岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

5月23日の活動報告~荒起こし、草刈り~

こんにちは。三回生の柳田です。5月23日の活動報告をさせていただきます。

本日の主な活動は前田の荒起こし、果樹園奥の草刈りです。場所は小峠。天気は晴れ。最高気温が30℃はあろう暑い日となりました。

小峠に着くと、まず先日植えた作物の種と苗の様子を見てまわりました。
東屋隣の畑にじゃがいもがこんなにも立派になっています。種いもを半分に切って断面に灰をつけ埋めただけなのに…ただただ感心するばかりです。でもよく見るとほとんどの葉っぱが虫に食われて穴だらけ。正直歯がゆいですが、自然の恵みを虫たちにも…と前向きに考えましょう。
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トウモロコシもいつの間にかたくましく育っています。これも東屋隣の畑です。西村先生(前回のブログ参照)いはく夜明け前30分前が糖分が高く一番おいしいらしいです(起きるのは辛いですが…うまいものを食べるためには努力しないといけません)。薄皮をつけて茹でるのが良い、とのことです。
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黒豆は双葉が出ていました。種をカラスに食べられるのでは…と心配しましたが被害はありませんでした。ほとんどすべてのポットから芽が出ていました。芽が出たばかりなのに茎は太く、葉はぶ厚いです。力強いですね。
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キュウリも芽が出ています。こちらは黒豆と比べると少しナヨっとした感じです。芽が出ていないポットもいくつか見受けられます。
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池田のヒノヒカリの苗です。先週に比べると少しばかり成長し、水面から4,5センチ芽が出ています。苗床の微妙な高低差で苗の成長に差が出ているのが少し気にかかります。奥田の黒米の苗も池田とだいたい同じ様です。
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そして二手に分かれて作業開始。聖一郎先輩は果樹園の奥の草刈り、釈野君と僕は前田の荒起こしです。

果樹園の奥。 ビフォー  聖一郎先輩一人で奮闘。ここも茂りに茂っています。
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アフター  一人でここまで頑張ってくださいました。とてもきれいになりました。
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前田の荒起こし。二人でこの広さの田んぼを耕すわけです。さすがに足腰にきます。ここは以前も荒起こししたのですが、すぐに雑草が生えてきてしまいます。雑草は主にスズメノテッポウです。それを鍬ですき込みます。ところでそもそもなぜ荒起こしをするのかというと土を柔らかくする、土中に酸素を送り込む(微生物の働きを活発にさせ、雑草、イネの株、ワラを腐食させる)、雑草の種子を地中奥深く埋めるなどの意味があるそうです。今年は耕起田は前田だけです。
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荒起こしの最中にシュレーゲルアオガエルを発見。鮮やかな緑がきれいですね。アマガエルと似ていますが目の左右に筋がはいっているのが大きな違いです。
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すぐそばにはシュレーゲルアオガエルの卵がありました。上のカエルは親だったのかな。これは少し水分を含んだ土の中に埋まっていて卵はメレンゲのような泡につつまれています(ほとんど泡です)。この泡に小さな卵がいくつか包まれていて、なかにはふ化して泡のなかで泳ぎ回るオタマジャクシもいます。踏まれないように温水路の脇に移動させました。
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昼食をはさんでずっと草刈りと荒起こしをしていたのですが、ここで予期しない緊急事態発生!
近所の農家の方が突然やって来て、奥田の横の水路が詰まり水の通りが悪くなっている…とおっしゃるのです。見てみると確かに水がスムーズに流れなくなっています。原因は水をせき止めていた土嚢がパイプに詰まっているのではないか?ということでした。翌日はこの水路の先にある農家の方が水を必要としているということなので、このままでは迷惑をかけてしまいます。そこで細めの竹を数本針金でつなげてパイプに突っ込み、詰まっているものを取り除こうと改善を試みました。が、しかし、逆にその竹がパイプに詰まってしまったのです。しかも2本も…かなり焦りました。一本は完全に水路の中に、もう一本↓はパイプの口から先が出ているのですが押しても引いてもにっちもさっちもいかなくなりました。何とか取り除こうとしたのですが空しく時間が過ぎるばかり、日も暮れて暗くなり…最終のバスの時間ということで本日は帰宅することにしました。翌日は朝早く集まって改善します。果たして水路はいかに…
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本日の後半はほとんど水路に付きっきりだったので予定していたよりも作業が進みませんでした(荒起こしは終わらせるつもりでしたが半分残りました)。
それに農家の方だけでなく、他の方々にも迷惑をかけることになり本当に申し訳ありませんでした。

以上で報告を終わります。