岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

2024年4月7日 美山里山舎訪問(2)

皆さんこんにちは、岸ゼミ4回生の笹本です。

 

前回のブログに引き続き、美山里山舎訪問に関する活動報告です。

参加者もひとつ前のものと同じですので、

省略させてもらいます。

今回のブログも小関さんから話を聞いて、自分なりに書いています。

間違っているところも多々あると思いますが、

その責任は自分にあるので、ご勘弁を。

 

小関さんに林業で使われる機械などの機械を聞いた後、

他にもあるボイラーなどを見せてもらいました。

(話を聞いている写真)

左奥に見える銀色のタンクがボイラーで温めた水をためておく装置です。

こちらの方が見やすいですね。

左手にあるのがボイラーで、右手に見えるのが先ほど書いたもの。

詳しいことは書けません(企業秘密とかではなく、

自分が分からないことがたくさんあるという意味です。)が、

薪で得られる熱エネルギーが多種多様に利用されていることはわかります!

→追記

 4月12日(金)薪ボイラー講座開催!|美山里山舎 (satoyama-sha.com)

 ボイラーに関する詳しい説明を見つけましたので、載せておきます。

 

いたるところに薪があるのが写真を見ても分かると思います。

この薪をどうやって作っているのかと聞くと、それ専用の機械があるとのこと。

おそらく以下のリンクの薪割り機だと思います。

薪割り機|美山里山舎 (satoyama-sha.com)

確かに手作業だと相当な時間がかかるのは考えられます。

自分たち里山きゃんぱすでも半分楽しみながらの作業ですが、

小関さんが持つ材木のすべてをすべて手作業で薪割りをすると

なると途方もないですね。

(昔のブログを見ると手作業でも薪割りをしている様子が分かりますね。)

3月28,29日の活動報告~美山にてアマゴ釣りワークショップ~ - 岸基史ゼミ活動日誌 (hatenablog.com) 

 

 

他にも販売用の薪があるとのこと。

こちらがその写真です。

プロパンガスの販売と同じ方式をとっているそう。

つまり、かごがプロパンガスの容器、薪をプロパンガスと見立てて、

中身がなくなったら交換という形だそうです。

このかご一つを運ぶにも相当な力が必要で、そのためにも

人力で運べる道具(機械といったほうがいいのかな?)がありました。

こんな感じで運べるそうです。

 

この後本格的に山の中へと入っていきました。

右手に見えるのは丸太を持ちつつ切ることのできる機械です。

山の中には林業用の機械が通れるほどのスペースがあります。

未知の幅はどれくらいかというと自家用車1台通れるくらいの幅ですね。

これは先ほどの写真に写っていたり、前回のブログにものせた機械が

通れるぐらいの幅です。

これ以上幅を大きくして、より大きな機械を入れても山に負担をかけるだけで

意味がないそうです。

またどのように道を作るのかも大切です。

道の傾斜をそれくらいにするか、それはとことん数学的に、

現象的に、シビアにいかなくてはいけないとのこと。

道の横にある土手はどれくらいの高さにするのか、

土の質からどこを、どのように、それくらい削ってるのか。

道の方向を転換する場合の起点はどのように決めるのかといったこと

も教えていただきました。

もちろん自分は3割理解できたかどうかも怪しい。

もしかしたら、3割も理解していないかもしれません。

でも、実際に林業に従事している方が、どんな意識をもって

自然に向き合っているのかを感じられたのは貴重な時間でした。

林業も一つ間違えば命を落としうるということ。)

右手の自転車は乗り捨てられたものではございません。

マウンテンバイクが走れるコースがあるのです。

そのコースは利用する人たち(もしくは責任者のような人)が整備を

する。その整備した人たちが山の状況を小関さんに知らせてくれるなど

双方にメリットがあるような関係にも思えます。

 

他にもたくさんのことを小関さんは教えてくださいました。

・自伐型林業が注目されているが、その潮流に乗っかって

マルチ商法みたいなことをしている輩がいる。

・伝統建築は耐震ではなく免震であり、日本人が残してきた知恵が

危うい状況に立たされている。

などなど

 

おそらく書き漏らしたことはたくさんあります。

しかし、今回美山里山舎を訪問する中で、

「なるほど、こんな方法もあるのか」

と本を読んだり、里山きゃんぱすで活動をするだけでは

見えなかった学びもたくさんありました。

 

このことも最後の最後に書こうと思います。

美山里山舎の訪問したのち、違う場所に行きましたので、

そちらの報告を終えた後に。

 

美山里山舎の皆さん、そして、小関さん

突然の訪問のなか、様々な対応や現在取り組んでいることなどを

細かに教えていただきありがとうございました。

里山きゃんぱすで取れたものもまた訪問する際に、

お届けしようと思います。

今後とも岸ゼミをよろしくお願いします。

 

まだまだ「美山」の活動報告は続きます。

お楽しみに。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。