岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

5月31日の活動報告~草取り、種まき、竹焼却~

こんにちは。三回生の柳田です。5月31日の活動報告をさせていただきます。
報告が遅くなり申し訳ありません。

本日の主な活動は雷田、中田、木下田の草取り、里芋、スイートコーン、食用ヘチマ、落花生、オクラの種まき、果樹園で伐採した竹の焼却です。場所は小峠。天気は曇りのち晴れ。朝はいかにも雨が降りそうな曇り空が広がっていたのですが、天気予報通り午後からスカッと晴れてよい天気となりました。

本日は他学部からも参加があり人数が集まったので小峠に着くと、種まき、草取り、竹焼却のグループに分かれて作業開始です。

種まきグループ。西畑に行ってみるとトマトが自分の重みで倒れていたので竹の切れ端を支柱にし、縄で苗を固定しました。根を傷つける恐れがあるので本当は苗を植え込んだ時に支柱を立てるべきですが…
イメージ 1
次に里芋、スイートコーン、食用ヘチマ、落花生、オクラの種(里芋は種イモ)を植えました。種まきに少々時期が遅いものもありますがそこは目をつぶって…元肥として西畑南にある雑草を腐らせた腐葉土を使わせてもらいました。腐葉土は黒々としていてミミズがたくさん出てきます。佐治君(写真左)はそのミミズをバケツに集め、その中に雑草や落ち葉を入れて腐葉土を作ろうと試みています。本日だけでミミズを20匹以上集めてニマニマしていました。うまくいくといいですね。
イメージ 2

竹の焼却。以前から竹林伐採を行って切り出した竹が果樹園に大量にたまっていたのでそれらをすべて焼却します。暑い中さらに火を燃やすのは過酷です。竹が破裂し里山に爆音が響き渡ります。ただ燃やすだけではエネルギーの無駄なので本日の最後にスーパーで買ってきた鳴門金時のさつまいもを炭の中に突っ込み、焼きイモにしました。ひと仕事を終えた後の焼きイモは美味です。
イメージ 9

こちらは田んぼの草取りです。除草機で雑草を刈り取り田んぼにすき込みます。除草機の写真を撮り忘れましたので代わりにこれ(http://d-munahaku.com/history/mingu/data_nogyo.html )を参照ください。これを押すことでギザギザの歯が回転し除草します。押すのに重くみんな苦労しているようでした。不耕起は冬期堪水(冬の間も田んぼに水を張っておくこと)とセットになっていて常に田んぼに水が張ってある状態が理想なのですが(水を張ることで雑草の発生を抑える)、ここ小峠では週にほぼ一回しか来ることができず常には田んぼに水を張ることができないため雑草だらけとなっています。夏になるとこコナギが大量に発生するそうです。除草機は3台しかないので除草機のない人は素手、鍬、スコップで草取りです。写真↓は木下田です。
イメージ 3
草取りの最中に様々な生物を発見しました。
タイコウチです。前足が太鼓のバチのようで、泳ぐさまが太鼓を打つ様子に見えることからタイコウチと呼ばれているそうです。おしりの長い針のようなもので呼吸をします。
イメージ 4
ドジョウです。何という種類かはわかりませんが、ゆくゆくはドジョウを養殖してドジョウ鍋にしようという案も…
イメージ 5
オニヤンマのヤゴです。ヤゴの語源を調べてみると成体のトンボをさす「ヤンマ」の「子」を短縮してヤゴ、だそうです。なるほど。
イメージ 6
正体不明のカエル。お腹が丸々と膨れているのでダルマガエル?イボがあるのでイボガエル?足の模様はトノサマガエル?…とはっきりとわかりませんでした。岸さんいはく、トウキョウダルマガエルだと非常に珍しいということです。しかし残念ながら僕が調べる限りウシガエルではないかと思います。小峠ではよくウシガエルがヴォーヴォーと鳴いていますし。この→(http://www.hkr.ne.jp/~rieokun/frog/usi.htm )変態直後のウシガエルにそっくりではないでしょうか。
イメージ 7
草取りを終えて畦に腰掛け自分たちの成果を確かめる皆と中田。きれいになりました。お疲れ様です。雷田の方も焼岡君、飯田さんの二人で畝横の雑草をきれいに取り除いてくれました。お疲れ様です。
イメージ 8
岸さんは泥や雑草で埋まりかけていた温水路をスコップできれいにしてくださいました。岸さんの細やかな作業。
イメージ 10

本日の帰り際に撮った写真。空の黄金色がきれいです。
イメージ 11

本日の活動は以上です。
14日には田植えが行われる予定ですが、作業の進行が遅れています。今週の土日は両日とも活動する予定です。主に田んぼの草取り、あぜ切りの作業なのですが人手が要ります。時間がある方は積極的に参加してください。
以上で報告を終わります。