岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

里山手芸日記 藁とペーパークラフトバンド その1

こんばんは、新三回生の森下です。
もう四月に入り、汗ばむような陽気の日があったりすると春が来たんだなと感じます。
岸ゼミに入ってから早いもので半年が過ぎました。
四回生の先輩方が卒業され、寂しくなってしまいましたが、頑張ろうと思います。


そして、勝手ながらブログのカテゴリに「里山手芸日記」を作りました。
私自身、手芸が趣味で、手芸サークルにも入っております。その好きな事をなにか経済学っぽく里山関連に活かせないかと考えた結果、「里山で採取できるものを自分なりに加工して付加価値を持たそう!」となりました。
どうせ何か作るなら過程も含めて見て頂きたいので、ブログも書こうと思います。


なので、これから何か作り次第、このカテゴリで更新していきます。
よろしくお願いします。


凄く長くなると思うので、写真だけでもさらっと見て頂けたらなと思います。



早速ですが、藁とペーパークラフトバンドでカゴを作ります。

イメージ 1


ペーパークラフトバンドというのは、12本のこよりを貼り合わせたバンドです。
素材は紙ですが、強度は馬鹿にできません。めちゃ硬いです。
そのままだと加工しにくいので、霧吹きで湿らせてから折ったりします。
ちなみにこれは某100均で買いました。こんなものまで売っているのにびっくりです。

某ホームセンターでのハンドメイド売り場が拡大してきたり、テレビで特集を組まれたり、作家さんの作品の委託販売をしていたり、某100均のような身近なところでもこうも手芸コーナーが大きくなっていると、
岸ゼミOBの種田さんがこの前、今急速にハンドメイド市場が伸びていて、プロと素人の差が限りなく無くなってきている、と仰っていたのですが、まさにその通りだと感じます。


岸さんの奥様にお借りした「草を編む」(谷川栄子 著)より、藁の加工方法や編み方など参考にさせて頂きました。

私自身、藁もペーパークラフトバンドとやらも扱った事がありませんので使用方法など違うかもしれませんが、自己流ということでその辺はよろしくお願いします。


材料です。
ペーパークラフトバンド(以下バンドと略します)一巻き
・接着剤
・藁
・リボン(飾り用)



藁を乾燥したまま使用すると、曲げたらパキッと折れてしまいます。
ですので、加工しやすいよう下準備します。

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↑よれよれの葉っぱや、やわやわで使いにくそうな藁を取り除きます。
そして藁に霧吹きをかけ、新聞紙に包み、一晩置きます。

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↑縁側で選別作業をしてたら不思議そうに見つめる我が家のクロちゃん。

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↑藁打ちは完成品の良し悪しを決めるとても重要な工程だそうで、丁寧にひたすらコンクリートの上にてハンマーで叩きます。
藁を叩くことで、繊維が細かくなり、弾力がつきます。曲げても簡単に折れません。
節目の所は入念に叩かないと切れてしまうので注意です。

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↑家の猫が藁をばりばり食べてました。
ネットで調べてみると枯れ草を食べる子もいるそうで、問題はなさそうです。


以上藁の下準備です。霧吹きで湿らせてから使用します。


大体の仕上がりイメージを描いて、バンドをカットする長さを検討します。
カゴ本体は10×15×10cm位にしようと思います。

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↑すごくアバウトです。


図案から、大体にバンドをカットします。
カットのついでに、中心線を入れておきます。


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↑カット完了。
12本どりと、6本どりのバンドで底から組んでいきます。


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↑バンドがかたくてズレるので、洗濯バサミで留めながら編みます。
中心線は表裏両方に書いておくべきでした。


接着剤で底の縁を固めます。


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↑側面の縦紐を折ります。
これで大体の骨組みは終了です。


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↑二本どりにカットしたバンドで側面下を補強します。二本を交互に編みます。


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↑藁を編み込んでいきます。上と同じく二本を交互に編みます。
藁が途切れたら、適当に余らせつつ継ぎ足します。
縫ったり接着剤をつけたりしなくても、しっかりと詰めて編んでいけば、案外ほどけたりしません。
頑張って藁打ちしたつもりなのですが、霧吹きをかけても結構折れてしまいます。
余分な葉も全部落としたつもりでしたが編み込んでいるとめっちゃはみ出してきました。
余らせた部分を含め、後でカットします。


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↑切れ端で残っていた二本どりバンドを編み込んでみました。
特に意味は無いですが、若干強度が増したような気がします。


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↑縦紐がずれないように矯正しながら藁を続いて編みます。
縦紐が歪むとカゴ自体も歪んでしまうので注意です。


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↑飾り用のリボンを無理矢理ねじ込みました。縦紐の長さが足りなくてきついです。


容量の関係上、これ以上写真を載せられないので、一旦区切ります。
その2に続きます。