岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

10月5日の活動報告~稲刈りに向けての準備など~

榊原です。10月5日のブログを担当させて頂きます。
本日は一日中雨降りという絶好の里山日和でした。雨ということもあってか活動人数も少なかったです。寂しかったぜ。

しかし雨に濡れた稲穂というのもまた一興。
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主な活動内容は、
・田んぼの水門作り
・ニンニクの栽培
・草刈り
です。

まずは稲刈りの当日、田んぼがどろどろでは稲刈りがしにくい!ということで、水門づくりを始めました。そんな大層なものではなく、ただ水の逃げ道を作ってやるだけなのですが、なかなか難しいです。中山さんの指導を受けながらちょっとずつ作っていきました。どうやら水を引っ張ってくるようにやさしめに鍬を操ってやるとうまいこといくようですね。
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池田の水門を掘り終えた中山さん。
「ふ、こんなもんだぜ…」と言っているかどうかは定かではないです。
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中山さんが水門作りをしている一方で、途中で飽きた僕は岸さんとともにニンニク(岸さんが持ってきてくれた)栽培に使う堆肥をとりに行きました。以前八木さんがカブトムシを見つけて喜んでいたあの奥広場の堆肥です。しかし堆肥周辺には謎のとげとげ雑草が生えていて、堆肥の中にもその根を広げていました。根っこを広場前の畑に持ち込んで万一そこから成長したらことなので、根を除去しながら堆肥を一輪車に乗せました。
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岸さん、マヤちゃんとともにいざニンニク栽培。土を掘り返したところに堆肥を敷き、さらに土壌を中和するための石灰を少量まいてからニンニクを埋めていきます。手前に見えるのはジャンボニンニクです。ジャガイモと見まごうなよ。
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サツマイモの隣に植えました。踏まないでね。
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午後からは中山さんは温水路(漢字怪)の補修とあぜ道の草刈、岸さんと僕は東屋周辺に生い茂った雑草を鎌で刈っていきました。その最中に岸さんに教えていただいた植物、山椒(これまた漢字怪)。とてもさわやかないい香りがします。その昔、まだ日本人にお風呂に入る習慣がなかった時に、これをお香として使っていた…んでしたっけ(曖昧)。
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さあ、どのへんがきれいになったかわかるかな!?これがわかれば立派な里山野郎だ!
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中田の水路補修を終えた中山さん。おつかれさまです。
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一通り東屋周辺を刈ったのち、東屋以北の土地を把握しようと鎌を片手に新規開拓(大袈裟)に乗り出しました。
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笹と格闘しながら進むと、少しだけ開けたところに出ました。かつて西畑からこのへんまでつながっている道が存在したらしいのですが、その名残でしょうか。
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さらに北へ進むと笹に囲まれた2本の木が。なんとマツです。中山さんいわく、マツは非常に弱く、ほかの植物が繁茂している土地ではあまり成長できないそうです。確かに、幹や枝が細かったり地面に近い枝が腐りかけていたりして、2本とも弱々しい松でした。しかし随所に青々とした葉っぱや松ぼっくりも見られました。こいつらにはがんばってほしいです。ちなみにこの2本松からすぐ東には池もありましたよ。
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それにしても、今までがむしゃらに進んできて笹しか捉えられなかった目に針状の葉っぱが飛び込んできたときの喜びといったらないです。思わず「松がある!」と一人で叫んでしまいました(笑)。同時に僕たちは小峠のほんの一部のことしか知らないんだなと感じました。岸ゼミが小峠で活動を始めて5年が経つそうですが、まだまだ未知の部分がたくさんあります。現在の田んぼなどの活動を維持・発展させつつも、すこしずつ視野を広げていけたらなと思っています。里山に来るもの拒まず!ということで、みんなで里山・高山を創っていきましょう。以上、10月5日の活動報告でした。

来週はいよいよ稲刈りです!みんなで植えた稲が実ってます!夏のしんどかった草取りなんかを思い出すと…もう感涙。