岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

2024年6月9日 草刈り 代掻き 小麦収穫

みなさんこんにちは、岸ゼミ4回生の笹本です。

 

さて、今回は比較的早くの更新です。

もちろん月曜日にパパッとブログを更新できることが理想なのですが、

このマクラを書くことに一番時間を使うのです。

不思議でしょう?

ここがスムーズにいったときに意外と本題もするするっと動かせる

、という奇妙な展開が自分の頭の中で出来上がっているのです。

 

では、活動報告へと参りましょう。

 

参加者

4回生:笹本 松浦 祇園 横井 上杉 + オウさん

 

活動内容

・古田の代掻き

・奥田の畔塗

・フィールドの草刈り

・小麦の収穫

 

まずは草刈りから見ていきましょう。

毎度のごとく「草刈り」というワードが登場しているように思えてきますね。

これこそが里山の宿命であるともいえるので、しょうがないことではありますが。

草刈りした場所は、ベースキャンプ周辺とオリーブ園、

そして木下田土手なのですが、写真の方が分かりやすいですね。

以下順にのせていきます。

 

こちらはベースキャンプ裏側の土手の写真です。

若干草を刈りましたが、ビフォーと捉えていいでしょう。

 

こちらがアフターです。

草をかき集めていないので、ちょっとわかりにくいかもしれませんね。

ここには写っていないですが、奥側の土手も草を刈ったのです

田植えイベントの時には、キャンプの裏側に枯れた草たちが

敷いたようになっているかもしれません。

他にも広場の草も自分たちの動線に沿って刈ったのですが、

写真を撮り損ねましたので、割愛します。(あら残念)

 

次はオリーブ園に回りましょう。

ここは猪の罠が設置してある場所であり、つまりは

猪のけもの道が存在するということ。

個々の草を放置すると、猪の潜伏場所となってしまうのです。

というわけで、直接的には活動に関係がなくとも、しっかりと

草刈りをしなくてはいけない場所なのです。

ミツバチの巣箱の周りにも大量の草。

こちらも空気の通り道を確保するために刈りますよ~。

こちらもちょっとわかりにくいですねえ。(自分が撮った写真ではありますが。)

写真の中央に道がうっすらと出来上がっている感じが見えると思います。

そこも奥の場所へと歩きやすくするために草を刈ります。

こちらはオリーブ園の淵側の道です。

背丈が大きくなった草が奥田側の道にまで伸びてきていたため、

結構歩きにくくなっていました。

こりゃあ、どうにかしないといけないというわけでここも手を入れます。

そしてこちらがオリーブ園を反対側から撮った写真です。

一応これはアフターの写真なのですが、これじゃあどこを

刈ったのかもわからないですね。

(というか、さっきから草刈り・草刈り、連呼しすぎていますね。

 これじゃあ草刈正雄になってしまいますよ。)

 

(お、草刈りの内容は終わった?)

→いいえ、まだです。逃がしませんよ~。お次は木下田へ!

昨年猪対策で柵を設置したままだったのですが、

そのおかげで、なかなか土手の管理ができずじまいでしたので、

ここにも手を入れます。

こちらがビフォーです。

ビフォーと比べると土手が茶色になってる様子が見えてきますね。

どの土地がしっかり管理されているかの目安の一つには

土手の茶色さも一つの指標にあげられそうです。

 

というように、これだけの草刈りをすると、バッテリーも充電切れ。

自分もメインの作業である代掻きへと移りましたので、

こちらもその報告へとシフトしていきましょう。

 

今回の代掻きは本代掻き。

前回の作業で細かくした土をより細かくし、水が溜まりやすいようにしていきます。

水を入れて作業を進めていくのですが、その前に田んぼの表面を

鍬で削る作業も行いました。

古田には結構な草が生えており、岸さん曰く

「このまま田植えをしても草たちが稲よりも速いスピードで成長するのは

 目に見えている。この草たちを取り除く作業からしよう」とのこと。

まあ~、わんさかヒエとかも生えていましたからねえ。

これらが稲の成長を妨げるのならば、しておかなくてはいけない。

というわけで、最初の表面を鍬で削る話へと戻るのです。

 

この作業を終えた後は水を田んぼ全体に広げるようにしていきます。

溝を掘ったして、水を奥まで広げて、全体をどろどろにしていきます。

それが終わった田んぼの様子がこちら!

ようやく、田んぼらしい光景が出来上がりました。

ひとまず、古田はこれで田植えができる状態へと進みました。

 

さて、次は奥田へと参ります。

奥田は前回荒代掻きをしたのですが、肝心の「畔塗」を終えていません。

畔塗は、田んぼにはった水が抜けていかないようにする作業です。

田んぼと草が生えている淵に泥が積んであることが分かりますね。

これが畔です。これをきれいに整えていくと・・・

手前側のようにピシっと隙間のない、壁のようなものが出来上がるのです。

ほ~んと昔の人はよく、このような田んぼの構造を考えましたよね。

恐れ入ります。

これでひとまず奥田も田植えができる準備はある程度整いました。

 

さイベントに向けて残っていること、それは苗取です。

これはイベント前日・当日にすることなのですが、現在どれぐらい

苗が育っているのかといえば、こんな感じ。

ぽつぽつと先が黒くなっているのが、今回古田、奥田に植える苗です。

今のところは順調に育ってはいそうですが、これがどれくらいにまで

大きくなるか、ちょっと心配です。(田植えには問題ないとは思いますが。)

苗は今がぐんぐん成長する時期とのこと。

ですので、田植えをする頃には成苗に育っていることを祈りましょう。

 

 

最後に小麦収穫へと行きましょう。

小麦は前回、柵をさてて一応収穫はできそうです。

そこで隙間時間を使ってやろうとしたら、これが結構時間を食らうのです。

穂先を引っ張ってとると実の部分だけが取れるのですが、

これを全部やろうとすると大麦の比ではない。

今回集まった全員が1日を使ってやらないと終わらないぐらいです。

そこで取れるモノだけは取り、残りは後日へと回す方針で

進めていきました。

途中から鎌を使って根元から刈るということもしたのですが、

失策でした。本来とるべき実の部分を後で獲らなくてはいけないという

二度手間を生じさせ、こちらでまた時間を食うということが起きてしまったのです。

やっぱり、何かとダンドリを決めておくといことは大事ですね。

収量としては播いた分だけの小麦はおそらくとれると思いますので、

こちらは一安心です。

また後日に、残った小麦も収穫せねば・・・。

 

というわけで活動報告でした。

6月16日は、本番の田植えイベント。

自分は用事があり行くことができず、非常に悔しい気持ちです。

ゼミ生だけでなく、イベントに参加する人たちが、楽しめたら

それはそれでよし!

 

最後までご覧いただきありがとうございました。