岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

活動報告 10月7日 稲刈り

こんにちは。
菅野です。

今回の活動は、稲刈りでした。塩水選から約半年、畦切り、苗代作り、播種、田植え、草抜き等を経て、いよいよ収穫の第一段階に入りました!

来週も稲刈りをするので、今回は古田、奥田、木下田の稲を刈り取ることを目標としました。
結論から言うと日が落ちる前に、目標分は刈り取って稲架(はざ)に稲を干すことができました。
しかし、課題、問題点もたくさんありました。今回は活動の反省も踏まえながらブログを書いていきたいと思います。

まず前もって三つに分けた、
1.竹切り、はざ作り 2.畦の草集め 3.稲刈り 
の班に分かれてもらいました。
(人数比は約1対2対2)

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今年は、稲、麦藁を保管しなかったため、稲穂の下から基部までの部分を代用しました。
来年は必ず藁を稲刈りで使えるように保管しましょう!

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刈ったイネ約三束を一纏めにしたものを少しクロスさせて自分の後ろに置いてイネを刈り進めていきます。
クロスさせた稲を藁で縛ります。
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ある程度までイネを刈り進めると、空いたスペースに稲架をつくります。
使用する竹は、太い孟宗竹を使わず、真竹や淡竹を使います。
昨年稲架として使った黄色く変色した竹でも使えました。
まずほぼ正三角形になるように竹を刺す位置を決めます。
稲架は竿と平行方向に倒れやすいので、端の柱を内側に力がかかるように建てていきます。
端の柱以外(中間点)は二本の竹を竿と垂直方向から少し角度をずらして、建てていきます。

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稲架ができあがったら、稲架の近くにできるだけ
縛った稲を集めて、効率よく稲を掛けていきます。

縛りのゆるいものについては修正しつつ、稲をかけて行きます。
特定の人の縛り方がおそらくゆるいのかな?と作業中感じました。
ということは、どの程度まで縛るべきのなのかしっかり伝わっていないということになります。
作業に入る前に稲刈り講習をして、体験してもらい、しっかりチェックしてから本格的に稲刈りを行うことが必要でした。

一つ一つの稲架の長さは違うため、参考にし辛いのですが、古田にヒノヒカリの稲架3つ、黒米の稲架1つ
木下田にヒノヒカリの稲架2つ分の稲が刈り取られました。

今回はのんびりと稲刈りをし、日が落ちる前には目標を達成できました。
しかし、活動後岸さんから問いかけがありました。
「今回参加した人を倍、刈り取る面積も倍にした場合どうなっただろうか?また外部から人を呼んだ場合どうなっただろうか?」と。
 
すなわち、これは事前準備と当日の菅野の指示がしっかりできていないということです。
 
まず当日までにできる準備として、
それぞれの田んぼの広さ、当日参加する人数を把握して、それぞれの稲刈りの熟練度を確認する。
それに対して、一番モチベーションの上がる目標を設定する、一人一人に適当な役割、仕事を与える、知識の底上げをする。
 
(ゴール把握)→現状、把握→目標設定→方法の確認、発見→行動具体化→当日がんばろう!(意識を高める)
できたら不確定要素も考慮する。(天候、人数の変更)
 
当日すること
不確定な要素に対応する。
計画通りに指示をしっかり与える。 (順序よく、大きな声で)
周りをよく見る。(人によって疲れ方が違うため)

以上のような反省を踏まえまして、10月14日の稲刈りの仮スケジュールを考えました。
参加人数約20人 当日すること 前田、池田、中田の稲刈り、稲を縛るための藁作り、(木下田の稲架建て直し)

09時30分 集合、点呼、説明
10時00分 中田の稲刈り開始(南側から北側に向けて) 稲刈りが早い人ほど西側に並ぶ。スペースが空き次第       中田に稲架を建てる。 
11時30分 中田稲刈り完了 休憩  (休憩中に藁作り、稲架班のみ休憩を遅らせて残業。) 
12時00分 作業再開 池田、中田の順に刈る。 足場がぬかるんでいて、稲を田の中に置いておけないため、三       人一組みで稲刈りを行う。 (稲を刈る係、結ぶ係、畦まで運ぶ係)
15時30分 稲刈り終了 15分小休憩
15時45分 野菜種まき、土づくり、棚作り
17時30分 作業終了

今回の活動報告は以上です。 来週も頑張りましょう!
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