こんにちは!四回生の谷川です。
今回の活動は、田んぼ(広田、池田、木下田)にイノシシ除けの電柵の設置を行いました。
実は黒米(黒紫米)を育てていた古田、奥田がイノシシの侵入にあい、大きな被害が出てしまいました。
上が8月4日のブログで紹介した奥田の写真、下が同じ位置から撮影した今回被害にあった奥田の写真です。
イノシシのぬたばにされてしまったのでしょうか、順調に育っていた多くの稲が倒され、枯れてしまっています。
7月にはこれほど元気だった古田の黒米も・・・
現在はこのような状況です。
本来なら、電柵に頼らない保全活動を続けるという思いでしたが、去年よりもはるかに甚大な被害を受けたことを踏まえ、設置するという苦渋の選択となりました。
途中パーツが足りないため買い足しに行ったりしたものの、尾山さんなど近隣の農家の方に助けてもらいながら、設置してゆきました。
電柵を設置した木下田の様子
広田と池田です。
幸いなことにまだこれらの田んぼのヒノヒカリには被害は出ておらず、順調に育っています。
これらの電柵はイノシシの成獣だけでなくウリ坊なども防ぐように3段の電線(地面から一番下の電線まで約20センチです)を張っています。電線に草などが触れてしまうと、そこから漏電してしまい、電柵が効果を発揮できなくなってしまいます。地面からわずか20センチのため、今後冬までかなりの頻度で草刈が必要になってきます。ゼミ生一同ますます草刈に励まねばなりません。
イノシシは成長すると体高70センチぐらいになりますが、わずか20センチの隙間がくぐれるようです。また助走なしに1メートルの高さを飛び越えることもあるため、柵の設置位置にも注意を要しました。詳しいイノシシの生態についてはユーチューブなどにわかりやすい解説動画あるので参考までに。
おもいのほか、設置に時間がかかってしまいましたが、ほかにも各田んぼの草刈(電柵設置のため)、雷田・豆畑の枝豆への液肥やり(油粕と魚粉を混ぜたものに水を加え3カ月ほど発酵させた肥料)、鶏糞まき、草取りを行いました。
今回のイノシシ被害で自然を相手にすることの過酷さを体験したと思います。しかしこれにめげずに頑張ってゆきたいと思います。
以上で活動報告を終わります。