岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

2月15日の活動報告~きのこのほだ木作り~

SA八木です。

さて、活動の報告の前にひとつ。
今回の活動はあらかじめ、活動すると3回生で決めた日のはずなのに、3回生が一人もいないと言う状況でした。事前に活動に参加できないと連絡を受けた方もいますが、この状況ではさすがに困ります。反省した方は以後の活動で、活躍してください、以上です。

さて、活動の報告に入ります。
今回は事前に活動すると言っていた日なので、2回生が4人も来てくれました。
参加者一覧:
2回生:飯田さん、川端さん、木津さん、柳田君
TA、SA:劉さん、八木
指導教員:岸さん

という構成で活動を開始しました。
そういえば、先週の活動の時にも、劉さんが言っていた事なんですが、フィールドに行く途中の田んぼに竹で何かが作ってあるようなことを聞いていたんです。それが、こちら↓
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我々の活動している地区、高山は茶筅の生産が有名です。茶筅とは茶を点てるときにかき混ぜる器具のことです。これらは茶筅を作る材料にするもので、このように立てかけて干すようです。


フィールドに着くと、まず火をおこしました。が、燃やすものが湿っているために、悪戦苦闘しながら何とか火をおこしました。それで、先週の活動で、切った木の枝や細い幹をくべて盛大に焚き火。大きな固まりでもそのまま放り込みです。みんなで木を運んでどんどん燃やしました。火柱も高く上がり、時には3メートル近くになったりしました。
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おかげで、奥の広場の一部を占有していた木の枝などが無くなってすっきりしました。
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奥の広場にあった木の枝などの量がかなり多かったので、すべてをくべ終えるうち、13時半頃にはなっていました。そこから、ごはんの準備。
シイタケの収穫。ほだ木が倒れてます…。最初フィールドに到着したとき、倒れていたほだ木の上に遮光シートがかぶさってました。もしかして、植西さんがしてくれたんでしょうか…
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そして、植西さんが手伝ってくださって、綺麗に立て直し。
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植西さんのお話では、ほだ木に蝋を塗ると雑菌がはいらないんだとか…企業などでは蝋を塗ってきのこを生産しているようです。

今回、だれも、何も持ってきていなかったので味噌汁の具はシイタケのみ。網でシイタケを焼いて食べたりと、シイタケ三昧。
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昼からの活動は、広場では斜面からおろしてきた木を90センチ間隔に切り、山の斜面では倒れている木を90センチ間隔に丸太切りにしていきます。
埒が明かないので、とうとうチェーンソウ導入。柳田君が岸さんの指導の下に初チェーンソウ。感想を聞くと、怖かった…。僕も怖いので、チェーンソウや草刈機などはあまり使いたくないですね…
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劉さんと2回生川端さん。鋸で長い木を短く切っていきます。
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今回の活動ではチェーンソウを導入しても、斜面の木をすべて下におろすことができませんでした。まだ結構残っています。
活動を終えるとき、朝から焚いていた火がまだ燃えていました。太い枝もまだ、燃え尽きないで、残っていました。一体今日この焚き火だけで、どれだけのカロリーを使ったんだろうと思いました…角砂糖3粒で、水500gを沸騰させるエネルギーがあるそうです。しかし、角砂糖に火をつけても、水は沸騰させられません。でも、人間の中に入れば、それはエネルギーとして利用できるようになります。人間は人間が作ったどんな機械も遠く及ばない最高の熱機関です。少しのエネルギーで考えることもできる、動くこともできる。電気や、化石燃料なんかを使うよりも、人間自身が働くほうがエネルギーの消費は少ないはずなんです。でも、人間は楽をするために、機械を作って、自分でそれをする以上のエネルギーを使って何かをする…人間サボりすぎです。そんなこと考えながら、今日の里山の活動を終えました。