岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

11月2日の活動報告

こんばんは。榊原です。11月2日のブログを担当させて頂きます。
今回もどうぞ最後までお付き合いください。

ここ最近急に涼しくなってきましたね。朝なんかフツーに寒いです。本日も朝はとても涼しく、半袖Tシャツ+長袖Tシャツ+パーカーで出かけたのですが、その格好でも自転車に乗っているときは肌寒さを覚えました。しかし11時頃から日が照ってくるとけっこうな暑さになるという…。こんな気候ですから、みなさん風邪にはくれぐれもご注意を。
話は変わりますが、そろそろ冬場における究極の催眠兵器、こたつが登場し始める時期ですね。こたつによる電力消費はやむをえないですよね。あのほっこり感…たまりません。ミカン食べたい。もぐって寝たい。地球の人々がみんなこたつを囲んでいるのなら、世界が平和になるのに。…ならないか。


本日の主な活動内容
・きのこ採取
・西畑の整備
・田んぼへの藁撒き
※このほか、収穫祭に向けての不要竹の焼却なども行いました


本日は10:30から活動を開始しました。まずは岸さんからの依頼を受け、きのこのほだ木をチェックしにいくことに。すると、去年作ったほだ木から出てました、いい感じのなめこ。はじめてこのなめこを見た時は、本当にスーパーで売っているものとそっくりで感動しました。というのも、現在僕たちはしいたけのほだ木も保有しているのですが、収穫するのをついつい忘れてしまい、熟れすぎてグロテスクなまでの大きさになることが多々あるのです。それに比べてなめこのかわいいこと。なめこは4、5本くっついたのが6~8株、しいたけは4本ほど収獲できました。
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しかし、なめこのほだ木奥の雑木林頂上にて、熟れすぎしいたけを上回る大きさを誇るきのこが落ちているのを発見。これです。正確には測ってませんが、おそらく全長20cmほどの大きさ。ていうかきのこなのに硬いし。この巨大堅菌類のおかげできのこは柔らかいというイメージが吹き飛びました。岸さんいわく、「サルノコシカケ」科のきのこだそうです。個人的に本日のお宝認定。
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きのこで遊ぶのもほどほどに、次に向かったのは西畑。「西の雑草地帯」ではないです。誰が何と言おうと「西畑」です。
【Before】
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来ました。僕たちの得意分野。戦場が田んぼであろうが畑であろうが関係ないのです。素手や鎌一本で雑草に躍りかかっていくのが岸ゼミクオリティ…と言いたいのですが、ごめんなさい。ちょっと草刈り機使いました。僕個人の意見としては、草の質、量などを考慮すると本日の草刈り機使用は実に不本意です。まあほとんどは手作業で刈ったんですけど。ガソリンは一度使ったらなくなってしまうけど、人間の労働力は飯食って寝たら回復するし、汎用性も高い、もっとも有用な再生可能資源ではないでしょうか。そりゃしんどいですけど。その分夕飯と風呂と睡眠の効用は3割増しです。加えてビールを飲む人は5割増し。
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ざっとこんなもんだぜ。刈った草は1週間干してよく燃えるようにしておきます。
【After】
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【今日の生き物ファイル】
名前:ヤマタカマイマイ
発見地:西畑
全長:3cmほど
備考:カタツムリは行動範囲が狭いため、同じ種類でも地域ごとに個体差がある。うかつに他地域のカタツムリを持ち込んだりすると、生物種の損失につながる恐れがある。メダカなどにも似たようなことが言える。
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本日最後のメイン作業、田んぼへの藁撒き。藁の束を特殊な形状のカッターで細かくしてから、田んぼに撒きます。本日は古田と池田に撒きました。この藁が微生物によって分解され、稲の栄養となるのに要する時間は約3年。つまり再来年度かその次の年になってようやく効果が表れるそうです。この藁撒きのようにある行動が効果をもたらすまでの時間や再生可能資源の再生に要する時間など、持続可能な社会を考える上で、「時間」は重要な概念だと感じます。…当たり前?
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脱兎谷はともかく、小峠においては稲刈り・脱穀ともに無事終了して、とりあえず田んぼでの作業はひと段落といったところでしょうか。これから徐々に山での活動に移行していくことになります。自由度が上がる分、田んぼでの活動以上に目的意識というものが活動の充実さに大きな影響を与えると思います。ゼミの時間を有効活用しながら、みんなで秋学期の里山活動に力を入れていきましょう。
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以上で11月2日の活動報告を終わります。