岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

2024年4月14日 苗代づくり 筍掘り

皆さんこんにちは、岸ゼミナール4回生の笹本です。

 

今学期に入ってはじめての里山の活動になりました。

気温も温かくなって活動がしやすくなるかなあと思いきや、

体感としては「暑い」です。

夏の始まりか?と思おうほど。

熱中症に気を付けて、水分補給は欠かせなくなるそうです。

 

では、活動報告です。

4回生:笹本 松浦 市村

 

活動内容

・苗代づくり

・筍掘り

 

ついに田んぼに手を加えるときがやってきました。

その第一弾は苗代づくり。

苗代は簡単に言えば、「稲の苗を育てる」場所です。

その苗を田植えで使うので、稲作には欠かせないものなのです。

 

もちろんほかの方法もあります。

プレートに種もみをまいて、そこで苗を育てるということもできます。

この方法は里山きゃんぱすでは最後の最後の手段なのですが、

最近は人手不足のためにこの手を使わざるを得ない…。

 

話がそれましたね。

実際に活動は以下のように行いました。

まずは田んぼに生えている草を刈ります。

これをしておかないと、後々ので草が道具に絡まったりなど、作業に無駄な手間が

増えてしまいます。

こちらがアフターの様子。

 

この後に苗代を作るため、鍬で土をおこしていきます。

苗代は土というよりも「泥」に近い状態で作らなければいけません。

この後に水を入れるのですが、地面の表面だけでなく、

下の方にも水が浸透しやすいように荒おこしをしていきます

 

土をおこした後は、平鍬で土を砕きます。

土の粒を小さくして、水と混ぜて土と混ぜて泥の状態までもっていくためです。

 

この時にひいてきた水は山からの湧き水なのです。

今はまだ、高山用水が流れていないのです。

そこで、山から流れている水を利用することで何とか作業を進めることができました。

(泥が詰まっている水路を岸さんが手作業で開通する様子も取っておけばよかった。

 その時は別行動をしておりましたので。)

 

最後にレーキなどで平らにならし、後の作業がしやすいように整えるのですが、

その作業は自分が担当しておりましたので、写真はございません。

(自撮りは自分のシュミには合いませんので。)

→上の写真にはお前の影が映っていて、その影をお前とみるなら、自撮りともいえる

 じゃないかという、重箱の隅を楊枝でほじくるような反論は意地悪なので

 やめてくださいね。

 

というわけで、無事に第一弾、苗代づくりの準備は終えることができました。

この作業は予定では3週間にまたいで行う予定です。

1:土をどろどろにする (←イマここ)

2:土を畝のようにして苗代の形を作る

3:微調整

のような段取りです。

5月5日の種籾播きイベントに向けて、準備も必要となってくるのです。

 

そして、この作業を終えた後は筍掘りをしに行きました。

自分はこれは初めての体験。

去年も筍が無いかと探したのですが、猪に全部掘り返されていたり、

生えていなかったり。

今年は意外と豊作でした。(多分これからもっと生えてくるはず。)

こちらが実際の様子です。

筍を掘るための道具があり、鍬みたいなのですが、先の金属の部分が

鳥のくちばしのように長くなっているのです。

→筍はもちろん地面から生えてきます。

 その生え方は地下茎からてっぺんは地面と垂直に、

 胴体は斜めに曲がりながら生えてきます(これ伝わるかなあ。)

   ⋀←(てっぺん)

 ー│  \--------------------(地面)

  │ 筍 \   こんなイメージ

   \    \(←A:ここに上から鍬の先端を打ち込んで根と切り離す)

 -------------------------(←地下茎)

それでこの道具で筍の周りの土を掘った後に上図の

Aに鍬を打ち込んで筍を掘り出します。

実際に取れたたけのこはこんな感じ。

結構な量の筍が取れたのです。

道具一つ一つに使い方があるのですね。

(この道具を考えた先人の知恵はすごいなあ。)

 

そんな感じで里山の活動を終えました。

最後の方にはワラビやタラの芽を収穫して里山から帰りました。

(岸さんの家でとったタラの芽の写真)

 

以上活動報告でした。

最後までありがとうございました。

 

 

記録。

あまりこういう写真はのせたくないですが。

里山に来ると、活動で使うゴミや地面から掘り出されるごみなどが出てくるのですが、

それが荒らされていました。

確証はないですが、小動物とか、カラスがあらしたのかなあと思います。

(人間ではないはず。)

鳥獣がいる場所にこういったものを放置すると、後片付けが面倒となるのです。

なるだけゴミは持ち込まない。もしくは持ち込んでも持ち帰る鉄則は

絶対に必要であると実感した出来事でした。