岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

6/23 麦刈り② サツマイモ植え

SAの福井です。
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6/23(土)の活動報告をします。

小峠の田植えは先週終了し、またひとつ現地のランドスケープが変わりました。
里山には「四季」があります。
当然どこにでも四季がありますが、
普段の自分達の暮らしではあまり意識をすることのなかったこの四季の変化を
我々は最も目の前で感じ取ることができます↓
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さて本日は麦刈りとさつまいも植えを予定していましたが、
先週の土曜日同様、いや、それ以上の暑さと日差しの中での作業となりました。
作業には岸さん、室田先生、TA中山さん、小川さん、翁さん、岸ゼミ三回八木、室田ゼミ三回三木さん、
そして新たにワンぷーの竹下君と私福井が参加しました。(岸ゼミ三回生出て来い!)

東畑の麦はもう先週ぐらいから雑草に覆われており、
雑草が麦を覆い隠している状態です。
TA中山さんが言うように、麦ふみ、土かけが足りなかったのでしょうか・・・・
踏まれた強い麦は雑草に負けることのないとのことです。
刈る時期も少し遅れたのでしょうか。
麦は立ってるのがやっとの状態です↓
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さあ刈っていくのはいいものの、
さすがに暑い!体力がドンドン奪われていきます。
さらには藁に力がないため、ボロボロ藁が折れて、
最終的には麦の実を拾って集めました。
室田先生、暑そうですね↓
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麦刈りと並行して岸さんは一人で脱穀
脱穀には先週同様、千歯こきを用いました。
(写真がなくてごめんなさい!)
その後、岸さんと竹下君で麦の実の分別。
昨年はパトリシアが同じように作業していました↓
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麦刈り組はなんとか午前中に作業終了☆
この時点で皆、かなりの疲労が見えました。
とりあえず刈ってしまったが、少し見栄えが悪い↓
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午後からは東畑にさつまいも植え!
しかし麦を収穫したため、土壌の栄養分が少し足りません。
そこで中山、八木ペアは草木灰をおこす前の畑に巻きました。
肥料には窒素、リン酸、カリの3大要素があり、
主に窒素は葉肥、リン酸は花肥料、カリは実肥です。
今回はカリを補給するため、草木灰を施肥しました↓
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肥料を得た畑をおこしていく岸さんと竹下君。
(OBの細井さん、岸さんは元気に作業されているのでご心配なく☆)↓
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さて翁さん、三木ペアは西畑で小豆植えのための土おこし。
あまり鍬使いの慣れていない三木さんを翁さんがリードしていく形が
いつのまにかナイスタッグ。あっという間に畝を作り、小豆を植えてしまいました。
馬手?小鍬?と呼んだらいいのでしょうか。
この道具を使い、きれいに畝を作る翁さん、三木さん↓
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東畑は岸さん、竹下君がおこした土で中山さん、八木ペアが畝を作っていきます。
(福井も少し)
さとまいもの畝は麦と違い、幅を1.5倍ほど広げなくてはなりません。
畝に股を挟んで、両端から土をかき集め、手際よく畝を作りあげます↓
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時間とさつまいもの苗の量のこともあり、畝は3列にしました。
残りのスペースはまたみなさんで考えてみましょう。
畝の出来上がり↓
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日が暮れだした頃から、西畑の傍に植えてあるサツマイモの雑草をしましたが、
雑草を掻き分けても、一畝に4・5本は苗を植えていたのに
苗が一向に出てこない部分がたくさんありました。
生存している苗だけでも大切に世話していかなくては・・・・↓
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今日は人数が少なく、さらに日差しのきつい中でしっかり本来予定していたことが実行できました。
ただただ作業しているだけでなく、いろんな状況を考え、その状況に適した方法を自然と学生達が意識し始めているように私は本日感じました。ただ暑い中、しんどい作業をこなすのではもったいない活動です。今日ははじめてこの活動に参加した竹下君にいろいろな質問をされました。一つ一つの作業や行動に「どうして?」と疑問を持ちながら、その意味を解釈し、納得して作業する、そんな彼から私自身、学ぶべきことがあったと思います。実践的に学べる場所、実践的に体験できる場所であるからこそ、彼のようなもっとお貪欲に吸収していく姿を見習いたい、そして学生の皆さんにも見習ってほしいと思う今日この頃☆