岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

11月2日(日) 活動報告

こんにちは。
四回生の谷川です。朝晩とだいぶ冷え込んできました。7日に立冬を迎えるため、暦の上では冬になります。
そろそろ秋も終わりに近づいてきました。
 
本題である11月2日の活動報告です。
今回はイベントのお知らせにもあったように、再来週16日に収穫祭を開催して炊き出しを行うため、10月の5日・19日・26日に刈って、稲架(はざ)で天日干しして熟成(?)させていた黒米・ヒノヒカリ脱穀作業をメインに行いました。
 
 
 
幸いなことに雲行きは怪しかったものの、脱穀が終わるまで天気はもってくれました。
 
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毎度おなじみの足ふみ脱穀機です。今回は6人という少人数での活動のため、効率の良さを考えた結果、黒米を4人で扱箸(こぎばし)よる手作業で、ヒノヒカリを2人で足ふみ脱穀機で脱穀しました。
 
 
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まずブルーシートを広げ、その上に状態をチェックした脱穀機を設置し、
さらに稲架から運搬した稲や箕(み、みの)、各種ふるい、筵(むしろ)といった農具を作業をしやすく、つまり動きにロスが生まれない効率よく作業ができる形に配置し、
脱穀機の周りは籾(もみ)が飛散しないようブルーシートと地面に打ち込んだ竹で壁を作ります。
これだけの脱穀の準備が整えば、あとはひたすら簡易型扱箸(こぎばし)と脱穀機で稲から籾(もみ)を落としてゆきます。開始前からゼミ生は若干の疲労を感じつつ(その訳はまた次回に)今回は黒米・ヒノヒカリともに10時半から設置・運搬を開始し、お昼休憩をはさんで15時までに黒米稲架1本分、ヒノヒカリ稲架1本分を終わらせました。収穫量としては黒米:収穫袋1/2、15kg(?)ほど、ヒノヒカリ:収穫袋1と1/3、20kg(?)ほどありました。
 
 
 
 

脱穀は毎年どうしても時間のかかってしまう作業で、脱穀をうまくこなすには様々なポイントがあります。一番時間がかかるのは
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この作業
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

足ふみ脱穀機で脱穀して箕(み、みの)にたまった籾(もみ)をふるいにかけ、かなり大雑把に大きな藁(わら)の破片を取り除いたり、脱穀機にかけたあとの稲わらに残った籾(もみ)を回収する作業です。
 
 

いずれもポイントは『適当にすませる』につきます。ふるいにかける作業の際は、大きい目のふるいで一回、中くらいの目のふるいで一回、小さい目のふるいで一回と計3回ぐらいでもう収穫袋に入れてしまって大丈夫です。実際3回通しただけでは見た目には結構たくさんの藁が残っていますが、よほど大きな破片でない限り、あとはとうみや籾摺り機(もみすりき)や石抜き機、精米機がきれいにしてくれます。(残念ながら最終的には機械に頼らざるえません・・・)
 
あとは、きちんとどの程度まで作業すべきなのか、常に相手と情報を共有・相談しあう、少人数の場合、脱穀やふるい、回収作業をどの工程から同時並行させたり、先に終わらせてゆくか常に相談し、作業全体や各分業について共通理解したイメージを持っておくことが意外と無駄が省ける、うまくゆくコツなのかもしれません。
 
 
 
 
 
 
 
脱穀を終わらせた後は、残った稲藁を来年の稲刈りで使えるように掘っ立て小屋の屋根に収納し(次週の活動ではわらじんど、別名:稲塚・藁塚を作ってもいいかもしれません)、木下田にはOGの堀さんがカンパして買ってきてくださった蓮華(れんげ)の種を撒きました。なぜ撒くか気になる方はネットで『レンゲ農法』と検索してみてください。
 
そのあとは雷田でもうすぐ収穫できる丹波黒(父母会で予約してくださった方、もうしばらく楽しみにしてお待ちくださいね)の実が腐らないように、落ち葉の除去、鶏糞まき、そばの脱穀を行いこの日の活動を終えました。
(そばの脱穀は日暮れが迫り、急いでいたため写真を撮り忘れました。また見つかればアップするかもしれません)
 
 
 
以上で2日の活動報告を終わります。
収穫祭まで残り1週間とちょっとです。当面は収穫祭まで、また今年の残り二ヶ月を頑張ってゆきましょう。