岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

2024年 苗代づくり 畑手入れ 諸々

皆さんこんにちは。岸ゼミ4回生の笹本です。

 

大学も第2週目に入りました。

(←だからどーしたっていうんだ。)

(→授業が3回生と比べると少なくなって時間に余裕ができてしまったのよ。

  単位も十分にとってしまったからね。2週目に入っても、授業のコマが

  増えるわけじゃないからなあ。)

(←あらそうかい。

  でも授業にほとんど出席していなかったような輩が「時間に余裕ができた」

  なんて言っても聞き流されるがオチじゃないか?)

(→いやいや、精神的なゆとりが生じたということサ。

  授業があってそれを休むのと、授業が無くて休むのでは気の持ちようが

  変わってくるんだよ。いわば、圧迫感がないといったような感じだネ。)

(←でもそんなこと言ったって、どっちの時間でも家で本を読んでいるのが

  オチじゃないか。)

(→まあ、そうなんだけど。

  本も好きだけど、自分は結構学校のセンセーと話するのもおもしろいと

  おもうけどね。)

(←まあ、それはそれで、いいとして。

  あんたはこの話をどこまで広げるつもりなのさ?)

(→ここまま続けると活動報告ができなくなってしまうからなあ。

  ひとまずここまでにしておきますか。

  では失敬ごめん。)

 

別にこれといったことを書きたいわけではなく、

ただ、ちょっと文体を変えて遊んでみたかっただけです。

 

では、本題へ移ります。

今回の活動報告です。

 

参加者

4回生:笹本 吹戸 松浦

+岸ゼミOBの明石さんと同僚の方

 

活動内容

・苗代づくり

・畑手入れ(西畑、木下田南畑)

・その他諸々。

今回は前回に引き続き、苗代づくりを行いました。

作業段階としては先週のブログに書いたところの「2」の段階に

あたります。

1:土をどろどろにする

2:土を畝のようにして苗代の形を作る(←イマここ)

3:微調整

 

実際の作業の様子は以下のような感じです。

まずは苗代をどれくらいの大きさでつくるのかをチェック。

大体幅(東西方向)1.2m、長さ(南北方向)6m弱と決まりました。

そこで形が見やすいように四方に杭(枝とか細い竹)をうち、その周囲に

ひもを張って原型を見やすいようにします。

そして、その周囲に溝を少しだけ掘って、そこで出た土を苗代を作る

場所の上にのせます。

(上の写真はその時の写真です。)

これ見にくいかもしれませんが、左右に二つでこぼこしたものがありますね。

はい、そうです。

今回は二つ苗代を作りました。

こんなふうにして、苗代の周囲の高さを低くする、あるいは、苗代の高さを

高くする工程を行いました。

 

苗代が二つってどうなの?と思われたそこのあなた。

いい質問です。(多分)

苗代の大きさ、本数は作付面積に依存するといってもいいのです。

もちろん、その苗代の長さをどれくらいにするのかで本数も変動しますが、

自分がどれくらいの稲を育てたいか、そのためにはそれくらいの種籾が

必要になるのかでその大きさ等が決まります。

 

たとえば、昨年度は緑米の種籾を3㎏使おうと考えました。

(→これは古田、奥田、木下田の全面に田植えができる量です。)

下の写真は昨年度の苗代の様子です。

苗代は4つ、幅、長さ共に自分たちが作ったものよりも大きいことが

見て取れますね。

 

つまりは、「苗代を二つ作った」ということは例年に比べれば少ないと言えるのです。

これには年度ごとの人手と時間が関係してきますので、

(しょうがないことといえばそうなってしまいますが…。

 定期的に活動に参加する人たちがゼミ生だけであるという状況をいかに改善

 するかが課題となってくるかもしれません。)

 

話がそれました。

この後に、苗代の整地を行いました。

こんなふうにして、表面をぺたぺた鍬やレーキで整えることで、形が

整ってきます。

このあと奥の苗代にも手を加えて、ひとまずは昼までに

今回の苗代づくり準備で取り組みべき所までは終えることができました。

 

また、脱線。

この苗代づくりをしている際に途中から小雨が降ってきました。

この雨はまさに「しとしと」「さあさあ」と降る様子。

まさに春の雨、春雨(はるさめ)だなあと感じます。

この春雨だけでも高浜虚子とか蕪村、高村光太郎が句を詠んでいる。

また、雨が降り始めるとカエルの鳴き声が里山に響き渡るのです。

日本的な情緒を感じさせる一幕でした。

 

さて、話しはまた戻って。

今回、岸ゼミOBの明石さんがいらっしゃいました。

筍シーズンになり、掘りに来たとのことです。

ちょうど岸さんから「OBの明石さんがこの季節になると里山にやってくる。

最近はコロナでこれなくなってしまったけど、どうしてるかなあ。」と

話が出たところだったのです。

まさに「噂をすれば、なんとやら」。

たくさんの筍がとれたらしく、吹戸がいくつかもらいました。

 

さて、昼を過ぎて、作業を再開した矢先にイベントが発生。

久しぶりのマムシです。

たずさんが管理をしている畑で草刈りをしている真っ最中に見つけたそうです。

もうマムシも出るシーズン。

草むらに手を突っ込むときなどは気をつけねば。

 

作業自体は二つの班(というほど人数はいないが)に分かれて活動をしました。

一つは前回植えたジャガイモの管理。

もう一つは西畑の草刈りです。

 

ジャガイモもすくすく成長中。

その周りにある草を刈って、成長を阻害しないようにしました。

結構な量のジャガイモを植えましたからね。

これが収穫できた時にはどれくらいの量になるのやら。

 

もう一班は西畑へと向かいます。

西畑には小麦のほかに、タマネギが植えてあります。

その周りにカラスノエンドウやスギナが生えていて、

タマネギに注がれる日光を遮っている。

ということで、こちらもおなじように草刈りです。

中央を通っている畝の真ん中あたりに草が生えています。

これをビフォーだと考えてください。

その周囲の草を刈って、手前と奥のように仕上げました。

この場所で刈った草だけでもこんだけの量です。

結構地力があるということなのでしょうか?

 

ということで、本日やるべき作業は区切りがつきました。

この後は雨ですので、のんびりゆっくりしていてもいい時間でしたが、

以前から気になっていたことを自分は行いました。

それは薪棚の整理です。

自分がドカドカ薪を割ったはいいものの、棚にのせるときに結構デタラメに

薪をのせてしまいがちでした。

そこで改めて、薪を外から見ても秩序だっているような状態に仕上げ直しました。

自分が手を入れたのは写真に写っている棚の下段です。

ビフォーは上段のような感じです。

そんなに変わっていないようにも見えますが、正面だけでなく、奥も

薪の配置に手を加えました。

薪はそう簡単には崩れないようなぎゅうぎゅうのパンパン状です。

でも、ただ単に薪を詰めればいいってものでもなし。

横から見ると「V字」のように重みがかかるようにすると

薪が崩れにくくなるのです。

 

(薪棚を横から見たときのイメージ)

薪      (薪)  重み (薪)         薪

棚      \       ↓       /          棚

正        \  ↓  /          奥

面     →薪の向き    \/  薪の向き←       側

――――――――――――――――――地面

薪を積むにもそこには意識すると何かが変わるものが

潜んでいるとも言えますね。

 

というわけで活動報告をこれで終えます。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

 

おまけ

明石さんにいただいた筍。

これは皮がはがされた状態です。

皮がある状態で筍を見ると、

「うわあ、結構大きなものが取れた。たくさんたべられそうだなあ。」

と考えるのですが、実際に食べられる部分は皮を剥ぐ前の状態と比べると

「え、これだけ?」となりがち。

筍も貴重な食べ物なのです。