岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

2008年度ラオス研修報告 4日目

2008年度ラオス研修報告 4日目

昨夜は役立たずのゴミだった男、森下聖一郎です。
本当に申し訳ない…
本日は、重要イベントであるJICA訪問と論文発表ですよ!

9月17日(水)ラオス

本日はJICAとラオス大学の訪問という2大イベントがあります。
朝から各自準備に追われていました。
作務衣を着たり、準備物を入れたりと…

               https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828165642.jpg 朝の様子です

      
JICA訪問

JICAでは約2時間ほどお話を伺うことができました。
お話の内容はJICAがラオスに対して行っている援助についてです。
援助に関して、ラオス北部は中国の影響を強く受けており、日本は南部に力を入れているそうです。
援助をするに際して、ラオスの人々が本当に求めているものが何であるのかが大事であるが、
それを判断するのは難しいということもうかがいました。その例として医療に関しても、
単に設備や技術を充実させればいいという話ではなく、地域によってはシャーマンなどを信仰し、
それに祈祷して健康を願うという文化をもっておられる方々もいらっしゃるので、そういった方々が
どういったものを本当に望んでおられるのかを考えなければならないのだそうです。
ラオスは人と自然の豊かさを持つ国だという言葉も印象的でした。

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昼食

水上レストランという風情のある場所での食事となりました。
ここで、旅の安全などを祈るおまじないとして、
腕に紐を巻いてもらうという儀式を行っていただきました。
海外旅行が初めての方や不安に思っていた方々にとっては、
いいプラシーボ効果が得られたような気がします。
かくいう私もその一人だったりします。

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ラオス国立大学

バスで少し移動しラオス国立大学へ向かいます。
少し寺院のような趣を持った大学な感じがしましたね。

               https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828165744.jpg

このラオス国立大学では、ジャパンセンターという施設に案内していただきました。
ラオスと日本の相互理解のために様々なことが行われているということが感じ取れました。
日本の伝統文化として、折り紙や習字、節分や七夕などをラオスの学生の方々に
伝えておられるそうです。ラオスの方々にも楽しまれている、古き良き日本の伝統文化。
それを伝えていくことの大切さは、私たち日本人自身が見直さなければならないもの
なのかもしれません。

      
論文発表

とりあえず発表はしたものの…満足のいく結果ではありませんでした。
時間配分などをもっとよく考えて作成を行っていればよかったと後悔。
これを教訓とし次への糧へと出来るようにしたいです。

               https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828165748.jpg FLPゼミの発表

               https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828165753.jpg 岸ゼミの発表

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中央大学FLPゼミの発表は、エコツーリズムエコビレッジについてでした。
屋久島の例を用いていてわかりやすい発表でした。ラオスでのエコツーリズムに関してもしっかりと言及されており、ラオスの学生の方々にとっても聞きやすい内容だったのではないかと思います。

岸ゼミの発表は、里山をテーマにし、「里山」の説明→循環型農業→エコミュニティ→環境教育
という順に議論を展開していくという内容のものでした。発表の最初に里山保全活動のムービーを流し、私たち岸ゼミが普段行っているフィールド活動の紹介もしました。

      
剣道

同志社大学の出し物は剣道の型でした。
剣道の型が終わると岸さんと種田さんの真剣勝負が始まり、
会場の空気は緊迫した空気となり剣劇が繰り広げられました。

               https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828165801.jpg 剣道の型の実演です

               https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828165647.jpg0 集合写真

      
夕食

現地の方々からの知名度が高いレンシャン(LANE-XANG)ホテルで
ラオス大学の学生と交流を深めながらの食事となりました。
(残念ですが写真がありませんでした;;)

      
交流会

中央大学の書道、けんだま、漫画はどれもみな学生にウケがよく、楽しそうな一時となっておりました。
我々は必死に練習したone purposeを披露しました。
とても短い時間しか共に過ごせませんでしたが…
別れの際には名残惜しいものがありましたね。

               https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828165647.jpg1 書道

               https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828165647.jpg2 けんだま

               https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828165647.jpg3 岸ゼミの歌披露

               https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828165647.jpg4 
               最後はみんなで盛り上がりました。

ラオスの大学生の方々は、皆明るく気さくな方ばかりでした。
中央大学側が用意した日本の伝統文化の体験にも、とても積極的に取り組んでくれていました。
ラオスの踊りの手つきを教えてくれた学生さんもいました。
「人が豊かなラオス」をこの場で実感することになりました。
この交流での使用言語は基本的に英語で、英語が得意ではない私には大変なことも
ありましたが、それでもとても楽しい時間が過ごせたのはきっとラオスの学生の方々の
温かさのおかげなのだろうと思います。

      
散策

岸ゼミ生7人が帰りのバスから見えたナイトマーケットを目指して夜の街を行く。
野良犬らしい犬があたりをうろうろしていたこともあり、途中で2名が減ってしまったものの、
とりあえず目的地には到達でき夜の散策の目的は達成できました。
このナイトマーケットは主に食べ物を売っている、現地の方向けという
イメージを受けるようなものでした。ラオスらしいい雰囲気が味わえて満足でした。
バスで名所ばかり移動するのも悪くはないですが、
自らの足で旅をするのも格別にいいものであることには違いはないと私は思います。

               https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kisizemi/20190828/20190828165647.jpg5


・感想
森下聖一郎
JICAとラオスの学生との交流は非常に有意義であったと言えよう。
ただ…論文発表は残念な結果になったのは汚点である。
もし来年に3回生を指導するようなことがあれば、このような二の舞にはさせたくないと心より思った。

内藤未香
この日はとても内容の充実した日だったと思います。JICAの方のお話をうかがえた
ことはもちろん、ラオスの学生の方々と文化交流や意見交換ができたことは
私にとって大きな実りであったと思います。JICAのお話では日本人の目線から見たラオス
ラオスの大学生からはラオス人から見たありのままのラオスを知ることが
できたのではないかと思います。日本人とラオス人、英語でのコミュニケーションは難しいですが、
それでもお互いに通じ合えるのは素晴らしいことだと思いました。