岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

5月5日の活動報告~脱兎谷の田起こし、苗代作り、播種~

こんにちは。三回生の柳田です。5月5日の活動報告をさせていただきます。

本日の主な活動は脱兎谷にて田起こし、苗代作り、播種(種うえ)です。天気は曇りのち雨。本日はあいにくの空模様ですが、卒業生の八木先輩がわざわざ神戸から来てくださいました。ありがとうございます。頼りになります。それから岸さんのお友達の奈良さんも来てくださいました。ありがとうございます。

自分の麦わら帽子をかぶってご満悦の八木先輩。
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脱兎谷へ向かう前に、小峠で山の上の池に沈めておいたヒノヒカリの種もみを引き上げ、約1キロ回収しました。脱兎谷で播種するためのものです。種モミの先のとがっているのが芽(というか根っこ)です。少し堅くてチクチクします。ほぼすべての種モミが芽を出していました。
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そのあと、岸さんの車で脱兎谷へ向かいました。脱兎谷の入口は大学や企業の近代的で巨大な建物群(関西文化学術研究都市の開発地域)が立ち並ぶすぐそばにあります。入口から徒歩10分ほど歩いたところに岸ゼミが木村さんという方から貸していただいている田んぼがあります。これ↓がその田んぼです。およそ7aあります。去年の脱穀以来、誰も訪れていなかったので雑草がはびこっているのではと心配しましたが、それほど茂ってはいませんでした。
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早速、鍬を持って田起こしを始めました。そばにあったワラの山もばらまき、すきこみます。
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作業の途中、ワラ山の中にシュレーゲルアオガエルの卵を見つけました。白い卵が泡につつまれています。ふ化したオタマジャクシが泡のなかで動き回っていました。
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昼食をはさんで田起こしを終えました。同時に草刈り機を導入して周りの草を刈り、すっきりしました。ところで草刈り機1台は何人分の労力に匹敵するのでしょうか?10人分ぐらいあるでしょうか。非常に便利なのは確かです。しかし、静かな里山にけたたましい騒音が響くのはどうも僕は好きではありません。それに草刈り機だと無造作に生物を殺生しかねませんし、石油も使います。出来ることなら手で刈るのがいいと思うのですが、それだと時間がかかるし、しんどいです。どちらも一長一短があってどちらを選ぶべきか難しいですね。本日は4人でこの広さでしたので草刈り機を導入しました。
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田起こしを終えると、田んぼの奥に苗代を作りました。時間や労力、田んぼの状態から短冊状の苗床は作りませんでした。泥であぜを塗り、水を入れて表面を平たんにしました。この状態でそのまま種モミを均等にまきます。
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なるべく遠くへ投げることでバラバラになって均等にまくことができます。
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そこに沈んだ黄金の粒がまいた種モミです。元気に成長してほしいものです。
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脱兎谷では奥谷さんという方から様々なことを教えていただいているそうです。写真右が岸ゼミが使わしてもらっている田んぼで左側が奥谷さんの畑です。奥谷さんは面白い方だそうです。工夫を凝らして農業をなさっています。奥谷さんの畑で面白いものを見つけました。それはカラスの死骸を畑の真ん中にぶら下げたもの。他のカラスが寄ってこないようにするための見せしめです。カラス除けにこんな手があったとは驚きです。小峠でもやってみませんか?
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本日の活動は以上です。
八木先輩、本日は悪天候のなか足を運んでいただき、ありがとうございます。八木先輩が来てくれたおかげで作業がはかどりましたし、話ができて楽しかったです。また時間があればいつでもいらしてください。今後メインの活動としては6月14日に田植えをする予定ですので…
以上で報告を終わります。