岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

11月8日の活動報告しちゃいます。

《はじめに》

だいぶ遅れての活動報告になってしまいました。

8日の活動報告は平瀬が担当いたします。

今回は素材が少なく、文章での説明が多くなっております。ご了承下さい。

〈活動参加者〉

3回生: 平瀬

2回生: 梅野、先本、平野

〈活動内容〉

1) 豆畑の電柵用の杭設置(電柵故障の為、杭のみ)

2) 豆畑横の水路整備

3) 草刈りのガソリン補充

4) 大豆畑の草刈り

5) 豆畑上の草刈り

 

1) 荒らされた畑

畝が派手に掘り返されていました。

これから麦を植えるので、これ以上荒らされない為にも、電柵を設置する必要があります。

しかし、余っていた電柵が2つとも故障していたため、今回は杭の設置のみ行う事になりました。

僕は最初、5メートル間隔位で杭を設置していましたが、もっと間隔を空けても良いと教えて頂きました。

「電柵の為、一度触れた時点で動物が警戒し、強い衝撃を与えてくる事はない。」

「四隅をしっかりと埋めていれば杭が倒れる心配はない。」

なるほど。納得です。

 

2) 詰まりの解消は早急に!

腸に毛穴に排水口。

詰まって良かったことなど1度もありません。

今回はどうやら田んぼからの水が流れる土管の出口が土で塞がってしまっていた様です。

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詰まりの原因である土を退かすと同時に、水路を深く掘り直し、水の通りを良くしました!

これで予期せぬタイミングで畑に水が流れ込む心配が無くなりました。

作物にとって水は欠かせないものですが、必要としていないタイミングや量を与えるとかえって悪影響になる場合もあります。

肥料などもそうですが、農業はタイミングと量を見極めることが肝の様で、予期せぬ事態が起こらぬように今後も細かな気配りが必要となるでしょう。


3) 草刈り機にだって多様性

草刈り機にも色々と種類があると知りました。

里山で使っているものには、「ガソリンとオイルを分けて入れるもの」と「ガソリンとオイルを混ぜて入れるもの」があります。

混ぜる際にはガソリンとオイルの分量に注意しなくてはいけません。既製品もありますが、若干割高だそうです。

また、分けて入れる際には入れる場所を間違えないように…。

 

※ ガソリンを容器から出す際には、忘れてはいけない手順があります。

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蓋を開ける前に、必ずこの部分からガスを出して下さい。

ガソリンは揮発性が高く、知らず知らずの内に容器内の気圧が上がっています。

そのため、手順を踏まずに蓋を開けると、場合によってはガソリンが噴き出て、大惨事になる可能性があります。

 

4) いつだって草刈り

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除草剤などを使用せず、農業をするというのなら、草刈りは日課となるでしょう。

僕個人としては、草刈りはその日の努力が、景色の変化としてわかりやすく現れるので、嫌いではありません。終わった後の達成感はかなりのものです。

 

5) それゆけ草刈り機

早速、ガソリンを補充した草刈り機の出番です。

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岸さんと2回生が草刈り機を持って、どんどん草むらを切り開いていきます。

作業は、草刈り機で草を刈る人とレーキで草をかき集める人に分かれて行いました。

2回生はヤル気に満ちた方が多いようで、作業がサクサク進みました。

 

※ レーキ(rake)

熊手の別名のようですね。

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よく映画で、酪農をしている人が草をかき集めるのに使っているのを見ます。

 

↓草刈りをした場所からもう一段上の場所

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昔はキレイな梅の花が咲いたそうですが、今は見る影もなく…。全て枯れてしまっているそうです。

写真はある程度、草を刈った後のものですが、ここもかなり草が伸びていました。

特にツル系、シダ系の植物が多く生えていたので、もしかするとそれらの植物に栄養を持っていかれたのかも知れません。

 

※ おまけ1

〈問題〉

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草刈りの最中に見つけたものです。

読者の皆さん!実は上の写真には、ある動物の巣が写っています。どこにあるでしょう?

(答えは下の方)

 

※おまけ2

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上の写真、僅かに地面が凹んでいるのがわかると思います。

そこから視点を高くして、見下ろすとそこには豆畑に続く道のようなものがありました。

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なるほど…。

豆畑を荒らした犯人はここを通り道にしていたようです。

草刈りを怠り、草丈の高い草むらを作ってしまうと、そこがイノシシなどの害獣の寝床になってしまうのです。

家の近くに特定の生き物が多く出現すると感じたあなた!一度、その生き物の痕跡を追ってみるのもアリかも知れません。

 

〈正解〉

答えはこれ!

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こんなところにあったんです!

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皆さんは見つけることできましたか?

あまりに小さいので、「こんなの見つけられる筈がない!」と憤っている方もいるかも知れませんね!

 

〈診断結果〉

• 見つけることができたあなたは、サトヤマスターです。岸ゼミ関係者でないのなら、是非一度私たちの里山活動にご参加下さい!

• 見つけることができなかったあなたも、このブログを読んでる時点でかなりの猛者。もう岸ゼミ以外じゃ満足できないはず!

 

冗談はさて置き、この巣ですが、カヤネズミのものだそうです。

↓確かに似ていますね。

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(画像引用元: http://www.mus-nh.city.osaka.jp/wada/honyu/Kaya.html   )

カヤネズミはかなり小さなネズミで親指程の大きさしかないそうです。

残念ながら、その姿は確認することができませんでしたが、その巣を発見できただけでも十分収穫です!

詳しく知りたい方はぜひこの動画をご覧下さい!とても可愛らしい姿を見ることができます。

https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005400372_00000&p=box

 

《おわりに》

里山に行けば必ず何かしらの発見があります。

その発見をそのままにせず、自分で少し調べてみたりすることで、ゆっくりですが知識が増えているように感じます。

それらの知識が人生において、必ずしも役に立つかどうかは分かりませんが、今後も「気になったら調べてみる」を継続していきたいと思います。