜92mm
時期:7〜12月
見つけた場所:広場

 

僕の中ではオオカマキリの方がザ・カマキリですけど、チョウセンカマキリは単純に「カマキリ」と称されることもあり、こちらの方がカマキリ界のスタンダードみたいです。
類似種のオオカマキリとの違いですが、

1.鎌の付け根がオレンジ色ならチョウセン、黄色ならオオカマ
2.後翅が薄い褐色ならチョウセン、濃い褐色ならオオカマ
(3.オオカマの方ががっしりした体つき。個体差があるのでこれで確定することはできません)

こんな感じです。あとは生息環境も違います。チョウセンは河原などの開けた場所を好む一方、オオカマは藪とかに多く生息しています。

 

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種名:オンブバッタ (Atractomorpha lata)
分類:バッタ目オンブバッタ科
体長:♂20〜25mm  ♀40〜42mm
時期:8〜12月
見つけた場所:木下田

 

みなさんご存知のバッタ。草があればどこにでもいます。
この写真の個体、右後脚の付け根から寄生虫が出てきていますね。ああ恐ろしい。

 

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種名:セスジツユムシ (Ducetia japonica)
分類:バッタ目ツユムシ
体長:33〜47mm  
時期:8〜11月
見つけた場所:広場

 

オンブバッタとのツーショット。
僕はバッタ系の中ではツユムシ科が一番好きです。カッコいいと可愛いを兼ね備えている。あと小顔なのでスタイルが良い。色も自然な感じで良い。好き!

 

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【これまでに見つけた昆虫】

合計・・・106種

里山きゃんぱすの昆虫27(2024/9/8)

こんにちは。岸ゼミ4回生の松浦です。
今回でやっと、紹介した昆虫が100種類に到達しました。よく頑張った、俺。
しかし、以前から目標として掲げていたのは150種。多くね?

 

【今回の昆虫】

エンマコオロギ、イチモンジセセリ、クモヘリカメムシ、マツムシモドキ、ゴマダラカミキリ、コカマキリ、コチャバネセセリ、クロナガアリ (計8種)

 

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種名:エンマコオロギ (Teleogryllus emma)
分類:バッタ目コオロギ科
体長:26〜34mm
時期:8〜11月
見つけた場所:入畑

 

日本産のコオロギとしては最大種。「コロコロリー」と鳴きます。
昔はただのコオロギだったのですが、最近はゴキブリみたいに見えて少し抵抗が出てきました。

 

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種名:イチモンジセセリ (Parnara guttata)
分類:チョウ目セセリチョウ
前翅長:15〜21mm
時期:5〜11月
見つけた場所:広田

 

どこでも見られる普通種です。よくガと間違われますが、れっきとしたチョウの仲間。
チョウとガの見分け方は色々ありますが、分かりやすいのは触角の形です。チョウは先端がマッチ棒のように膨らんでいます。

 

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種名:クモヘリカメムシ (Leptocorisa chinensis)
分類:カメムシ目ホソヘリカメシ科
体長:15〜17mm
時期:4〜11月
見つけた場所:広田

 

稲の害虫らしいです。

 

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種名:マツムシモドキ (Aphonoides japonicus)
分類:バッタ目マツムシ科
体長:19〜20mm
時期:8〜11月
見つけた場所:橘園

 

マツムシを実際に見たことがなかったので、見つけた時は「もしやこれは、かの有名なマツムシでは…!?」と少しテンションが上がったのですが、違いました。
羽に小さな白い点があるのがポイント。
コイツは見た目とは裏腹に鳴かないみたいです。

 

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種名:ゴマダラカミキリ (Anoplophora malasiaca)
分類:コウチュウ目カミキリムシ科
体長:25〜35mm
時期:6〜10月
見つけた場所:橘園

 

カミキリ界の中では有名な種類。幼虫はミカン、イチジク、クワなどの生木を食べるそうです。

 

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種名:コカマキリ (Statilia maculata)
分類:カマキリ目カマキリ科
体長:36〜63mm
時期:8〜12月
見つけた場所:橘園

 

皆さんが想像するカマキリとは違って、草に止まっていることよりも地表にいることの方が多いので、意識しないと見つけられないかもしれません。
コカマキリは基本的に褐色ですが、稀に緑色の個体が見られます。一度見てみたいです。

 

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種名:コチャバネセセリ (Thoressa varia)
分類:チョウ目セセリチョウ
前翅長:14〜17mm
時期:5〜11月
見つけた場所:広田

 

幼虫はササや竹を食草とします。里山の笹を食い尽くしてくれ。

 

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種名:クロナガアリ (Messor aciculatus)
分類:ハチ目アリ科
体長:4〜5mm
時期:4〜5、11〜12月
見つけた場所:通路(広田と亀池の間)

 

どこにでもいるアリですが、種(イネ科)を主食とする変わり者です。
種子が実る時期にのみ地上に出てきて、種子を巣の中に運び込み、貯蔵するという生態を持っています。
また、クロナガアリは最も深い巣をつくるアリと言われており、その深さは最大5mに達します。

 

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【これまでに見つけた昆虫】

合計・・・103種

里山きゃんぱすの地図(2024)

とりあえず。徐々に完成させていきます。

 

【地図】

 

 

【特徴】

広場
草地。イネ科の植物が多く生えている。
東屋の横にはコナラの薪が置いてある。
また、ため池(紅葉池)や源平桃の木もある。

 

橘園
大和橘が植っている草地。

 

雷田
現在は畑として使われている。

 

オリーブ園
草地。イネ科の植物が多く生えている。
栗の木が生えている。

 

クヌギ

 

クヌギ

 

クヌギ

 

古田
水田。

 

奥田
水田。

 

木下田
過去には水田であったが、今年は畑地として運用した。

 

西畑
畑地だが、今年はほぼ管理できておらず、草地となっていた。

広畑
畑地。

 

広田
過去には水田であったが、今年は運用しておらず、草地となっている。

 

池田
湿地。水田としても利用する。南側にはヨシが生えている。

 

奥の広場
池の跡地。薄暗い。虎杖やウドが生えているがそれ以外の植物はほぼ生えていない。

 

プール池
ブルーギルミシシッピアカミミガメウシガエルなど、外来種の宝庫。流れがないため水質は悪い。

 

亀池
プール池と同じように外来種が生息しているが、ヨシノボリ等もいる。
流れがあるので比較的綺麗。  

 

メダカ池
メダカが生息している。底に泥が溜まっているが、流れがあるため水質は良い。

 

里山きゃんぱすの昆虫26(2024/8/14)

こんにちは。岸ゼミ4回生の松浦です。
図鑑を書いていると名前を知らない昆虫がちょくちょく出てきます。その度に、僕が適当に名前を付けてもきっとバレないんだろうな、とか思ったりします。
例えば、「キョウトシロアゲハ」
ちょっとふざけてみましょう。「ヒョロナガキトンボ」
もっとふざけてみましょう。「トゲアリトゲナシトゲトゲ」
流石にふざけると無理がありますね。でもやっぱり、それっぽい名前を付ければ大抵の人は騙せそうです。形の特徴として「オオ」、「ナガ」、「チビ」、色の特徴として「アカ」、「クロ」、「キ」は特によく出てくるので、これらを使うことがコツです。
ところで、さっきの名前、本物が混じっていることに気づきましたか?

 

【今回の昆虫】

アケビコノハショウリョウバッタモドキ、モリチャバネゴキブリノコギリクワガタマメコガネ (計5種)

 

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種名:アケビコノハ (Eudocima tyrannus)
分類:チョウ目ヤガ科
開張:95〜100mm
時期:3〜11月
見つけた場所:雷田

 

前翅が枯れ葉そのもの。翅を閉じるとより枯れ葉味が増します。
幼虫はアケビやムベなどを食草とします。
それにしても色といい形といい、芸術的ですね。僕は基本的に蛾はあまり好きではありませんが、このガは美しくて好きです。

 

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種名:ショウリョウバッタモドキ (Gonista bicolor)
分類:バッタ目バッタ科
体長:27〜57mm
時期:8〜11月
見つけた場所:高山用水前の土手

 

ショウリョウバッタっぽいですが、本種の方が可愛らしさがありますね。
この写真の個体は背面に紫色の線が入っており、これが本種の特徴ですが、線がほぼない個体もいます。
生息環境は湿った草原です。

 

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種名:モリチャバネゴキブリ (Blattella nipponica)
分類:ゴキブリ目チャバネゴキブリ
体長:11〜13mm
時期:5〜7月
見つけた場所:高山用水前の土手

 

閲覧注意。(遅)
とうとうこの図鑑にもヤツが出てきてしまいました。昆虫好きの僕ですが、苦手な昆虫も結構います。(ゴキブリ、ケムシ、ハエ・アブ、カメムシ、カマドウマ)
その中でもゴキブリは群を抜いて苦手です。家に出たら発狂するくらいには。
しかしコイツはまだ全然マシです。モリチャバネは森林性のゴキブリで、家に入ってくることはありません。なので清潔。見た目や動きはゴキブリそのものですが、めちゃ小さいのでキモさはだいぶ軽減されています。
やっぱり家に出る系のゴキブリは別格ですね。クロゴキブリとかワモンゴキブリとか。見た瞬間に「コイツはタダもんじゃねえ…!」と思わせる何かがあります。ちなみに僕の一番嫌いな種類はワモンゴキブリです。字面すら見たくありませんさっさと次行きましょう。

 

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種名:ノコギリクワガタ (Blattella nipponica)
分類:コウチュウ目クワガタムシ
体長:♂36〜71mm ♀24〜30mm
時期:6〜9月
見つけた場所:クヌギ

 

はぁ〜浄化浄化。
子供達のヒーロー、ノコギリクワガタ
昼間でも活動するので、比較的捕まえやすい種類です。
ノコギリクワガタは長歯型、両歯型、原歯型の3つのタイプがあり、それぞれ大顎の形が違います。
長歯型は水牛型とも呼ばれ、水牛のように大きく湾曲した大顎が特徴。原歯型は大顎が湾曲せずにまっすぐ伸び、短めなのが特徴。その中間の特徴を持つのが両歯型です。写真の個体は両歯型に該当します。これらのタイプは体のサイズと強い相関があり、体のサイズが大きい順から、長歯型、両歯型、原歯型となります。
ちなみに長歯型はこれ。(去年撮影したもの)


皆さんが想像するノコギリクワガタといえばこれなのではないでしょうか。

 

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種名:マメコガネ (Popillia japonica)
分類:コウチュウ目コガネムシ
体長:9〜13mm
時期:5〜10月
見つけた場所:橘園

 

マメ科植物やクヌギの葉を食べます。
作物や園芸植物の害虫として有名で、アメリカに外来種として侵入し、「ジャパニーズビートル」と呼ばれ、猛威を振るっているそうです。

 

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【これまでに見つけた昆虫】

合計・・・95種

里山きゃんぱすの昆虫25(2024/8/10)

こんにちは。岸ゼミ4回生の松浦です。
溜まっている分の消化に追われています。ひぃ。

 

【今回の昆虫】

クサキリ、ヒメギス、ニシキリギリス、ヤマトアシナガバチ、オオコフキコガネ、ウスイロササキリ、アカクビボソハムシ、アブラゼミ (計8種)

 

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種名:クサキリ (Ruspolia lineosus)
分類:バッタ目キリギリス科
体長:37〜47mm
時期:8〜10月
見つけた場所:木下田

 

やや湿った、草丈が低めの草原に住んでいます。
クビキリギスに似ていますが、本種の方がよりずんぐりしています。特に頭部の尖り具合に差があるのでそこを見れば分かりやすいかも。「ジーー」と鳴きます。

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種名:ヒメギス (Eobiana engelhardti subtropica)
分類:バッタ目キリギリス科
体長:17〜27mm
時期:6〜9月
見つけた場所:木下田

 

食性はキリギリスと同じで雑食です。
「シリリリリ」と鳴きます。

 

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種名:ニシキリギリス (Gampsocleis buergeri)
分類:バッタ目キリギリス科
体長:29〜39mm
時期:7〜10月
見つけた場所:梅園

 

皆さんご存知、鳴く虫の代表格。「ギー、チョン」と鳴きます。
さて、キリギリスは知っているけどニシキリギリスってなんだと疑問に思う方が多いことでしょう。
実は、「キリギリス」という種類は存在しません。元々は一括りでしたが、ニシキリギリスとヒガシキリギリスに分かれており、ニシキリギリスは近畿〜九州にかけて、ヒガシキリギリスは青森〜岡山にかけて分布していると言われています。しかし、地域によって飛地的に分布していたり、これら2種とも異なる特徴を持った亜種も存在しており、随分とややこしい昆虫なのです。
見分け方ですが、ニシキリギリスの方が比較的翅が細長く、黒い斑紋が少ないです。

 

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種名:ヤマトアシナガバチ (Polistes japonicus)
分類:ハチ目スズメバチ
体長:15〜20mm
時期:5〜10月
見つけた場所:広場

 

アシナガバチの中では温厚な性格だそう。
低山地に生息する傾向がありますが、個体数は全国的には多くないらしいです。確かに、市街地などでは見かけたことがなく、里山きゃんぱすで初めて見たような気がします。

 

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種名:オオコフキコガネ (Melolontha frater)
分類:コウチュウ目コガネムシ
体長:25〜32mm
時期:5〜8月
見つけた場所:④(栗の木)

 

背面が灰白色の毛で覆われた大型のコガネムシ。写真の個体は毛がほとんど脱落しています。よく似た種類にコフキコガネがおり、こちらは黄色の毛で覆われています。
この個体のように、毛がほぼ無くなっている場合は毛の色で識別するのが難しく、合っている自信はあまりありません。

 

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種名:ウスイロササキリ (Conocephalus chinensis)
分類:バッタ目キリギリス科
体長:28〜33mm
時期:6〜11月
見つけた場所:木下田

 

湿った草地に生息するササキリ。「ジリリリリ」と鳴きます。

 

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種名:アカクビボソハムシ (Lema diversa)
分類:コウチュウ目ハムシ科
体長:5.5〜6.2mm
時期:4〜7月
見つけた場所:奥田

 

体色変異の多いハムシ。ツユクサの葉を食べます。

 

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種名:アブラゼミ (Graptopsaltria nigrofuscata)
分類:カメムシ目セミ
体長:53〜60mm
時期:7〜9月
見つけた場所:③(クヌギ)

 

セミといえばコイツ。「ジージー」と鳴きます。本当は捕まえたかったのですが無理だったのでこれで勘弁してください。
他にもツクツクボウシやミンミンゼミなどもいたのですが捕まえられませんでした。奴らは超絶高いところで鳴いているので捕まえるどころか見つけることすら困難なのです。
小さい頃は腐るほどセミ捕りをしましたが、ヒグラシとミンミンゼミだけはどうしても捕まえられませんでした。ミンミンゼミは死骸を一度見ただけ、ヒグラシに至っては、その姿を見たことは一度もありません。

 

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【同定できなかった昆虫】

 

フタフシアリのなかま?

 

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【これまでに見つけた昆虫】

合計・・・90種

里山きゃんぱすの昆虫24(2024/7/28)

こんにちは。岸ゼミ4回生の松浦です。
では早速。

 

【今回の昆虫】

ショウリョウバッタ、チョウトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボタマムシ (計5種)

 

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種名:ショウリョウバッタ (Acrida cinerea)
分類:バッタ目バッタ科
体長:40〜82mm
時期:7〜10月
見つけた場所:広場

 

日本に生息するバッタの最大種。オスは飛ぶ時に「チキチキチキ」と音を立てます。
生息環境はイネ科植物の生えている日当たりの良い草原。

 

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種名:チョウトンボ (Rhyothemis fuliginosa)
分類:トンボ目トンボ科
体長:31〜42mm
時期:6〜9月
見つけた場所:広田

 

トンボなのにチョウのようにヒラヒラと飛びます。しかし捕まえるのは普通に難しかったです。

 

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種名:シオカラトンボ (Orthetrum albistylum speciosum)
分類:トンボ目トンボ科
体長:49〜60mm
時期:4〜11月
見つけた場所:高山用水

 

トンボと言えばコイツ。どこにでもいます。
青いトンボはシオカラトンボというイメージがありますが、シオヤトンボなど、意外と似たような種類がいるので注意。
シオヤトンボとの見分け方はこちら(里山きゃんぱすの昆虫14(2024/4/28) - 岸基史ゼミ活動日誌 (hatenablog.com))で紹介しています。

 

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種名:オオシオカラトンボ (Orthetrum melania melania)
分類:トンボ目トンボ科
体長:51〜61mm
時期:4〜11月
見つけた場所:奥田

 

体長はシオカラトンボとさほど変わりませんが、本種は色が明らかに濃いです。写真はおそらく未成熟のオス。成熟すると濃い青色になります。

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種名:タマムシ (Chrysochroa fulgidissima)
分類:コウチュウ目タマムシ
体長:25〜40mm
時期:6〜9月
見つけた場所:広場

 

法隆寺宝物の「玉虫厨子」にはこの昆虫がふんだんに使われています。それに十分納得できるほど、この虫は綺麗ですね。ちなみにこの色は鳥よけとしての役割があります。
成虫はエノキやケヤキなどの葉を、幼虫はエノキやケヤキ、サクラなどの枯れ木を食べます。
恐らくタマムシを見たことがなくて、なんとなく珍しいイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。
もちろん地域によっては絶滅危惧種などに指定されていますが、見たことがない要因の一つとして、クッソ高いところを飛んでいることが挙げられます。
ただでさえ高いエノキやケヤキの木の樹冠付近を飛び回るので、それを知らないと中々見つけられません。しかも日差しの強い時間帯のみ。
幼い頃の僕は、てっきりタマムシは珍しい昆虫だと思っていて、たまたま地面に落ちているのを見つけたときは超絶感動しました。しかし、夏のある日、ふとケヤキの木を見上げると、タマムシがハエのように飛び回っていて拍子抜けしたという経験があります。

 

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【これまでに見つけた昆虫】

合計・・・82種