岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

6月21日の活動報告~美山訪問~

こんにちは。三回生の柳田です。6月21日の活動報告をさせていただきます。

本日は京都府南丹市美山町にて美山里山舎さんとエコサントイレ建設について話し合いを行いました。美山里山舎のワークショップの一環としてエコサントイレの建設を行う予定です(後述しますが、少々問題あり)。それからバームクーヘン作り(飯田さん提案)、陶器作り(川端さん提案)の提案もありました。ぜひ実現させてほしいです。美山里山舎さんは他にもワークショップを行いたいのならぜひ協力するとおっしゃってくれました。本当にありがたいです。

以前、ゲストハウスを訪れた時はまだ荒壁がむき出しのままでしたが、本日訪れるとすでに壁がきれいに仕上がっていました。日本全国の左官屋の親方衆がここに集い、その名工一人ひとりが壁を塗って下さったそうです。ものすごく贅沢。左官に関して全くど素人の僕ですが、一枚一枚が本当にきれいで惚れぼれします。
(壁塗りの様子→http://blogs.yahoo.co.jp/dikkom2001/59646553.html )
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里山舎さんはエコサントイレを建設するなら、みんなが使いたくなるような立派なものを作る、とおっしゃってくれました。普通の公衆トイレと変わらないもの、もしくはそれ以上のものを造るわけです。そうすると建設は数日ではできませんので、ワークショップを数回に分けたり、建設の主要な部分をワークショップにする必要があります。またゲストハウスの前に建てられた国の地震観測計↓は無機質で景観を壊すので、美山かやぶき美術館と郷土資料館からゲストハウスを見てこれが隠れるように建設するということです(つまり写真をとった位置に建設)。それとエコサントイレからできた肥料はゲストハウスすぐそばの畑にまきます。
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僕が公衆トイレ等について詳しく調べてくる、ということで話し合いを終えました。また僕が書いたエコサントイレ建設に関する提案書を里山舎さんが翌日、南丹市に提出し話し合いが行われました。しかし、大きな問題が…トイレの掃除は誰がやるのか?ということです。美山かやぶき美術館と郷土資料館には年間数千人もの観光客がくるそうで、月曜日以外の毎日、掃除をする必要があるそうです。今のトイレはパートの方が掃除をしているそうですが、ボランティアでやってくださるとは思えませんし、岸ゼミ生が毎日掃除しに来るわけにもいきません。これが一番のネックとなっています。それから責任問題もあります。僕が大学を卒業すれば誰が責任者となるのか?ということです。代々岸ゼミ生に責任を押し付けるのも気が引けます。とにかく今の段階では建設不可能です。エコサントイレ建設についてもう少し考えてみます。

話は変わって…本日は偶然にもゲストハウスのご近所の竹澤さん(何十年も前からお世話になっているそうです)が白炭(備長炭)の窯出しをするということだったので、参加させていただきました。炭焼き職人の物部徳明さんに指導していただきました。物部製炭所について→http://www.aikis.or.jp/~sumi110/ 鉤状の長い鉄棒を用いて丁寧に炭を取り出していきます。これが熱い熱い。体中から汗が。でも本当は素人はやらせてもらえない作業だそうです。貴重な体験です。本当にありがとうございました。
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窯出しでたくさん汗を流した後は竹澤さん宅の五右衛門風呂に入るのが最高だそうです。ぜひ入りたかったのですが…帰りのバスの時間。残念!

バス停まで里山舎さんと竹澤さんに送っていただいたのですが、ここで中野さんが竹澤さん宅に泊まりたい!と言いだし…なんと彼女だけ竹澤さん宅に引き返すことになりました。すごい行動力。五右衛門風呂にも入ったそうです。後日感想を聞いてみると、興奮した様子で「むっちゃ気持ちよかった!」と話していました。それなら僕も行けばよかった…と後悔。今度また機会があれば入らせていただきましょう。

以上で21日の報告を終わります。