岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

5月6日の活動報告~古田、池田の播種、荒地の荒おこし

3回生の内藤です。本日5月6日は雲一つ無い晴天に恵まれました。
今日はゼミ関係者以外にも、お子さん連れのご家族2組と、岸さんが担当されている講義の時間に里山のことを聞いて興味を持ってくださった方2名が活動に参加してくださいました。里山保全の実践経済学の開講日だったこともあり、現地はにぎやかでした。

今日は春野菜料理を計画しており、午前中はその準備に追われました。筍や山菜などの材料を調達したり、お箸や食器を作ったり、それぞれが自分の作業に真剣に取り組んでいました。私も釜を使ったお米の炊き方を教えていただいたり、子供たちと一緒に山菜を採りに行ったりしました。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828142554.jpg
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828142558.jpg
今日は活動に参加している人数が多く、お箸と食器作りは大変そうでした。

昼食は黒米入りのご飯と煮物と筍汁と天ぷらです。どの料理もとてもおいしかったです。子供たちと一緒に採ったワラビやセリ、レンゲもおいしい天ぷらに仕上がりました。ただ、おかずが豊富にありすぎて全員で食べても食べきれませんでした。料理に用いた具材は現地にあるものばかりなのに、食べきれないほどたくさんのおかずが出来るなんてすごいと思います。里山には有用な資源がたくさんあるのだということを改めて認識しました。食べきれなかった天ぷらは活動終わりに皆で分けて持ち帰りました。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828142604.jpg
SAの長谷川さんが味付けしたご飯、とてもおいしかったです。

昼食後の午後の活動は播種から始まりました。播種は古田と池田で行いました。古田には黒米を、池田にはヒノヒカリを播きました。この作業には子供たちも参加し、楽しそうでした。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828142539.jpg
古田の播種です。
池田の播種では短冊は作らず、歩行用の通路を作ってそれを使って播きました。

荒地の荒起しも行いました。枝豆を植える用地を確保するためです。備中ぐわを使い、どんどん起こしていきます。生えているススキは地中にしっかりと根を張っており、掘り起こすのにはかなりの力を必要としました。私もこの作業は体験しましたが、見た目以上に力を必要とする大変な作業でした。
イメージ 1

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828142543.jpg

西畑の一区画に植えているサツマイモの種イモを、前田・古田の間にある小さなスペースに3つ移動させました。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828142549.jpg
種イモの上からワラをかけて、水をかけています。この後シートを張り、泥で隙間を埋め尽くしました。

各地でそれぞれの作業が行われている中、子供たちは広場でヨモギを練りこんだ団子を作っていました。手でこねた団子は湯面に浮かび上がってくるまで茹でる必要があり、子供たちは団子が浮かび上がってくるのを待ち遠しそうにしていました。
イメージ 2

団子が出来上がると、有山さんが用意してくださったあんをたっぷりつけておいしそうに食べていました。団子作りの他にも、子供たちは竹を運ぶ作業も手伝ってくれました。

旺盛な好奇心を持ち、自分が今まで体験したことのない作業にも自ら興味を持って楽しみながら取り組んでくれる子供たちの姿には、私も学ぶことがあるのではないかと感じさせられました。子供の頃に持っている感覚を成長してなくしてしまった人にクリエイティブな発想はできない、と有山さんが仰っていましたが、本当にその通りだと思います。自ら興味を持って積極的に試してみる、これが何かを創造する上で必要不可欠なのだと思います。

ブログで活動報告をするのは初めてで、読みにくいところもあると思いますが、以上で報告を終了とさせていただきたいと思います。