岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

あなたのための里山

こんにちは。今回のブログ担当の洞です。11月22日の活動報告をします。

参加者

三年 朝日奈 阿部 安藤 田中 平瀬 洞 (50音順)

 

活動内容

麦の畝作り、植え付け

 

今回の活動は麦の植え付けが時期的にギリギリだということでとにかく植えられるところまで植えようと意気込んで活動を行いました。

午前中は手作業で畝を作り、午後は野田さんに耕運機を貸していただき化石燃料という禁断の果実に手を出しました(笑)

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手作りにて畝を作成中

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1日でここまで作業をすることができました。
里山麦最高責任者(CMO)の朝日奈くんも満足したご様子でした。

 

 

前述したように午前中は鍬を持ち、耕し、畝を作りました。午後は耕運機で耕し畝まで作りました。

何も考えなければ、最初から耕運機を使って作業をした方が効率的です。土もより細かくなり、麦の生育環境を考えてもそちらの方がいいです。

ですがあえて私たちは手で畝を作るという過程を踏みました。これにより手作業のしんどさはもちろん、機械の暴力的なまでの力を体感しました。

この体感こそが学びであると私は考えています。

私たちは何のために里山にいき、活動を行っているのか?

その答えは人それぞれだとは思いますが、この「体感」を得るため。というのはその答えの一つだと思います。

私たちの研究対象であるエコロジー経済学を学ぶための実践の場として、自然と関わり、人と関わり、生態系の範囲の中で幸福を最大化していく。

単に産業としての農業を体験する場所ではなくそこから何を学べるか。だと思います。

今回は機械を使用し、作業効率を手にしましたがそれによって見えなくなったものもあります。

地中にいる生物を目をくれることはありませんでしたし、一つの畝を作った時の達成感をみんなで味わえるあの嬉しさは手作業に勝るものはありません。

経済学ではトレードオフという言葉で表されますが、教科書の中だけでなく実生活でそのことを体感できました。

教科書で理論を学び、里山という実践の場で理論を実践し学びを最大化していく。

この話は経済学部の方ならわかると思いますが、少なくとも、りんごを2個作ります。みかんを3個作りますと言ったような意味不明な例えでは満足しなくなります(笑)

まあ、長々と書きましたが、一言で言うと里山は最高の学びの場所だということです。

そして私たちはもっとこの活動を外に広げていきたいと考えています。そのためにもっともっとがんばります!(笑)

以上、今回のブログ担当の洞でした。

 

 

 

おまけ

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昼食後、作業せず空を見上げる人たち

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昼食後、作業せず空を見上げる人たち(2)