岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

11月12日の活動報告~☆麦蒔き☆の秋~

中山です。

「麦蒔き」といいながら、圃場は相変わらず草まみれ。
土起こして、畝立てて、そこからやらねばなりません。
土起こしてからしばらくの間おいておいて、
土休ませてやるほうがいいであろうことは知っていましたが、
25日からの、EVEでの活動発表を考えると、
そこまで慎重にはできません…。汗
(これまでに、ちゃんと段取り組んでやってくればよかったんですけどね。
 みんななかなか忙しくて…)

そこでまず、僕らがやらねばならぬことは、
↓耕す。畝立てる。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828132319.jpg
↓午前中までの到達点。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828132332.jpg
↑去年筋蒔きした畑は、一応形になりました。

午前中は、有山さんがお顔をお見せくださいました。
実際Away組の僕らにとって、Homeの方にお会いできるのは
すごく安心感が持てます。

さて昼飯時です。「腹が減っては、やっぱり戦はできんなあ」>室さん
恒例の、参加者ぁ〰チェッック♪。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828132336.jpg
岸4:SA細井 (ちょっと寂しかったよなあ。>こまかいさん)
岸3:福井@☆の秋、細澤、太宰
里山保全の3回吉江
和3:山田、清水
そして、今日のキーマン。パトリシアつながりの、室さん。
(↑またきてくださいね!ざっくばらんに、遊びに。)

はい、午後の作業再開。
↓山田・清水両氏に、早速麦蒔きをお願いしながら、
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828132340.jpg
今年は、株間「20センチ」なんて西洋かぶれせず、「七寸」でいきました。

たくましき男性陣は、去年バラ撒きしたところ、
収穫にえらく手間取り、結局うまく取れなかったので、
今年は意地でも「スジ蒔き」する準備です。

細澤と、畑に置いていた脱穀機・唐箕を、
脱穀作業予定の再生水田横のはざ近くに移動した後、

(植西さん、僕らの知らぬ間に、キッチリと、
 脱穀時につぶれた足踏み式脱穀機の足踏みステップ、
 きれいに直してくれてはることに気づきました。
 本当にありがとうございました。)

そこでやるべき作業は、やっぱり
↓耕す
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828132345.jpg
↓耕す
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828132349.jpg
↓太宰は
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828132353.jpg
↓耕す。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828132401.jpg

14時ころ、入試を終えた岸さんがお見えになりました。
昨年とれたタネ麦の選別作業を、自然風唐箕でされてました!
この作業で、種蒔き作業の効率は、当然「逓増」、基、「激増」します。

地主の尾山さんは、15時頃、
岸さんがご準備された「わら切り(ギロチン)」の、
バージョンアップのために、
高級な板をご用意いただいてお越しいただき、
ご自身で製作いただきました。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828132405.jpg
↑「差し金」(わかりますか?)
使い方教えてもらわないかんなあ。

岸さんのご発案から生まれ、地主様の「息」が入った、
由緒正しき、「ギロチン(藁きり)」ができました!

16時頃、ご自身の畑でお仕事されていた、植西さんが
様子を見にお越しくださいました。
午後耕した畑の一部は、初夏の福井・細澤の作業まで笹まみれだったので、
根の張りが、『いかつい』。
見かねた植西さん、自ら鍬を持たれ、
笹の根取りをしてくださいました。
(さすが、プロの仕事は…。「なんでこんなに違うんでしょう?」(太宰))

なんと尾山さん、自らご所有の、我々にお貸しくださっている
畑に、自ら鍬をお入れに。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828132410.jpg
↑『小作の畑に、地主が自ら鍬を入れる。』
(小作といいながら、十分な年貢も納められてないのに…。)
こんな光景、歴史的に、かつて見られたことがあっただろうか。
中山は、めちゃくちゃ重要な画だと思っています。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828132325.jpg
↑つられた岸さん、ヘルニアをおしてでも鍬をもたずには。
(ほんまに腰つらそうな岸さん。『人間耕運機』は、僕らの仕事ですから☆
 どうぞご無理だけは…)

さて、仕事の進み案配を見ながら、麦蒔き部隊へ移行しつつ。
みんな、鍬仕事してたので、
腰は痛いは、握力はなくなるは、
しかし、へたれることなく最後まで頑張りました。

5時半には真っ暗になる、☆の秋の今日この頃。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/7c/d9/seminor_mkishi/folder/1557586/img_1557586_23272396_11?20061113020701.jpg)
結局、きりのいいところまで、綺麗に作業は終了できませんでした。
しかし、
☆福井☆曰く
「達成感と満足感でいっぱいになった。」
太宰曰く、
「無理して部活休んででも、こっちにきた値打ちがあった。」

みんな同じ気持ちだったでしょう。
中山も、今日は本当に気持ちよかった。

中山は、百姓仕事も学問も、当時者にとっては、根本的に一緒だと思っています。
どうしていいかわからない。でもその中で、出来ることからこつこつやってって、
しゃべるのも億劫なくらい、無心になれるまで集中してやっていったら、
そのうち、うまいテクニックを発見できつつ、面白くなってきて、
区切り目には、絶対ではないけれど、ある程度の結果が出て、
人からも評価してもらえるし、当事者自身も納得できる。

僕は、こういう気持ちを
去年10月に、始めて岸さんに田んぼに誘っていただいて、
地道に去年の麦蒔きをして、大事な気持ちを思い出して、
そういうきもちで黙々努力して、
G先生から修士号をいただくことが出来ました。

今日、活動した面々は、中山が極めて恣意的に感じる
こんな気持ち、きっと体感してもられたことと思います。

恣意性ついでに言わせていただくと、
今日の細澤の仕事は光っていた。
自らの仕事だけでなく、周りを見る目を持っていた。
馬鹿ぶってるけど、本当に頼りになる男です。

作業到達点としては、麦蒔き65%、畝立て95%といったところです。
今日の面子の労働スピードからすれば、
あと3時間で終わります。
来週は、さくっと黒米の脱穀を済まして、
やっとEVE準備にかかれそうですね!!

o(^-^)o ワクワク