岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

11月3日・収穫祭

三回生の八木です。
11月3日、収穫祭です・・・・が、前夜祭ということで収穫祭の準備からはいります。

前日の11月2日、買ってきた食材を裕展さんの家で準備。といっても買ってきた食材を切るという単純作業。人をたくさん集めて一気に取り掛かりました。壮観です、食材一覧↓
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写真にはちょっとしか鶏肉が入ってはいませんが、有山さんが買ってきてくださった鶏肉は20㎏もあります。そしてその有山さんの準備してくださった鶏肉をきる作業。皆、笑顔です。
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もっと時間がかかるかと思っていたのですが、たくさんの人数が集まってくれたので準備作業は比較的早期決着となりました。

そして・・・

11月3日。収穫祭です。
春学期に植えて、我々なりに育ててきた作物の収穫を祝います。バーベキュー、餅つき、脱穀体験、サツマイモ掘りなど中身は充実してます。
天気は晴れ。まずは竹やぶから竹を切り出してきて、器と箸作り。竹の節を底として使うお椀、筒状の幹を利用した皿。出来る限りは現地調達。
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火を起こして釜でご飯を炊きます。先日皆で脱穀した米です。ダッチオーブンでタンドリーチキン。なべでいつもの味噌汁にバーベキュー・・・振舞われるものもさすがに多いですね。
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昼ごろに近づくにつれて、人数も増えてきました。室田ゼミ、ベトナムではお世話になった中央大学の緒方先生と緒方ゼミ、留学生たち、先日視察に来られた山下生駒市市長もご家族一緒に来てくださいました。バーベキューが始まるころには全員で50人以上。
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↑お昼ごはんの準備と同時に餅つきを開始しました。写真で杵を振っているのは中央大学緒方ゼミの内海さん、ムービーは高橋くんです。↓
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収穫祭にて餅つき(2007/11/3) 
餅は里山で取れた黒米を精米までせずに黒いままのを混ぜて餅にしたので、出来た餅には黒い模様が入ってました。
芋ほりも並行して開始。山下市長とご家族が中心になって掘ってくださいました。

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お昼ごはん、バーベキュー。西村先生の一団も加わって、皆で焼きながら食べました。熱い熱いといいながら網で焼いていきました。鶏肉の味付けはかなり好評でした。裕展さんに感謝です。途中で里山で栽培していた椎茸が育っているので食べようということになり、椎茸が網の上に現れました。
緒方ゼミ+室田ゼミ+岸ゼミ。ゼミ間、大学間を越えた新たな交流を僕は目撃しました。
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バーベキューの網をはさんでいったいどんな会話が繰り広げられているのでしょうか・・・

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ワラの中でねている人を発見。後ろにはタマラさんの姿も確認できます。ワラの上は気持ちいいですよね。ワラは結構役に立ちますよね、稲を束ねるのにも使いますし、かぶっていると暖かい。

脱穀体験で岸ゼミ2回生や中大の緒方ゼミの学生も頑張ってくれました。はじめての足踏み式脱穀機、お疲れ様でした。さらに85歳のおじいさんまで脱穀機を回していました。ご高齢にもかかわらず、手馴れたものでした。おじいさんの世代ではこの脱穀機を使って脱穀していたのが当たり前だったのでしょう。
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午前中から地道に行われていたいも掘りの作業も確実に進行していました。筵の上にこんなにサツマイモ。小さい子供たちも大きなスコップを持って芋堀してくれました、ありがとう。
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収穫祭もいよいよ終幕です。福井さんの挨拶で締めて収穫祭は終了。
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さて、この後は片付けです。

なべ、網、釜、あと、餅つきに使った杵と臼は里山で取れたヘチマから作ったたわしで洗います。洗ってたら、取れてなかったヘチマの種が中から出てきてちょっとびっくり・・・テントを片付けて道具もしまって片付けも終了しました。実は、この日、岸ゼミ3回生冨田くんの誕生日でした。みんなで「おめでとう」!

我々が植えて、我々が育てて生産した物を収穫し、自分たちの口の中に入るまで行ってきました。自分たちの努力が作物の実になって返ってくる。この中には、自然の出したエネルギーと自分たちの出したエネルギーが詰まっているのです。
我々は普段何気なく店で売っている食べものをお金で買って生活しています。そこには背景なんてものは見えません。ただ、生産されたものを食べているだけです。しかし、自然を利用して自分たちの目で見て農作物を作っていると、それらを食べたときに自分たちはエネルギーを吸収している、大地の恵みを受けている、そんな気分になりました。

まだ芋が残ってますがこれで里山での収穫はひと段落しました。
最後になりましたが、里山収穫祭に参加してくださった皆様、本当にありがとうございました、そしてお疲れ様でした。