岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

7月6日の活動~草取り、麦の脱穀、選別など

3回の大槻です。7月6日の活動報告をします。
初めに、僕は用事で途中から抜けてしまったので、最後まで活動を見届けていません。
なので、途中からは大中君に書いてもらいます。どうもありがとう。

今日は朝からとても蒸し暑く、来てもゼミ生一人しかおらず、もう帰ってしまいたかったです。
まあそれは半分冗談で半分本気なんですが、いつも以上に気合が必要なのは確かでした。
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子供連れのご家族の方々がいらしており、古田の草取りをしておられました。
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子供たちはほんま元気でした。この暑さを感じてるにかどうか疑問なくらい、元気でした。
草1つ抜くたびに感動してました。それを、いちいちお母さんに自慢する姿が微笑ましかったです。
僕はといえば、風呂みたいになった田んぼ(36,7度はありそう)で、黙々と無言で作業を
進めてました。はよ誰か来てくれよ! って思いながら。


昼からは中山さんや4回生の方々、渡辺さんががきてくれました。よかった。
早速、麦の脱穀、選別をするので、倉庫から足ふみ脱穀機と唐箕をだしました。
僕はこれらの農具は日本史の教科書や博物館でしか見たことなかったので、少し感動してしまいました。いや~動くってほんますごいね!

子供たちに脱穀作業をやってもらいました。下部にある取っ手みたいなところを踏むと、
前方にあるドラムみたいな筒が回り始めます。筒には針金の輪っかみたいなものが
突き出ており、そこに筒を回しながら、麦を当てていきます。そうすると、麦の穂の
部分だけがきれいにパラパラと取れていくんです。
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次は選別作業です。これは脱穀機で取れた籾のうち、籾殻やごみなどを除去できる農具です。
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手前の取ってをまわすと、唐の中で板が回り風をおこします。上の口から先ほど脱穀機で
とった籾を入れると、軽い籾殻やゴミは手前の大きな口から落ちていき、重い籾は下の
2つの口から落ちていきます。手前の口からは小さい籾が、奥の口からは大きめの籾が出て
きます。ほんまよく出来てるんです!

ここからは大中君よろしく!

後半部分は前日に引き続き3回生の大中が報告させていただきます。

小麦脱穀のあとは、大麦の脱穀の準備をしました。
小麦の場合は、脱穀機を使用しましたが、大麦は穂先に火をつけることによって大麦の実の部分のみが
パタパタと下に落ち、それ以外のわらの部分はそのまま燃えていくという植物のある意味特性を活かした方法で選別作業を行いました。
さすがに火がついているのでかなり熱く、油断していて実も燃えてしまったかなと思っても自然の力は偉大なものでしっかり実は生き残っていました。本当に有難いです。
その様子がこちらです。
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この方法でできるのは、まだ殻と実がくっついた状態での選別なので、網目の異なるざるを使って米を研ぐ感覚で実と殻を分けていきました。この方法はかなり効果的だったと自分自身では感じています。
しかし、脱穀機はある程度まで一回の作業で2種類の選別をすることができるのでどちらがいいのか一長一短な感じもします。

小麦・大麦の脱穀が終了してからは、中田の除草機かけと東畑の田んぼ戻し計画の続きを二班に分かれて
行いました。

中田の除草機かけの様子です。
冨田先輩と渡邊さんがかなり長時間丁寧に何度も縦横に除草機をかけてくださいました。
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東畑の田んぼ化計画の進行度合いを報告します。
①まずポンプを使って水位の高い奥田から東畑に水を入れる作業です。
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②ある程度まで水が溜まってくると、東畑に使う苗を育てるために手前に苗代の短冊を作ります。
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③夜も遅くなり、いざどの種類の米の苗を育てるのか確認中です。
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④光がないので、少し感覚に頼って種籾を播きました。
 TA中山さんが種籾を播く様子です。
 まるでうまく育っていくように魔法を使っているような写真が取れました。「Nyap!!」
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夏の里山は、昼はかなり暑くて体力を消耗しますが、日が暮れてからは蛍が姿を見せてくれ何か涼しげで
気持ちよかったです。
今回の活動は、長時間に及び内容の濃いものとなりました。
次回も活動内容は盛り沢山なのでがんばっていきましょう。

以上で報告を終了させていただきます。