岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

11月30日活動報告

こんばんは
2回生の釜谷です。今週のブログ担当させていただきます。
本日は終盤に雨も降りましたが、比較的作業しやすい快適な天候でした。

メンバーは4回生の林田さん、西島さん、佐野さん
       2回生の入澤さん、宮崎さん、和田さん、森下さん、釜谷の計7人でした。
主な作業は、道普請(みちぶしん)、脱穀、畑の畝作り、そして黒豆・大根・かぶ・きのこの収穫でした。


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まずは黒豆収穫を行いました。黒豆は収穫した後に土と葉をとり除き、干します。乾くことによって実がぽろぽろと取れやすくなるそうです。
私は黒豆を収穫している際、黒豆と教えられるまで、ずっと枝豆を収穫していると思っていました。
大豆の中に、黄色い大豆と黒豆という種類があり、ともに若い状態を枝豆と言うそうです。
つまり、色違いというわけではなく、未熟なものか、熟したものであるかの違いだそうです。前者が枝豆で後者が黒豆である。



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黒豆収穫後には脱穀作業を行いました。
ここ3週間程ブログで紹介している脱穀です。
まずは足踏み脱穀機で脱穀して、その後、脱穀しきれなかった米を稲から手作業で取り除く作業、そして脱穀した米をふるいにかけて余計なものをとり除く作業。
収穫袋にいれて終了!
こんな感じで行いました。3週間目ということもあり、2回生も慣れたもので、汗をたらしながら、進めていきました。
なんとか活動終了間際までに、終わらせることができました。11月内に終わらせることができ安堵のため息をつきました。

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そして道普請(みちぶしん)も並行して行いました。
道普請という言葉は広く知れ渡ったものなのでしょうか。
私は初聞だったのですが、文字通り道を直してゆくことです。道のへこみ、くぼみ、崩れたところを土で埋めてゆくという作業です。
左の写真は、道普請の成果です。写真の右上は作業風景です。
この場合、資本1労働2という比率が最適な労働生産性を生むようで、その通り行っていました。資本は機械のことで、労働とは人のことです。経済学において、生産要素は労働と資本と土地と定義されており、それを最適に分配することが大事なことなのである。
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そして個人的に本日のメインイベントであった、畑の畝作りについて記述していきます。
一言で感想を述べると大変でした。とてもきつかったです。
畝とは、作物を植える部分、つまり写真の盛り上がっている部分である。そしてその間の溝のことを畝間(うねま)というのだが、そこを曲がらないようにまっすぐ掘ってゆくというのが畝作りの主である。
今回は、深さ10-15cm、幅はクワの先の部分の2つ分という規定で掘っていきました。
そして掘った土を畝として横に積み上げていき、写真のように完成するのである。
写真の畝はきれいにできているが、2回生が作った畝は曲がってしまって成功とは言えないものになったが、初めてにしては上出来であった。
実際、土は掘るという感じより、そぎそるという感じに近かった。畝間がまっすぐ掘れそうにない時は、ロープを張り、それに準じて掘り進めるとよい。
盛り上げた畝には、鶏ふんとあぶらかすをまいてゆきました。
鶏ふんというものは、鶏のふんを発酵させたものです。餌に起因してタンパク質と炭水化物が多く、即効性の肥料として期待できるものであります。
油かすというものは、菜種をしぼって油を採る際に出るかすのことであります。窒素成分が多く遅効性だがゆっくりと植物に吸収され行くものであり、窒素成分は細胞の分裂、増殖に必要であり、さらに根や葉や茎の発育を促すものであります。
こんな感じで畝作りも無事終了しました。

作業はこんな感じで終了しました。
次は知識面以外で得たものを紹介していきます。
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まずは桜の苗です。
これはあぜちさんから頂きました。ありがとうございます!
この桜は60年前に発見された新種で河津桜と言うそうです。奈良県のお寺を通して里山に巡ってきてくれました。
桜のことに関しては無知なのですが、根っこが長いということが印象的でした。(どの桜もこの程度長いのかもしれませんが)
大きく育てていきたいと思います。
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そしてきのこです。
このきのこは何でしょうか。
きれいに黒っぽく輝いていました。裏面は写真右下のようになっていました。
岸教授にはなんと言うきのこか分からなかったらしく疑問吹いていました。
私はもちろん知識なんてないので、頷くばかりでした。
家に帰り、個人的にインターネットで調べたところ、どうやらヒラタケというおいしく頂けるもののようです。(もしかしたら間違っているかもしれません)
ヒラタケは食べれますが、ヒラタケに似たツキヨタケというきのこは毒があるので注意です。
ちなみに見分け方は、ツキヨタケは柄を裂くと黒いシミが確認できるが、ヒラタケには確認できない点である。
※見分け方についてはwikipedia参照 、参考URL  http://ja.wikipedia.org/wiki/ヒラタケ


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そして他には、大根、かぶ、なめこ、しいたけを収穫しました。
大根とかぶは、間引きを兼ねて大きくなってきたものを収穫しました。
私は生のなめこは初めて見たのですが、表面がすごいなめっとしてる等言っていたのですが、どうやらなめこの由来はこの表面のなめっと感から来ているようですね。
ぬるっとした感覚から、滑らっ子(ぬめらっこ)となり、なめことなったそうです。
やはり昔の人もなめっとしてんなぁと思ったということでしょう。
そしてしいたけは、菌を打ち込んだ木からすでに結構な数が生えてきていて、成長しすぎる前のちょうどいい時期に収穫しました。
私は大根となめこを頂いて帰りました。しいたけは苦手なのでいつか克服したいですね。
大根となめこは鍋に具として入れておいしく頂きました。

今回の作業概要は上記のとおりでした。
ではまた来週!