うだるような夏の暑さから解放され、少しづつ涼しくなってきました。
岸ゼミでは、今年も稲刈りの季節がやってきました。夏に植えた稲は頭が垂れるほど実っており、それをひとの手でひとつひとつ丁寧に刈っていく姿はどこか懐かしいようなそんな気持ちにさせてくれました。
今年は紫黒苑という黒米と、いのちのいちという米を植えました。ひとつひとつを手で刈ったり、はざを立てたり、刈った米をそこ掛けたりと一日中動きっぱなしのイベントでした。苦労した分きっと味も格別なはずです!11月24日には今日収穫した米を脱穀する収穫祭というイベントを行うので、またぜひ参加していただけると幸いです。
さて、話は変わりますが私は現在大学3回生でそろそろ就活を意識し始めたのですがいまいちまだ社会人になるという実感が湧きません。アルバイトをしていますが、恐らくそれとは全く別物だろうと思います。初めてだらけの就活に不安や焦りを感じていましたが、自分の手で米を一から育てたという事実が自分に勇気と自信をくれている、そんな気がしてなりません。あれほどきつかった田植えを乗り越えた自分なら就活だって乗り越えられる気がします。猛暑日でも里山に来て活動した日々に比べれば大したことないはずです!そう思える機会を与えて下さった里山と里山活動を支えてくださった多くの方々、ゼミ生、そしてなにより岸さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
ありきたりな文章になってしまいましたが、自分の素直な気持ちですのでご容赦ください。また次からの活動にも全力で取り組んでいきたいと思います。
3回生 稲垣啓介