岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

里山保全外伝~四月30日~



はい、どうも ゴールデンウィークの最初の二日をなぜか里山で過ごした三回生の和田です。

メンバーは
和田

上西さんが下の駐車場で休まれていました。



昨日家の鍵と自転車の鍵がセットになっていたものを東屋に落としていたらしく、まあ里山に行くしかなくなりました。

自分のミスだけにそそくさとひとりで私市駅に向かい、きょうへいさんが楽しいハイキングコースと評していた片道一時間半の道に挑戦しました。
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、が普通にしんどかったので、あまりおすすめはできないかもしれません…きょうへいさんのすごさをわかりたいかたはぜひトライしてください…


今日やったこと

・木下田の畦塗り
・橘の植える穴掘り
・タケノコ掘り
・沢ガニ探し


木下田の畦塗り
 ひび割れを直していました。ひび割れない方法とかあるのかよって思いながら芸術的な畦を目指して塗っていました。泥団子の時にひびわれが起きるのは表面に砂をつけすぎた時とかでしたが、畦のばあいは何だろう、砂が多く泥に混じってるのかなとか考えてました。


橘の植える穴掘り
 橘に関しては釜谷が詳しくかいてくれるとおもうのでこの前日の29日のブログを参照してください。

タケノコ掘り
 もうタケノコ飽きて、もはや駆除の領域やなって最初は思いながら竹林で取りつつ、大きくなりすぎたものを壊していきました。

 最近服部幸慶さんという日本の料理界のトップの人がお勧めしている本を手当たり次第読み進めているのですが、
まあだいたいの本はタケノコを旬の食材として賛美しておられる。


こんな取っても取っても生えてくるたけのこを駆除という気持ちでなく、感謝で接することができるのは料理人だからなのか
もなぁと思いつつ、でかくなったのを壊してました

 が、ふと今年の冬に竹を全面的に伐採した場所を見ると、先週には気づかなかった一本の緑の竹が生えているのを発見してはっとした。

 たぶんその竹は一週間前まではすぐには発見できないくらい小さなタケノコだったのが、その時には人の身の丈くらい成長していたのだ、と思うとたけのこすげえってなった。

 そこで、身の丈が30cmくらいだったのが一週間後には1m50を越える能力を持っていると考えると、
たけのこって成長というものを食べれるめっちゃわんだふるな食べ物じゃんってなって
少しプロの和食料理人さんの気持ちに近づけたかもなって思った。

で、その竹壊して満足した気持ちでその場を離れた。



 
沢ガニ探し
 この日はまったく生産性を求められていなかったので、普段立ち入ったことのなかった元ため池、台風で壊れてからは足を踏み入れることが可能になった場所にまあ沢ガニくらいいるやろと探検しにいった。

結果かにはいなくていたのは蛙と蚊とやまかかし(首筋が黄色だったからおそらく)がいた。しかも奥に入ればはいるほど蛙とヤブ蚊の数が増して、ひっ、ってなった。
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 山に入って最初のため池まで見に行ったが、足を踏み入れただけでおそらく蛙の音であろう、びちゃんびちゃんって飛び込む音はするわ、ヤブ蚊がまとわりつくわで
すぐに背を向けて退散した。

 ふと中学生の時に日誌に書いことを思い出した。



 古池や かわず飛び込む 水の音


この句は、あたりが静かでそんな中一匹の蛙が古池に飛び込みその音がたいそう風流である。
みたいな説明が教科書にされていた。
でも実際のところ、普通古池なら近づくだけでヤブ蚊がよってくるし、蛙が一匹ボチャンしたら二三匹たいていボチャンボチャンしてるし、
芭蕉ってなんなん
って感じのこと書いたこと思い出して懐かしかった。

あの頃の反骨精神はいずこへ…

ひとりだと思考が弾みますね。


そんな感じで帰りはバスで帰りました。