榊原です。9月8日のブログを担当させて頂きます。更新遅くなってすいません。
粗壁用の土は、前回の活動の時と比べてだいぶ混ざっていました。とはいえまだ完全ではないので、水をかけながらふみふみしてほどよい柔らかさに仕上げていきます。
作業終盤にはここまで混ぜることができました。ほぼ色が均一になりました。
この機械ですね。はじめ僕はこの機械の操作を任されたのですが、エンジンを回すことができなかったため(泣)、おとなしく土踏みに加わりました。決して難しいわけではありません。私がとろいだけです(泣)。で、あとからほかの皆さんが回すのを見ていると、どうやら右手の取手を外そうとする前に左手のレバーを下せばいいみたいですね。小関さん、僕だって今ならできますよ!…多分。しかしどうも僕は機械オンチのきらいがあるようです。生駒でのポンプのエンジンなんかもろくに回せた記憶がないという…
われらが指導教員もズボンをまくって土踏みに参戦!岸さん、やっちゃってください!
機械から出てきた土をさや取り役がすくって、左官屋さんが持っている大きいパレットの役割をする板にテンポよく乗せていきます。乗せるというよりパレットに向かって泥を投げるイメージでしょうか。僕も体験させていただきました。はじめは全然泥が投げられなくて大変でしたが、壁塗りをしていらっしゃる方から「さやの金具の付け根まで泥をつけたら投げられない」というアドバイスを頂いてからは、わりかしうまいこと投げられるようになりました。もちろん初心者にしてはですけど。いや、でももしかして周りの方々のお世辞!?
もちろんこの方も挑戦。うーん、ご自分では体力が衰えたと言っているものの、やはりまだまだ若いですね。はたしてうちの親父がこの作業をできるかどうかといったら…けっこう泥をすくうときに力が要るのです。
そんなこんなで、僕らが失礼させて頂くときには、外壁4面のうち3面が塗り終わっていました。とても重厚な雰囲気です。内壁塗りは外壁が乾いてから、雨があまり降らなければ大体1か月弱ではじめられるそうです。
お昼休憩のときには、たびたびここに顔を出しに来るというおばちゃんから、美山の里山に関するお話を伺うことができました。やはり雑木林というのはここ美山でも少ないそうです。水にせよ食べ物にせよ、日本の根底を支えているのはこの美山のような地域であるとおっしゃっていました。まったく同感です。里山の手入れが行き届いていれば外国から水を輸入したり土砂防止用のダムを建設したりする必要もないと思うのですが…。
かといって美山の人々だけではこの地域の山を管理できないですし…若い人たちはやはり都市へ行きたがるようですね。それにこの地域だけでライフサイクルは成立するかもしれないかもしれないですが、子供たちを大学まで行かせてやろうとすると、どうしてもある程度の現金収入が必要ですし…まず大学の学費が高額というのにも問題はあると思います。
とにかく、美山を訪問すると、帰ってきたときに現代の暮らし方に若干の歪を感じます。この感覚って実はとても大事なんじゃないかなって勝手に思っています。
かといって美山の人々だけではこの地域の山を管理できないですし…若い人たちはやはり都市へ行きたがるようですね。それにこの地域だけでライフサイクルは成立するかもしれないかもしれないですが、子供たちを大学まで行かせてやろうとすると、どうしてもある程度の現金収入が必要ですし…まず大学の学費が高額というのにも問題はあると思います。
とにかく、美山を訪問すると、帰ってきたときに現代の暮らし方に若干の歪を感じます。この感覚って実はとても大事なんじゃないかなって勝手に思っています。
はい、見事にまとまりませんね。
美山のゲストハウス関係者の皆さん、本日はどうもお世話になりました。こんな感じで定期的に美山での活動に参加させて頂けたら僕たち岸ゼミにとってもとても幸せです。さや取りなんかの時でも足を引っ張ったと思うのに、温かく見守ってくださってありがとうございました。
以上、9月8日の活動報告でした!