岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

ベトナム研修2009(2日目・24日)

〈2日目スケジュール〉
バイチャイへ→ハロン湾クルーズ→夜店見学

朝食はホテルのバイキング。
ベトナム料理で最もポピュラーなフォーをいただきました(田崎試食中↓)
麺は米麺で牛肉、香菜が入っています。そこにカボスを搾る。
しかし香菜の独特の風味が皆の舌にはあまり合わないようでした。
香菜はほとんど料理に使われているみたいです。
植民地時代の名残!?フランスパンもありました。
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ホテルベランダから見た市街。
朝の通勤ラッシュ時で車、バイクの交通量が多い。
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朝食後、トゥイ教授の弟ヒューイさんと初対面。
ヒューイさんが一日僕たちの先導役になってくださいます。
早速ヒューイさんとマイクロバスに乗りバイチャイへ。
バス運転手もトゥイさん(教授とたまたま同姓)で屈強なおじさまでした。

写真↓はハノイ市街地を抜けたところから市内の方を撮ったもの。
高層ビルがぽつぽつ建っているのが分かります。
経済発展するにつれますますその数は増えるのでしょう。
赤茶色の大きな川はホン河(紅河)。
それから手前の二人はバイクの二人乗りです。
バイクの二人または三人乗りは常識のようです。
排ガスやホコリがひどいようで、マスクや手ぬぐいで口鼻を覆った人が多く見られました。
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バイクの交通マナーはやはり悪く無茶な割り込みが多いです。
ひっきりなしにクラクションが鳴っています。
ラクションは自分の存在を知らせる意味合いが大きいみたいです。
また近年ヘルメットの着用が義務付けら、そこはしっかり守っている人がほとんどのよう。
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走っている国道1号線(これも日本のODAで造られる)のわきにはずっと田畑が広がっています。
向こうまでずっと続く青い田んぼは見事で美しい。
昔ながらの方法で水牛を使って耕している人もちらほら見られました。
ベトナムでは米の二期作が一般的で、南部では三期作も行えるそうです。
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途中、休憩で立ち寄った店では店員さんが日本語で話しかけてきました。
周りを見れば日本人ばかりで日本語もあり、どうやら外人向けのお店のようです。
経済発展とともに観光業も重要分野となりつつあるのでしょう。
でも「自然の親善的な製品」って???
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真中の女性店員さんは民族衣装のアオザイを着ています。
学校の制服となっているところもあるようですが、町中で着ている人はほとんどいませんでした。
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道中で学校の前を通り過ぎました。
独りで帰っている子もいますが、どうやら親がバイク・自転車で送り迎えするのが多いみたいです。
ベトナムは人口増加により小学校が足りなくなってきていて、
午前と午後の二部制をとっているのがほとんどだそうです。
この子たちはおそらく午前の部なのでしょう。
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バイチャイへ近づくにつれ海も現れ、中国の桂林のような奇形岩が遠くに見られました。
湾内ではエビの養殖場があり、また経済発展には事欠かせない列車も走っていました。

バスに揺られること2時間半。バイチャイに着きました。
ハロン湾とはこのバイチャイとホンガイという二つの町を合わせたエリアのことを言います。
そしてバイチャイのHOA CUONGというホテルでチェックインしました。
シャワーのお湯が突如冷水になるという欠陥はありましたが、なかなかきれいで良いホテルと思います。

写真はホテルでの昼食風景です。
ここもまた香菜独特の風味が効いて、食べきれないほど次から次へと料理が運ばれます。
個人的に揚げ春巻きが好物でした。
ちなみに立っている方がヒューイさん。
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昼食後は世界自然遺産ハロン湾クルージングの船乗り場へ。
コースは数パターンあるようで、僕たちはダウゴー島ティエンクン洞を見学するポピュラーなコースです。
ちなみにハロンのハは降りる、ロンは龍を意味しています。
その昔外敵の侵入が多かったこの地に龍の親子が降り立ち、敵を蹴散らし宝玉を吹きだしたそうです。
それが奇岩となって外敵の侵入を防いだ、という伝説が残っているのです。
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海面に何十隻ものクルージング船が浮かぶ姿は壮大。いざ乗船、出発!
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もちろん船はエンジンで動くのですが、とてもゆっくり、のろのろ進みます。
二階デッキからの眺めは良く、海風が心地よい。
波も穏やかで少しまどろんでしまいそうになります。
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船に揺られること約40分、ダウゴー島に着きました。
ダウゴー島のティエンクン洞は天宮という意味があります。
鍾乳洞内は高さが約20mあり、涼しいのかと思ったら逆にムシムシとします。
地面は濡れていてツルツルと滑りやすい。
そして周りは観光客だらけでした。
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鍾乳洞はカラフルにライトアップされていました。
個人的な感想ですが、あまり趣味がよろしくないような…単色にした方がきれいかと。
そして鍾乳洞の様々な形が龍、獅子、鷲などに例えられていました。
ちなみにかつて中国との戦争時にはこの洞内に武器を隠したそうです。
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洞内には至る所に落書きありました。
写真↓は人の背丈以上ある日本人の落書きです。
よく見ると大正十一年六月十六日とあります。びっくりです!
「三か丸」や「御月丸」というのは船の名前でしょうか。
近年でも日本人観光客が文化遺産に落書きするのが報道されていましたが、
いつの時代も人のやることはそんなに変わらないのでしょうか。
世界自然遺産ですので皆さんは真似しないように。。
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ダウゴー島の岸壁には世界遺産のエンブレムが掲げられています。
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鍾乳洞見学後、再び乗船し奇岩の間を縫うようにクルージングしました。
左右にそそり立つ岩々はまさに雄大、壮大。
海の桂林と呼ばれているのがよくわかります。
これら奇岩は石灰岩の台地が浸食によって形成されたのですが、
この石灰岩の台地は北は中国桂林から続いているそうです。
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個性的な岩は色々なものに例えられていました。
写真↓中央の岩は犬だそうです。柴犬のよう。
他に猫や闘鶏というものもありました。
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また途中、水上生活を営んでいる村を通り過ぎました。
村の人々は養殖や魚・果物を観光客に売って生計を立てています。
水上レストランもあり、新鮮な魚介類を使った料理が食べられるそうです。
そしてなんと子供たちのための水上学校もあって、生活環境はある程度整っているようでした。
湾内が奇岩に囲まれ波が穏やかだからこそ生活できるのでしょう。
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帰りの船は行きよりもっとゆっくりと進みました。
時がゆっくり進むようで穏やかな気分になります。
夕暮れ時、皆甲板に上がり思い思いにたそがれているようでした。
しかしあまりにも船のスピードが遅くて何隻も抜かれているので
船代は時間給か?と疑ってしまいました(笑)
でも調べるとあながちそれも間違いではなかったようで…
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