岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

5月18日の活動報告~脱兎谷にて~

3回生の内藤です。
本日は脱兎谷での活動です。岸さん、SAの八木さんと一緒にまず小峠に向かい、必要な農具を揃えました。このときに偶然キジの雛が水路を走っているのを見つけ、捕まえました。すごくかわいかったです。
イメージ 1


脱兎谷に着いて、既に到着していたメンバーと合流してからいくつかの作業に分かれて活動を始めました。具体的には、田植えの準備段階の畦切り・荒起し・草刈りです。
イメージ 2
畦切りです。黙々と作業に励んでくれました。
イメージ 3
荒起し終了後です。見た目も綺麗になりました。力作業の努力の賜物です。

イメージ 4
草刈りがまだ続いている中、SAの種田さんと佐藤さんが水路の整備をしてくださいました。長い水路をひたすら二人で頑張ってくださり、感謝です。

これらの作業中、様々な生き物を見つけました。

イメージ 5
シュレーゲルアオガエルです。産み付けられた卵もたくさんありました。
イメージ 6
ザリガニです。農作業には有害な生き物ですが…。
イメージ 7
オニヤンマのヤゴです。さすがに大きいです。

イメージ 8
草刈りはかなりの範囲に及び、その後も続きました。土手のところは活動が終盤にさしかかったときにもまだほとんど手をつけていなかったので、急いで取り掛かりました。土手の斜面は結構急で、何度も滑り落ちそうになりながら草を刈っていきました。

イメージ 9
イメージ 10
土手の草刈りと同時進行で、通路沿いに流れている水を田に直接流し込む水路を確保するための修復作業が行われていました。既に根がしっかり生えてしまっていた竹を掘り起こし、ついに全て取り出せたときは作業を見守っていた何人かが思わず拍手したほど、力の要る重労働でした。私もこの作業を途中から見ていましたが、SAの方々の力強い作業ぶりには感嘆しました。

イメージ 11
その後もSA小畠さんが水の流れ出るところをきれいに整えてくださいました。整えながら、水路の外に出す土を使って土嚢を作りました。これで新しい水路を作る準備完了です。

イメージ 12
イメージ 13
その後は岸さんが土嚢を埋め込んでいき、いくつかの竹を組み合わせて水路を作りました。あくまでまだ仮の状態だそうですが、修復したところから田に水が流れ込むようになりました。この水路修復に携わった方々、お疲れ様です!!

私は今回の活動で初めて脱兎谷を訪れたのですが、小峠とはまた違う落ち着いた趣があっていいなと思いました。小峠と比べてみるとそれほど広くない土地の中に、様々な生き物が生きていました。こんな場所のすぐ近くに最先端の技術施設や研究所があるというのは想像しにくいことですが、正反対の二つのものが混在しているというのは面白いと思いました。

それでは以上で今回の報告を終了とさせていただきます。