岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

5月17日の活動報告~滋賀県竜王町NICCO琵琶湖モデルファームにて~

[前回からの続き]

小一時間ほど様々なことを教えていただきました。エコサントイレを建設するにあたって僕が一番心配していたのは作っても誰も(特に女性が)使ってくれないのではないか?ということでした。実際にアフリカでは文化習慣の違いから人間の便や尿を畑にまくなんてとんでもない、と思われていて最初のうちはなかなかエコサントイレが受け入れられなかったそうです。このことをスタッフの方に聞くと、そんな心配は無用で最初から皆(女性陣も)使ってくれているということでした。やはりエコサントイレについての知識不足がそのような抵抗感を生む一因ではないかということでした。だからこうやってブログに書いて皆にエコサントイレについて知ってもらうことは意味があるのです。またどのような作物に尿を撒くのか?と聞くと、撒くのはオカヒジキぐらいで尿に含まれる塩分の関係から他の作物にはあまりまかないそうです。しかし、濃度を薄くすれば撒けるのでは!?ということでした。新聞にはカボチャを食べる女の子が載っていましたが…小峠では様々な作物にぜひ試してみましょう。
しかし、エコサントイレを建設するにあたって様々な問題が出てきました。建設費用が8万円するのは正直高いです。セメントを使わず他の資材で代替するのが一番でしょう。それに小峠ではほとんどの土地をURから借り受けているのですが、コンクリートを使った建造物を作ってよいのかが分かりません(まだURに問い合わせていません。すみません。後日問い合わせます)。あと、コンクリートの扱いに関してど素人の皆(僕も含めて)には建設は難しいかなと思います。
ここで突然なのですが、先日、美山里山舎(http://www.satoyama-sha.com/ を参照ください)の小関さんから美山を活性化させるワークショップを岸ゼミと一緒にやらないかという主旨の誘いをいただきました(すでに小関さんはサイクリングのワークショップを考えています)。小関さんは美山の大工さんで美山里山舎のゲストハウスを建築なさっています。コンクリの扱いもお手の物でしょう…そこで僕がエコサントイレを一緒に作らないかと提案すると快く受け入れてくれました。だからまず、美山里山舎のワークショップの一環で美山にエコサントイレを作りたいと思っています。そのあと、可能であれば小峠に作りたいと思っています。

本日は得るものが多々あった日でした。NICCO琵琶湖モデルファームのスタッフの方々、本当にありがとうございました。エコサントイレが完成したらすぐに報告します。それから釈野君、一緒に参加してくれてありがとう。僕一人じゃなくてよかった…
以上で報告を終わります。