岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

7/8 麦扱ぎ・畦豆植付・芋畑中耕・草取りその②(古田)・(亀とり)

3回生、八木康彰です。
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今日はちょっといい天気。
でも、熱すぎる太陽の熱視線には困りものです。
さて午前中、麦扱ぎ。

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はじめ、中山さんと小畠君と3人で麦扱ぎ
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麦扱ぎの様子◎
ストリーミング⇒http://jp.youtube.com/watch?v=HvX9Y50goSY

そして、今日は岸さんと岸さんの娘さんマヤちゃんも来てくれました。
好きな梅干を食べながら。…ちょっとすっぱそうな表情~
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写真の麦扱ぎは二条麦です。
そして、千歯こき。動画のようにしていくわけです…
通すと、茎が弱いのか穂先丸ごと取れてしまう。
麦の粒だけが取れるのだろうと思っていたのですが…

しかも、ゴザのうえに穂先など、扱いだものが蓄積されていくのですが
それらを袋に入れるとき、ゴミとかのよりわけがまた大変。
ここで、大きく時間を使ってしまいました。
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この後、六条麦も扱ぎました。
上の写真の後ろにかけられているのは実は六条麦
それが、岸さんがいきなり
「火をつければいいんだ」
と、言うなり、穂先をライターで着火。
すると不思議、穂先の部分だけ、きれいに取れるじゃありませんか
(写真がないのが口惜しいところです。)
…二条麦でもできたんじゃないですか?
でも、この疑問は来年に持ち越しのようです。


午後からは畦豆植え。
まず、古田と奥田。
畦に泥を盛り上げて
なかに豆を植えます。
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小畠君、黙々と古田で豆を植える↑。
そして八木は奥田で植えました。↓こんもり。
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奥田と古田の豆植え後、
また出ました、回転式除草器。
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今回は、丁寧に草取り。
いつも岸さんは素手で草取りをしているのに
今日は除草器も手に草取りです。
中山さんは「いい感じに巻き込んでいるのか、雑草はあまり浮いてきていない」
と、コメントくださいました。

岸さんと八木、二人で、仲良く除草◎
ストリーミング⇒http://jp.youtube.com/watch?v=GXwXD9wwSZg
結局、古田の入念な草取りだけで
ほかの田んぼには手をつけられず…

この間、中山さんは
芋畑の中耕に奔走しておられました。
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しかも、ほとんど作業が終わったあとも、
豆があまっているから、前田と、中田の畦に
豆を植え続けてくださいました。
本当にお疲れ様です。

前に植えた芋たちは確実に大きくなっていました。
収穫が楽しみです。
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今日は、麦を扱いだり、豆を植えたり
人数のわりにいろんな作業を行いました。
午前中の暑い中、体力を奪われながら作業。
午後は、ほんとにきつくなるだろうと
思っていたのですが
マヤちゃんの元気にはしゃぐ姿を見ていると
不思議と体は動きました。
童心。
網を持って田んぼを駆けていく、そんな彼女は
本当に無邪気でした。
やっぱり子供は彼女くらい元気なほうが良いですね。

そして、
岸さんのお嬢さん、マヤちゃん。
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お父さんはどんな人?とたずねたら
「やさしいよ」
だそうですよ、岸さん☆

亀を捕まえると言っていたマヤちゃん、
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小畠君の力添えもあってか
亀を捕まえることができました。
マヤちゃん、良かったね☆



中山です。ちょっと乱入します。

除草と畦豆について

田植えをしておけば、水田に水がある限り、
稲は育ち、穂はつきます。
しかし、水田一面に広がる「草」をとってやらないと、
収量に大きく影響します。
現代的には、農薬を散布することで、簡単に除草できますが、
伝統的には、百姓の田植え後のこの時期の仕事といえば、
延々草取りだったそうです。
近隣農家の植西さんによれば、7月いっぱい、
遅いところでは、お盆までは、草取りだそうです。
コラム「コナギと手取り除草」も、重ねてどうぞ。

一方、畦豆は、水田稲作中心のわが国において、
零細な圃場の制約の中で、少しでも収穫をあげるために、
畦にも豆を植えた、先人の知恵の名残です。
我々は、畑を余らせて、草ぼうぼうにしてしまっているのに、
わざわざ畦に豆を植える必要はないのですが、
畦に豆が植わっているのは、景観的に非常に美しいものです。
そこで、今年は、
景観作物としての、畦豆を植えつけてみました。
植えたのは、丹波黒大豆です。
種は、近所のお米屋さんから、出来高払いでお借りしたものです。

手取り除草や、畦豆栽培の営みは、
わが国において、とくに関西地方において、
伝統的な、少しでも収量を増やすための工夫だったわけですね。