岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

2024年5月5日 種籾播きイベント

皆さんこんにちは、岸ゼミ4回生の笹本です。

 

今回のブログはひとつ前の続編です。

(いや、ブログのすべてがつながっているとも言えるから、

続編というものでは表せないものなのか?)

スターウォーズのように1~6+2とまではいきませんが、

イベントの前日にどんな準備をしていたのか、

裏側までばっちり公開しているので、そのプロセスをおってみると

面白いかもしれません。

 

では活動方向です。

 

参加者

笹本 吹戸 松浦 祇園 横井 上杉 赤松

+・有山さん

 ・尾山さん

 ・フ―チンさん(岸さんのお知り合いで遊びの達人)

 ・明石さん(岸ゼミOB)

 ・長澤さん(同志社大学経済学部の先生)

 ・同志社大学の学生(エコワク生)

 →ここを軽く説明します。

 (同志社大学経済学部では岸さんが開講している授業があります。

 「エコノミクス・ワークショップ・プライマリ(里山保全の実践経済学)」

があり、それを受講している学生たちが学びの一環として里山きゃんぱすに

各イベントごとに参加をします。

 https://syllabus.doshisha.ac.jp/html/2024/0403/10403323122.html

 →岸さんの授業のシラバスです

 この名前を省略して、自分たちはこの授業の一環で参加する学生たちを

 「エコワク生」と呼んでいます。)

 

 

活動内容(イベントスケジュールに沿って)

・野草観察

・天ぷらづくり

・種籾播き

・+池田開墾

 

5月5日は天気も快晴で絶好のイベント日和となりました。

ゼミ生は9時30分から準備を始めます。

テントの設営や種籾を播くためのトレーの準備、

食器作りのための竹の配置など、イベント前に準備することも

少なからずあるのです。

 

イベントはいつも通り10時30分から始まります。

岸さんの授業をとっている同志社大学の学生やご家族も集まり始め、

10時40分ごろ開会式を行いました。

自分の挨拶と岸さん、有山さんからの挨拶を終えた後、野草観察へと向かいます。

(どんな野草が取れたのか、昼食のところで記入します。)

 

以下の写真は実際に野草をとっている様子です。

→西畑で採集中の様子

 

(1人だけカメラ目線の人がおるぞ。)

→こちらは古畑です。

→実際の古田での採集の様子。

 

広田横でのスギナを採集している様子。

 

こちらは用水路をこえた場所の広場で野草を採集しています。

こちらは違う角度からの写真です。

結構気温は高かったのですが、こういった自然の中の日陰は心地よい

気温で涼しかったです。

 

といった、採集をしている最中でも料理班は活動をしています。

続々届く野草を洗ったり、かき揚げのための準備をしたりと、

意外と忙しいのです。

かき揚げ準備中の祇園です

→手前に移るのは野草を洗っている上杉です。

 そして奥に写るのが赤松さんです。

 

そして野草をとり終えた後は竹食器で器と箸を作っていきます。

→エコワク生3人です。

 箸と食器を作っている様子が分かりますね。

 竹食器は通常竹の節が両方にくる形で作られます。

 イメージとしては以下みたいな感じです。

 │                 │

 │_________________│

 ↑                 ↑

 節                節

こんな感じ物のを鋸と鉈を使って作ります。

そして箸は竹の繊維にそってある程度の太さで竹を割った後に

小刀で細く、そして丸く形を作っていきます。

 

自分が見ていた感じ、食器を作るよりも小刀で細かい作業をする方が

最初は苦労するようにも思えました。

 

さて、以上のものを作り終えたら、やっと昼食へとたどり着きます。

今回とった野草は全部で13種類+筍で14種類

ハルジオン・タンポポ・オオバコ・カラスノエンドウヨモギ・スギナ・

ユキノシタ・ワラビ・レンゲ・フジ・フキ・タカノツメ・ウド+筍でした。

(この部分のどこが食べられるのかをひとつ前のブログに記入しました。

 良ければ見てください。)

実際に天ぷらを揚げている様子。

 

昼休憩中の参加者の方々です。

暑いですから皆さんテントに集まりますね。

 

昼休憩を終えた後は全員で集合写真を撮ります。

ここで子供たちが大はしゃぎ。

妙にカメラに近づいてきます。

それでもいい写真が取れるのが子供たちの不思議さ。

子供たち、カメラに近すぎて参加者たちが見えていないぞ(笑)

でも皆いい笑顔ですので良しとしましょう!

さあ気を取り直して、集合写真です。

取った写真はどれもいい感じ。

ですので何枚かここにあげておきます。

(このあと撮った写真を分類して、写真用のブログも載せておきましょう。)

もう1枚。

後ろに写っているのは鯉のぼり。

5月5日はこどもの日ということで、有山さんに借りて立てました。

まさに、この写真は子供が主役であることを物語っているともいえるでしょう。

 

写真を撮り終えた後はこのイベントの一番大事な作業へと移ります。

ズバリ、「種籾まき」です。

これをしないことにはイベントは終えられないし、稲作も始まりません。

これは2つの班に分かれて行いました。

一つが古田で苗代に種籾を播く班。

もう一つがプレートの上に種籾をまく班です。

こちらは古田で岸さんに種籾播きについての説明を岸さんに説明を受けている

様子です。この後実際に以下の写真のようにして播きました。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、手前の苗代に写る小さい粒上のものが

種籾です。

(追記:今回古田に播いた種籾は古代米の一種で黒米の「朝紫」をまきました。

    古代米うるち米(いつも食べている白米のこと)ではなく、もち米

    の一種です。昨年は広田にうるち米。そのほかの田んぼに緑米

    播きました。

    今回、緑米は木下田に播く予定です。)

播き方はまずはまばらに、そしてその後に隙間が空いている場所に種もみを

播いて密度を均等にしていきます。

 

もう一つの班はこんな感じです。

大人の参加者の皆さんに手伝っていただきました。ありがとうございます。

ここに写っているプレートを池田の開墾した場所に移して疑似苗代のように

して苗を育てていきます。

 

これでひとまずはイベントで行う作業は終えました。

そこで仮のイベント終了にして15時ごろまで自由時間とすることにしました。

ゼミ生は片付けをしたり、子供たちと遊んだりと分担していました。

余った人手の自分と吹戸は池田の開墾へと乗り出しました。

もともとは開墾する予定がなかった池田です。

この場所を見てずーっと自分が思っていたことがあったのです。

それは「ちょうどいい」ということ。

何がちょうどいいのかといえば、面積と人手がマッチしているということ。

現状ゼミ生は自分たち4回生しかいませんので、人手不足はしょうがない。

広田は大きすぎて、開墾が間に合わない。

かといって何も手を加えずに田んぼに種もみをまくのはもったいない。

で、目を付けたのがこの場所です。

この面積ならば、ヨシの地下茎を荒おこし、代掻きまでもっていくのに

人手がいる今日この日ならば進むだろうとあたりをつけていました。

 

最初は自分と吹戸で作業をしていて、途中祇園が参加、

そこにエコワク生の2人が参加してくれました。

いやあ、本当にありがたい。

作業自体は結構進み最終的には終わったとまではいかないものの

あとちょっとで開墾は終了というところまで行きました。

色が茶色くなっているところがイベント当日に開墾した面積です。

まさに「The田んぼ」と言えるような泥んこ状態にまで持っていけました。

 

15時ぐらいになり、最後は流れ解散というなり、

参加者の皆さんはゆったりとお帰りになられました。

 

といった感じで5月5日の種籾播きイベントの流れを順に追っていきました。

参加者の方々はけがのなく、無事に終えられたことにひとまず安心。

イベントの運営にはたくさんの課題は残りましたが、自分たちも楽しめた

イベントとなりました。

6月には田植えイベントが控えておりますので、そこに向けての

準備もどんどん進めていきたいと思います。

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

次回のイベントも来てくださることをお待ちしております。

 

以上で活動報告を終えます。

最後までありがとうございました。

 

おまけ

イベント終了後、残った子供たちと遊ぶゼミ生。

今ではほとんど見なくなったベーゴマで遊んでいます。