岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

5月4日の活動報告~苗代作り~

こんにちは。三回生の柳田です。5月4日の活動報告をさせていただきます。

本日の主な活動は奥田での苗代作りです。場所は小峠。天気は曇り。暑くも寒くもなく、ちょうど良い天気です。

前回の活動で奥田の苗代を作りましたが、その時は水気が多くトロトロで苗床の縁がはっきりしていませんでした(下の写真手前)。また苗床の高さがそろっていません。なので、まず苗床の周りの泥をスコップですくい苗床に上げて表面を平たんにしました。
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だいぶ土の水気が抜けていて前回より作業がはかどります。
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これで縁がはっきりし、表面が平たんになりました。そして苗代に苗床の高さまで水を入れて高さが均一かどうかを確かめます。水が溜まるまで昼ごはんです。
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作業の途中でヒルを見つけました。引っ張ってもゴムのように伸びてなかなかちぎれません。こいつは田んぼで何をエサにしてるのでしょうか。動物の血でしょうか。昆虫でしょうか。何にせよ人間にとってうっとうしい奴です。そこで、ここ小峠ではヒルの数を減らそうと、ヒルを食べるアメリカザリガニが投入されたそうです。するとヒルは減ったものの、アメリカザリガニが爆発的に増えて田んぼのあちこちに穴をあけます。穴があくと水漏れしますので今度はアメリカザリガニの駆除が始ります。何かものすごく無駄なことをやっていますね。まだ血を吸われた方が良かったような。やはり自然は人間が思った通りになりません。人間が自然を操ろうとすることはおこがましく、不可能なのでしょう。ちなみにアメリカザリガニは食べられるそうです。エビの味に似ていておいしいそうですよ。6日、てんぷらにします?
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お昼御飯を食べながら水が溜まるのを見守っていたのですが、重大なミスに気付きます。苗床の高さが高すぎました。苗を育てるとき苗床の高さスレスレで水をためるのですがこのままでは常に水があふれんばかりになると気付きました。そこでいったん水を止め、苗床の表面を水の高さスレスレまで削りました。
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良い出来だと思います。ところで苗床の高さが高くなりすぎた原因として苗床と苗床の間隔を広くとりすぎていて、その分の土を苗床に盛っていたということが考えられます。本当はこの間隔は人が一人通れるほどの狭さでいいそうです。
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別角度からです。本当に極々微妙にそれぞれの苗床の高さが違うのですが、そこは目をつぶって…
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最後に苗床の表面を竹で均しておきました。
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それから近所のデイリーヤマザキのおばちゃんからいただいた米ぬかを古田にまきました。米ぬかは底に沈んで光を遮り、雑草が生えてくるのを防ぎます。また雑草の芽が出たとしても米ぬかが酸素を吸収するために雑草は腐ってしまいます。それにそのまま養分にも。米ぬか、優れてますね。デイリーヤマザキのおばちゃんからいつも米ぬかをいただいているそうです。いつか恩返ししないと。
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本日の活動は以上です。
本日、僕はカラスに昼ごはんのおにぎり二個を食べられてしまいました。カバンの奥の方に入れていたのですが、カバンが半開きの状態だったため見事に抜き取られました。悔しいです。かなりへこみます。皆さんも気を付けてください。食べ物はカバンへ、そしてチャックは必ず閉めましょう。でないとおにぎりが下の写真のように無残な姿になります。今度暇なときにカカシ作りましょう。
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以上で報告を終わります。