こんにちは。岸ゼミ4回生の松浦です。
ギリギリ週を跨ぐことなく投稿できました。
今回は盛りだくさんです。本当はもっと色々撮影していたのですが、同定できず…
見分け方は把握したのでリベンジします。
【今回の昆虫】
クロボシツツハムシ、オオゴミムシ、ミイデラゴミムシ、トゲヒシバッタ、オオホシカメムシ、シブイロカヤキリ、マツムラハラブトハナアブ、クワハムシ、シオヤトンボ、サビキコリ、オオムツボシタマムシ (計11種)
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種名:クロボシツツハムシ
分類: コウチュウ目ハムシ科
体長:約5mm
時期:4〜8月
テントウムシのような見た目をしていますが、ハムシの仲間です。成虫はクヌギや栗の葉を食べます。
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種名:オオゴミムシ
分類: コウチュウ目オサムシ科
体長:20〜24mm
時期:4〜10月
デカいゴミムシ。
それ以外に説明することがないので、ゴミムシの豆知識でも書いておきます。
ゴミムシの仲間はオサムシと同じく、(基本的に)臭いにおいを発するのですが、僕の経験上2パターンある気がします。両方とも独特のにおいなので説明するのが難しいですが…
1つは、何かしらの機械から発生していそうなにおい。
2つは、酸っぱいにおいに腐敗臭を混ぜたようなにおい。
下手くそな説明だなあ。まあ、どちらも臭いですが、個人的には2つ目の方が圧倒的に嫌です。
パターン1の方は、〜アオゴミムシと名前がついているものが持っているにおいで、パターン2はその他のゴミムシ&オサムシというイメージ。
つらつらと書いていますがなんのこっちゃって話ですね。
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種名:ミイデラゴミムシ
分類: コウチュウ目ホソクビゴミムシ科
体長:11〜18mm
時期:4〜10月
またまたゴミムシですが、コイツは一味違います。ミイデラゴミムシを含む、ホソクビゴミムシ科のゴミムシは、お尻から100℃以上の高温ガスを噴出します。昆虫とは思えませんね。
また、それが由来でヘッピリムシ(屁放り虫)と呼ばれたりなんかもします。
もちろん人体に対して有害(皮膚炎とか起こす)なので、無闇に触らないようにしましょう。
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種名:トゲヒシバッタ
分類: バッタ目ヒシバッタ科
体長:16〜20mm
時期:3〜11月
ヒシバッタ科は真上から見た時に菱形をしています。上から写真を撮れればよかったのですが…
トゲヒシバッタは体の左右にトゲがついていて、他のヒシバッタよりも大型かつ羽が長いです。
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種名:オオホシカメムシ
分類: カメムシ目ホシカメムシ科
体長:15〜19mm
時期:4〜11月
森林に生息するカメムシ。アカメガシワという花によく集まるらしいです。人の顔みたいな模様で面白いですね。
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種名:シブイロカヤキリ
分類: バッタ目キリギリス科
体長:40〜52mm
時期:10〜翌年6月
クビキリギス(恐らく今後紹介します)と似ていますが、こちらの方がずんぐりとしています。この図鑑では初の鳴く虫ですね。
アゴが黒ずんでいるのがこの虫の特徴。
ススキ科の植物が多い草原で見られ、「ジャーーー」と鳴きます。
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種名:マツムラハラブトハナアブ
分類: ハエ目ハナアブ科
体長:17〜20mm
時期:5〜8月
ハナバチのように見えますがアブです。マルハナバチに擬態しているそう。蜂にしろアブにしろ刺してくるから変わらんわ!と思われるかもしれませんが、ハナアブは刺してきません。
でもまあ、飛んでる姿だけだとハチと見分けるのは難しいんですが。
しかもハチと同じように花に集まってくるので尚更です。
写真でも見分けがつかない方のために、見分け方を伝授しておきます。
ハチと比較して、ハエやアブの仲間は目がデカいです。あと触覚が短い。トンボの顔とかに近いですね。個人的に気味が悪いと感じます。
細かく見るのなら、翅の数も違います。アブは左右で2枚、ハチは2対4枚。
顔が分かりやすいようにもう一枚写真を載せておきます。
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種名:クワハムシ
分類: コウチュウ目ハムシ科
体長:5〜7mm
時期:4〜7月
成虫はクワ類やカジノキ、ヤマナラシなどの葉を食べます。綺麗。
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種名:シオヤトンボ
分類: トンボ目トンボ科
体長:37〜48mm
時期:4〜7月
シオカラトンボではありません。「シオヤ」トンボです。青いトンボは全部シオカラトンボだと思っていた方も多いのではないでしょうか。
常識を疑え。
シオカラトンボとの見分け方は、シオヤトンボの方が小さく、腹部が平べったく、腹部の先端はシオカラトンボと比べて黒いところが少ない(もしくは無い)です。また、翅先の縁紋がシオヤが黄色や褐色などの明るめの色、シオカラが暗褐色や黒など黒っぽい色をしています。(他にも目の色や翅の付け根などでも見分けられます)
この写真はシオヤトンボのオスですが、成熟しきってませんね。シオカラトンボ系のオスは、羽化後しばらくはメスと同じような見た目(ムギワラトンボ)をしていて、徐々に青く成熟していきます。
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種名:サビキコリ
分類: コウチュウ目コメツキムシ科
体長:12〜16mm
時期:5〜8月
林縁の樹上や葉の上などで見られます。樹液にも集まるらしいです。
コメツキムシといえば、ひっくり返すとポーンと跳ねますが、コイツで試してみたところ全く跳ねてくれませんでした。
過去にも何度かサビキコリをひっくり返したことはあるのですが、その時も跳ねなかった気がします。種類によって跳ねやすさが違うのでしょうか?
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種名:オオムツボシタマムシ
分類: コウチュウ目タマムシ科
体長:14〜20mm
時期:5〜9月
この種類は生まれて初めて見たのですが、見つけた時はめちゃめちゃテンション上がりました。なんかレアっぽいので。
実際、奈良県では希少種。お隣の京都府では要注目種(元絶滅寸前種)で、極めて採集がしづらいとのこと。里山きゃんぱすのある場所は県境ですし、結構大きい発見なのかも?
きちんと同定できていれば良いのですが…
オオムツボシタマムシは他のムツボシタマムシの仲間と比べ、明らかに大きいらしいので合っていると思います。
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【同定できなかった昆虫】
ベニボタルの仲間
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【これまでに見つけた昆虫】
合計・・・45種