岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

3月28,29日の活動報告~美山にてアマゴ釣りワークショップ~

こんにちは。新三回生の柳田です。
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3月28,29日は美山里山舎さんが主宰するアマゴ釣りワークショップに参加してきました。

~28日の報告~
この日は濱崎さん、釈野君とともに電車とバスを乗り継ぎ京都駅から約二時間かけ、2時半ごろにゲストハウスに到着しました。
ゲストハウスは美山かやぶき美術館と郷土資料館のすぐ横にあり、小関さんたち美山の大工さんが鎌倉時代から変わらぬ、完成された技法で建築したそうです。どんな地震が来ても倒れることはない(…と小関さんは自負しています)という丈夫さとどこか懐かしく温かみのある立派な家です。

ゲストハウスに入ると小関さんや他の参加者や地元の方々それと大学院生の中山さんがいらっしゃって、僕たちを迎えてくれました。
クロ太郎↓も僕たちを迎えてくれました。人懐っこくかわいいです。
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一服したあと、僕たちは薪割りを体験させていただきました。小関さんに薪割りのコツを教えていただきました。
自分の足に斧を落とさないようにひざを使って全身で斧を振り落とすことが重要です。これすごくいい運動とストレス解消になりますよ。これから高山でも薪割りやりますのでゼミ生の皆さん参加してくださいね。
濱崎さんも挑戦しました。
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僕が太い丸太を割るのに苦労しているときに「薪を割るには適した含水量があるんですよ…」とかウンチクを垂れたら(文句ではありませんよ!)、小関さんが「そんなの関係ねい!知識ウンヌンよりまず力だ!」と重い斧を軽々持ち上げ、直径4,50センチはあろう、ぶっとい丸太をたったの一発で割ってしまいました。薪割り経験したことある人はわかると思いますが、これかなりすごいことですよ。小関さん、あなたの言う通りです…恐れ入りましたー!
小関さんは半日だけでこれだけたくさんの薪を作るそうです。
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薪割りを終えると夕食作りを始めました。
ピザの生地づくりです。一人一枚、自分の好きなようにトッピングをしてクッキングオーブンで焼きます。
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そうこうするうちに岸さんと娘の摩耶ちゃんが到着しました。
岸さんも働かざる者食うべからず…と生地を作ります。
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今晩のメインディッシュ地鶏の丸焼き!中にご飯とカレー粉をつめてこれもクッキングオーブンで焼きました。
ジューシーで香ばしくてうまかー(^^♪
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夕食は他にキッシュ(フランスの料理。木工職人の大澤さん夫妻が作って下さいました!)、鶏の砂肝、味噌おにぎり、アマゴの塩焼き、銀杏、焼きりんご…等々どれもこれもほっぺが落ちるほどおいしく、みんなでテーブルを囲んでワイワイガヤガヤと楽しくいただきました!一人暮らしでいつも一人寂しくテレビに向かって食事をする僕にとって、こういう食事はなんだか心が落ち着きます。一人だとおいしくても、おいしいって話せる人がいないので食べ物を味わうというよりも食べ物がのどを通るという作業になっている気がします。そんな食事さびしいですよね。やっぱり食事は大勢が一番。

途中で知る人ぞ知るアマゴ釣り名人の三船國彦さんに明日のアマゴ釣りのレクチャーを受けました。三船さんは釣りが好きでた好きでまらなく京都府警をやめてまでこの道に入られたそうです。数々の釣り雑誌にも携わっていますし、大会でも優勝経験が多々あるそうです。三船さんからアマゴの生態、釣り方、釣りの極意など様々な話をしていただきました。僕が一番印象に残っているのは「釣りが上手な人は短気な人が多い」という話です。釣りって気長にするものと思っていましたが、短気な人は釣ろう釣ろうとして、場所を変えたり仕掛けを変えたりして魚の気持ちになってよく考え工夫するそうです。結果、短気な人のほうがより釣れるとか。なるほどなるほど。
レクチャー中に仕事を終えた奈良さんも到着しました。お仕事お疲れ様です。
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三船さんは釣り好きが高じて魚の形をした木工作品もつくっていらっしゃって、アマゴのブローチ↓を抽選で大人9人中4人にプレゼントしてくださることになりました。なんと濱崎さん、釈野君、僕3人とも見事大当たり!
三船さん、ありがとうございます。宝物です。大切にします。
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食事が終ると、お酒を飲みながらみんなと座談会です。いろんなことを話し合った、というより教わりました。主なテーマは企業にパラサイトして安定した生活を求めることが本当にいいことなのか(大工さんである小関さんは根っからの反対)です。僕が安定を求めるタイプなので小関さんに多々いじめられました(笑)他にも岸さん、大澤さん、中山さんなどから様々な貴重な話が聞けて、笑いが絶えないとても楽しい夜となりました。
夜の三時頃まで騒がしくしていました。先に眠っていた方々、濱崎さん、うるさくしてごめんなさい。
28日の報告は以上です。


~29日の報告~
この日はいよいよアマゴ釣りの日です。朝の7時半起床。ここで大西君、松原君(なんと自転車で京都市から美山まで来ました。すごい…)も合流しました。朝食は昨日取れたばかりの卵の卵かけごはんを食べて元気モリモリ。

9時頃に徒歩10分ほどのところにある、杉林に囲まれた釣り場に移動しました。よく整備されたきれいな杉林です。これらは戦後、国の政策で植えられたそうです。歩道の隣の谷に雪解け水が流れていて、そこにアマゴがいます。
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三船さんから糸と餌のイクラの付け方を教わり、さっそくみんなで釣り始めます。アマゴは物音や人影があるだけで警戒して釣れなくなってしまします。そ~と静かに釣ります。
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次々と釣れて歓声が上がりました。釣ったアマゴ↓です。アマゴ特有の赤い斑点が宝石のようにキラキラと光ってとてもきれいです。
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一時間ほどで釣りは終えました。というか釣れなくなりました。一度バレたアマゴは警戒して餌に見向きもしなくなりました。賢いですね。僕の収穫は一匹でしたが、釣れた時はうれしいのなんの!やっぱり釣りって楽しいですね。

ゲストハウスに戻ったら昼食の準備です。アマゴの調理方法は七輪で塩焼き、薪ストーブで蒸し焼き、燻製器で燻製です。釣った魚をすぐ調理する、これ魚釣りの醍醐味ですね。
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塩焼きはヒレを取ってそのままガブリとかぶりつきます。これがもう最高に絶品!生きててよかった~って思います。人数が多くて一人一匹ほどしか食べられませんでしたが、このアマゴのおいしさは一生忘れません。

昼食の後、小関さんに勧められて炭窯を見学に行きました。
炭窯に行く途中で見つけた茅葺の家です。美しいですね。老後はこんなところに住んでみたいです。
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黒炭の窯です。作り始めてまだ二日目ということでした。炭独特のいい香りがしました。
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これが白炭の窯です。僕たち岸ゼミも高山でドラム缶を使って竹炭を作りましたが、こんな立派な窯でなくても小さな窯ができればなあ、と思ったりします。岸ゼミ生の皆さん、作りませんか?
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炭窯を見学した後、2年前に美山団栗再生プロジェクトの一環として中山先輩たちが植えたというドングリの木を見に行きました。杉林の急斜面を登り、猛獣ネットを越え、道なき道を行くこと5分…到着しました。
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しかし結局、草木が無造作に生えていてどれがドングリの木なのかはっきりしませんでした。これ↓がドングリの木でしょうか?わかる方ご教示ください。
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そしてゲストハウスに戻って帰り仕度をして3時頃小関さんたちと別れを惜しみながら帰宅の途につきました。
大西君の車で帰る途中、自転車で帰るフル装備の松原君が。いやーカッコイイですね。
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29日の報告は以上です。

調子に乗ってたくさん写真を載せました。すみません。
この二日間は本当に有意義だったと思います。学ぶことが多々ありました。
小関さん、お世話になりました。夜、話をしていてとても楽しかったです。ありがとうございました。
美山里山舎さんにお世話になってばかりいるので今度は岸ゼミ生が何か企画をして一緒にワークショップを行えたらいいと思います。というか絶対何か考えますので楽しみしていてください!

以上で美山のアマゴ釣りワークショップの活動報告を終わります。