岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

2月22日の活動報告~奥の広場の整備~

先週に引き続き、どうも二回生の丹内です。
朝は良い天気で、たくさんの鳥の鳴き声が聞こえたのでそっちに行ってみると、メジロの群れを見かけました。
前の活動日に今年はメジロの群れを見ないねーという話をしていた矢先の出来事だったので少し安心。
 
頑張って写真を撮ろうとしたが写真は獲れず・・・
他にもホオジロなどいろいろな鳥を見かけましたが、やはり写真は撮れず・・・
 
 
光学24倍ズームでもやはりコンデジで鳥の写真は性能的にも厳しいのか、
次回三脚を持ってリベンジだ!!などと考えながらも
結局その後も撮れそうで撮れない一定の距離を保つ鳥がずっと気になる一日でした(笑)
 
そんなことはさておき、この日の活動内容としては
主に二つで
奥の広場の切り倒した木の整備、崩れてきた斜面の土砂対策の杭打ちです。
 
 
切った木の整備のほうは
椎茸、なめこの榾木用
薪用
など用途に分けてひたすら分けていきました。
 
 
イメージ 1
この日の活動はひたすらこの地味な活動でした。
やっているとなんだか脱穀の時のことを思い出します。(笑)
 
 
イメージ 2
 
 
↑はウバタマムシ
 
発見したのはよかったのですが、冬眠していたウバタマムシを起こしてしまったため、エサである松の木に放しました。調べてみると冬眠するやつと冬眠しないやつの二パターンがいるらしいので、生き残ってくれることを祈ります。
 
おそらくみなさんがタマムシと言われ普通想像するのはヤマトタマムシと言い、体中煌びやかな色と模様をした緑色のやつですが、このウバタマムシは地味ーなやつです。
 
 
そんなこんなで雨もぽつぽつと降ってきたので荷物をまとめて東屋のほうに戻っている途中に
ヤマアカガエルニホンアカガエル、とにかくアカガエルの卵塊を発見
イメージ 3
 
少し水が引いてしまったところに何個かあったので
岸さんとスコップで水の多い木下田に移しました。
イメージ 4
小峠では当たり前に見られるこのニホンアカカエルですが、奈良県では絶滅危惧Ⅱ類に指定されていて、他にもさまざまな県でレッドデータブックに登録されています。
昔は日本全国どこでも当たり前に見られたらしいのですが、近年の水田周辺の水路整備に伴うコンクリート製水路による生息域の分断、田畑の冬期の乾燥化やなどの環境変化によって、生息数が著しく減少しています。
 
なのでこまめに、冬でもいくつかの田んぼには水をいれておいたのですが、無事産卵が確認できてなによりです。
 
最近こういった自然保護問題において
何を守るべきなのか、人間のために自然を守るのか、自然のために自然を守るのか
というようなことをいつも考えるのですが、これは難しい問題ですね。。。
私がたとえば今回のようにカエルの卵を安全な場所に移したりして、生物を守っている理由としては至極単純で、好きだから守るとしか答えようがありませんが(笑)
 
 
他にもいろいろ書きたいことがあったのですが、ややこしくなりそうなのでまたの機会にしておきます。
以上で報告終わります。
 
 
 ※椎茸の菌打ちのお知らせ※
今年の椎茸の菌打ちは3月18日(日)を予定しております。
興味のある方は是非一度遊びに来てください。