岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

3月9日の活動報告~きのこのほだ木作り~

三回生の八木です。
前回の記事からひと月ほど間があきました。

前回までは竹の小屋のようなものを作っていたのですが、今回の活動はキノコがメインです。先日に岸さん、中山さんがほだ木用に細かく切っていてくださいました。ということで、今日はその続きから活動開始です。
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奥の広場で、以前に岸さんが伐り倒した木々(主にコナラ達)をほだ木用に切っていきます。約90センチにの長さに整えます。

使っているのこぎりに割れているものがあります。まあ、完全に割れているのではなく、割れ目が入っている状態ですけど。
替え刃式ののこぎりは歯がよく欠けてしまいます。
しかし、割れているというのはそういうことではないんです。のこぎりを押す時に、力が正しく入らず、グニャリと曲がってしましますが、弾性が耐えきれずに割れてしまった、ということでしょうか。
(でも、割れ目だけってのは不可解です…)


最近、道具を適切に使うことが気になります。のこぎりを使っていたら、割れはしないものの上に述べたように曲がることが何度かありました。
道具も使うほうが注意しなければ、壊れたり、使用者や周りの者が怪我をしたりしてしまいます。
里山で僕たちが使っているものは一つ間違えれば凶器です。


太い木にはチェーンソウを投入
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…でも、やっぱり

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こっちの方がいいということで、結局のこぎり。

しばらくして、
植西さんが軽トラににだいにつんでダイナモを持ってきてくださいました。さすがに結構重いです。トラックで入れるところまで来てくださっていたので運んだ距離は短かったはずなのに、数回の小休止を挟んでようやく奥の広場に運び込みました。
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これが植西さんからお借りしたダイナモダイナモとは発電機のこと。エンジンで発電します。


とりあえず、ここでお昼ごはんを食べました。

午後からの活動は、キノコに菌を木に打ちつける作業です。
ダイナモから得た電力で電動ドリルを動かします。


今回使った電動ドリル。なんでもキノコ種駒の穴あけ専用らしいです。
確かに、アタッチメントがついてて、ドリルの先端がちょっと違うように感じました。
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穴です。…ここに種駒を打ち込見ます。
90センチの木に5~7個の穴の列をずらして配置します。
直径×7個の穴を開けるように、と解説書には書いてありました。

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これが種駒です。拳銃の弾頭のように見えます…これはエノキダケの種駒。

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写真のように、木槌で打ちつけていきます。
打ち付けたキノコの種類はエノキダケ、ナメコ(早生、晩生)、シイタケです。合計で2000本位を打ちつけました。ちゃんと菌が定着してくれればいいですね。

今日の、奥の広場は賑やかでした。
午前はチェーンソウのエンジン音。
午後からは、ダイナモのエンジン音とドリルのモーター音、そして、木槌の音。
化石燃料使うと便利なのは、わかります。しかし、さすがに音はでかいですね…
槌打つ響きってやつですかね、僕は響かせている方がで好きです。
春が近づいてきているようです。里山にはテントウ虫やフキノトウが顔を出してきています。

そろそろ賑やかになってくるでしょうか、ホトトギスの歌声で。