岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

5月24日の活動報告

こんにちは。三回生の田﨑雄大です。5月24日の活動を報告します。
5月24日は新型インフルエンザの影響により休講となってしまったのですが、23日に緊急事態が発生したので「これは行かないといけない!新型インフルエンザなんてへっちゃらだ!」と思われる人が曇り時々晴れのち雷雨という複雑な天気のもと数人里山に集まりました。
本日は奥田横の水路の詰まりを治す作業が主となりましたが近所の農家の方々に迷惑をかけないためにもこの作業が優先です。

はじめ、水路のパイプの口から先が少し出ていた竹を引っこ抜きました。6人がかりで引っ張っても竹がなかなか動かず、苦労しました。ですが抜けた時の爽快感は並々ならぬものでした。
これでパイプ内にあった竹3本のうち2本は取り除けたわけですが、残りの1本はまだパイプの中に残っています。おそらくパイプのこの辺に竹が詰まっているのだろうなとという部分は分かるのですがどうすれば良いのかがさっぱり分からず右往左往。混乱する中、竹が詰まっていそうなパイプの部分を見てみようということになりスコップで地面を掘りました。パイプを見つけたのですが、パイプは2箇所割れており、水が漏れていました。その部分は水路の進行方向を変えるためパイプが曲げられており、やはりここに竹と土嚢の土が詰まっているようでした。
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何をどうすれば良いのか分かずまた右往左往。そこに、尾山さんが来られました。
尾山さんはまず、竹を八等分に割られました。竹を割らずにつなげてパイプに入れてもパイプが曲がっていては竹は通らないということで、しなる程になるまで竹を割られたのです。割った竹を、パイプの長さ分つなげ、その長さの2倍分の紐を竹につなげ、その紐に尾山さんが水路などの詰まりを治すために作られた錨に似た形の金具をつけます。
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これを水路に通し、金具を詰まっているものに引っ掛け、引っ張り出すという作戦です。
水路にすべてを通し、竹をはずし紐と金具だけにします。金具に、詰まっているものが引っ掛かりはするのですが重すぎて引っ張り出せません。
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そこで、先ほどのパイプの割れ目をひろげ、そこから詰まった物を取り出すという作戦に変更しました。
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割れ目をひろげてみると、そこからは土、草、古い竹の切れ端、水と一緒に流れてしまった蛙などが出てきました。しばらく取り出していると、土の間からきれいな竹が見えてきました。これが残っていた1本の竹でした。この竹をパイプ内で切り割れ目から取り出し、これで3本の竹すべてが取り除けました。すっきりしましたね。
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残るは大量の土です。これを取るために、金具を紐の真ん中あたりに付け替え、パイプから出ている紐の両端を持ち引き合うことで土を取り除きました。紐を引き合っていると、水と一緒にこれは詰まったら水も流れないだろうというほどの大量の土が流れてきて、これで詰まりは解消されました。水もちゃんと流れるようになり、良かった良かった、と一安心です。
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最後に割れたところをテープ、ゴム版、ゴム紐を使い補修し、土で埋めました。
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これでようやく水路の作業はすべて終了しました。
本日、尾山さんにこのようなさまざまなことを教えてもらったので、今度詰まったときはすぐに自分たちで治せるでしょうね!。。
水路を治している間、手が空いた人は前田の荒起こし、雷田の草むしりを行いました。
前田は昨日の続きです。人が少なかったですが何とか荒起こしが最後までできました。
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雷田はもう雑草がたくさん生えてました。雑草を抜いていくのですがなかなか進まず、まだ雑草が残っています。
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報告は以上です。水路のところの説明がややこしいかもしれません。
水路の詰まりを治すのにとても時間がかかり他の作業がほとんどできませんでしたが、本当に水路が治って良かった!!尾山さんは用事があったにもかかわらず、水路の手伝いをしてくださいました。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。本当にありがとうございました。
学校も再開しましたし、作業、頑張っていきましょう!