岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

2024年6月16日 田植えイベントお疲れ様でした!

こんにちは! 岸ゼミ4回生の吹戸です。

 

田植えイベントに参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。

そしておつかれさまでした。

開催の一週間前には雨の予報も出ており、個人的には天気を心配しておりましたが、

そんな心配は無用でした!

晴天の下、約50名の方にお集まりいただき、とても賑やかなイベントを開催することができました。

 

当日はこちらの「不手際(というか、怠慢?)」で、田植えが終わるのかなと不安になりましたが、予定していた古田・奥田の田植えは、ゲストの皆様に助けられ終えることができました。本当にありがとうございました。

この「不手際」に関しては後ほど…。

 

 

 

ではここからは、活動報告へ移ります。

 

ゼミ生参加者

:吹戸 松浦 祇園 赤松 上杉 市村 竹内 原口

 

また有山さん、尾山さん、同志社大学経済学部和田ゼミの先生である和田さんと和田ゼミ生、遊びの達人のふーちんさん(福山さん)など、沢山の方々が参加してくださいました。

 

 

この日ゼミ生は9時集合。

タープを立てたり、苗取りをしたり、手が回っていなかった草刈りをしたり…。

タープを立てるのはふーちんさんに、苗取りは祇園や上杉の友達に手伝ってもらいながら準備を進めておりました。

 

そんな中うれしいサプライズが!

しょーちゃんが、トイレのための「つかえます・しようちゅう」の素敵な看板を作って持ってきてくれました!

たしかに里山きゃんぱすのトイレは、中に人が入っているのか覗くと中の人とも目が合ってしまうようにできています。

この立て看板があれば、遠くから見ても中に人が入っているかどうかわかりやすい!

 

 

しょーちゃんは、七草粥イベントの時にも「去年は、ゴギョウが生えていなかった」と、ゴギョウを持ってきてくれました。

その時もとっても嬉しかったですが、今回もありがとー!しょーちゃん!

またたくさん里山に遊びに来てね!松浦といっぱい虫取りしてください!

 

 

うれしい出来事もありまして、無事に(?)順調に(?)準備が終わり、開会式です。

↑開会式の様子

 

この日は笹本が不在ということで、自分(吹戸)がゼミ生の責任者となり、進行しました。

自分はあまり人の前に立つのが得意ではなく、心配性なこともあり、少し緊張。

しかしやってみれば、意外とできるものだなあと感じました(大したことはしていませんが)。

有山さんと岸さんからの挨拶も終わり、開会式は終了。

開会式の後は、古田組・奥田組の二つのグループに分かれて田植えに進みました。

 

 

これが田植えの様子です。

って、あれ…なんだこの写真は……!

こんな田んぼじゃ田植えができない。

 

 

 

はい。これが「不手際」です。準備は肝心の田んぼを除いて無事で順調だったのです…。

私たちは前日から田んぼに水を張るという、田植えに関する超基本的なことをせずに当日を迎えてしまったのでした。

例年通りだと前日に苗取りがあり、そのときについでに水を張って当日を迎えていたのですが、今回は苗代も小さかったため、前日準備はなしとなりました。そのため尾山さんにお願いして水を張ってもらうなどするべきだったのですが、そんなことは頭にありませんでした…。

 

到着してすぐに水を張り始めましたが、開会式が終わるタイミングに間に合うわけもなく、カンカン照りの太陽に地面は熱され、水の溜まるスピードは思うよりもゆっくりで、田んぼはほとんど干上がった状態のまま、田植えイベントはスタートしました。

 

田植えイベントスタート!最初から全員田植え!

というわけにはいきませんでしたので、

ジャガイモ掘り班、苗取り班、奥田班、の三つのグループに分かれて作業をはじめました。

 

それぞれ紹介していきます。

 

ジャガイモ掘りの様子↓

このジャガイモは3月末に植え付けしたものです。

笹本と松浦とひいひい言いながら7本くらい畝を立てたのは、本当についこの間な気がしていたのですが、あっという間に収穫です。

ジャガイモは、わりとどんな土地でも育ち、生育期間が短く、栄養満点で世界各地で食べられていますよね。

自分たちも種芋の植え付けをしてから、あまりジャガイモに時間を割くことはありませんでしたが、イノシシの被害にあうこともなく、かなりの量を収穫することができました。

日々の活動人数が不足しがちな里山には、ありがたい作物でした。

割と手軽に作れちゃうのでジャガイモに頼りすぎて、飢饉が起きた国もあるとか(問題の本質はジャガイモではなかったみたいですが)。

 

少し話がずれましたが、スコップやシャベルを使って協力しながら、たくさんのジャガイモを収穫することができました。

たぶんまだまだ掘り残しがあるはずなので、残りはゼミ生で。

 

次は苗取りの様子↓。

苗取りってかなり地味な作業で、あまり人気はないかなと思っていましたが、意外とたくさんの人で作業していたみたいですね。

苗取りは、苗代に生えている稲とヒエを見分けながら、稲の苗を集める作業です。

この作業は地味で面倒ですが、結構重要。

ヒエは稲とかなり見た目が似ておりまして、間違えて田んぼに植えてしまえば、稲の生長スピードとは比べ物にならない速さで大きくなり、稲の生育を邪魔をしてしまうのです。

そんな稲とヒエですが基本的には、節の部分に毛のようなものが生えているものが稲、生えていないものがヒエというように見分けていきます(詳しくは調べていただければ)。慣れてくると、ぱっと見で平べったいなとか、なんか頼りなさそうな感じだなという感覚で、大体ヒエだとわかるようになります。

昼休憩は12時からとりましたが、苗取り班の皆さんはそれまでずっと苗取りをしてくださいました。ありがとうございました。

 

こちらは奥田班の田植えの様子↓。

奥田は古田よりも、湿っている地質で狭いため、午前中は優先的に奥田に水を入れ、田植えをスタートさせました。

とはいっても植えはじめの奥田の地面は割とカチカチの状態で、水を入れても端にたまってしまうため写真のように、レーキやクワを使って田んぼの表面に水を回しながら作業を進めました。

本来の田植えは、柔らかい泥のような土に苗を植えていきますが、今回は上のような状態でしたので、親指で穴をあけるなどしながら、植えていきました。

特に留学生には今回のやり方が、本来の田植えだと誤解されていなければいいですが…。

 

こちらは昼休憩までに奥田の真ん中くらいまでを終わらせていました。

 

 

 

先ほども書きましたが、水を入れる時間稼ぎもかねて、昼休憩は予定よりも早めの12時ごろからとりました。

昼休憩までに、古田・奥田どちらも終わるだろうとはなしていたのですが、そんな算段はどこへ行ったのでしょうか。

やっぱり心のどこかに慢心があると物事はうまく進まないなぁ、と教訓になりました。

 

 

少し長くなりそうなので、昼休憩までを前編、その後を後編と分けたいと思います。

前編を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

吹戸