岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

11月6日活動記録

こんにちは!

岸ゼミナール2回生の坂梨と申します。よろしくお願いします!


一雨ごとに寒さが増してく今日この頃。里山も同様に寒くなってまいりました。この寒さのせいか、体調を崩す方をよく見かけます。しっかり体を温めて体調管理をしたいものです。

それでは、活動報告に移りたいと思います。

本日の参加者は…
4回生 小林さん、森下さん、釜谷さん、和田さん
3回生 中山航さん、村方さん、三好さん、西村さん
2回生 坂梨、西村(晃)、服部、小島、佐藤
実践経済生の方々です。



里山に着くと、まずイノシシがあちこちを掘り起こした跡を発見。風の噂でイノシシが出るとは聞いていましたが、その被害を目の当たりにするとは…
冬に備えて食べ物を探しに来ていたのでしょうか?

先週は烏骨鶏がやられているので害獣対策の必要性を改めて認識しまさした。



活動といたしましては、先週に引き続き脱穀を行いました。

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昔ながらの足踏み脱穀機は歴史の教科書に出てきそうですね。

踏むタイミングを間違えると、逆回転してしまいます。これが少し難しい。

実践経済学の方々も最初は苦戦しつつもだんだんと慣れていきました。
慣れてくるとギュンギュンと回しながらサクサク脱穀が進みます。しかし、片足で体を支えつつ、脱穀機を踏み込むためか足腰にきました。いかに自分たちが運動不足なのかを実践経済学の皆さんと認識し合いました。

交代しながら脱穀を進めている横で、お米をふるいにかけました。

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これはお米と藁を分けるためです。脱穀機にかけても、お米と一緒に藁が入るからそれを取り除きます。

今まで見たことの無い大きさのふるいに、2回生と実践経済学の方は驚いていました。
そんな大きなふるいを2人がかりでふるい、それでも落ちた小さい藁を手で取りました。細かい作業を真剣に行っていました。

脱穀機を回すのが肉体的、お米のふるい・藁取りは精神的に疲れたと皆口々に言っていました。
しかし、この様な作業を経て我々の元にお米が届いていると考えると、食への感謝は深まるばかりです。
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皆さんの頑張りのおかげでたくさんの黒米の脱穀が無事に終わりました。



今回脱穀した黒米の藁は、白米のものより粘り気が強いらしく加工にも適しているそうです。草鞋などをぜひ作ってみたいものです!





他の班ではトイレ掃除やアンケート調査、にんにくの周りの雑草をぬいたり、藁を敷いたりしました。
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トイレ掃除班は、たくさん溜まってた物を肥料にするため土に埋め多そうです。掃除後、食欲を無くしてしまいお昼を摂らない人もいました。本当にお疲れ様でした。



アンケート調査班は、ずっと地域を歩き回りいろんな方々にアンケートの依頼を行ったそうです。アンケート回答だけでなく、里山きゃんぱす周辺の昔の状況など、様々なお話を聞かせていただけたそうです。
ご協力いただいた皆様本当にありがとうございました。この場を借り、御礼申しあげます。



草刈り班は、ごぼうの間引きやにんにく周辺の草刈りを行ったそうです。こういった手入れが美味しい作物に繋がるんですね!
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皆さん黙々とされていたのが印象に残りました。







本日の収穫物は、
ナス、間引きしたごぼう、岸さんの畑の小豆。
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ごぼうは元々短めの品種だとか…
育てる土地に適した品種を選ぶ、という事が大切なのだと実感しました。

このごぼうアク取りを怠ると、もの凄く苦いそうです。





活動とは関係ありませんが、里山にハンモックが来ました。ハンモックが趣味の2回生服部くんにより設置されました。お昼休憩などにいかがでしょうか?
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活動中の使用はさすがにやめましょう!





最後に、個人的な話です。

前々回のブログで紹介されていた、有賀くん自作の弓が良くできていて感動しました。
弓道経験者としての血が疼きます笑。

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現在、グラスファイバーやカーボンファイバーなど様々な弓の種類が存在しますが、その中でも竹弓は一張10万円前後する高級品なんです。

里山に生えている竹も、もしかしたら利用できるかもしれません。

また、今回脱穀時に大量の藁を運びましたが、この藁も弓道には欠かせない道具の1つになるんです。

まき藁と言って、稽古用の的として使われています。

この様に里山弓道、意外な接点を見つけ、新たな里山の可能性を見出せた気がしました。

里山での活動がますます楽しみになりますね!





以上をもって里山活動の報告とさせていただきます。
拙い文ではありますが読んでいただきありがとうございました!

ダスヴィダーニャ!