次は垂木を桁に4本載せました。柱と桁の結合はかすがい(コの字型の金属の留め具)で、桁と垂木の結合は針金で行いました。
結合部の様子。バーコードが見えているのがかすがいですね。手前の針金はシノという道具を使いカチカチに閉めました。
さて次は垂木の上に野地板を載せていきます。野地板も現地調達したかったのですが、きれいに加工するのが非常に困難で、とても時間がかかるため松材を購入しました。12本で6000円ほどかかりました。
固定は電動ドリルを用いてねじで行いました。
電動ドリルは少々扱いが難しく苦労しました。
さて次に屋根をどんどん張っていきます。
屋根の固定は専用の釘で行いました。高所で足場の悪い所で行うためこの作業が非常に危険でしたがなんとか無事に終えることができました。
屋根を貼っている様子。屋根にはお金をかけたので紫外線に強く長持ちしてくれるはずです。
無事に張り終えました。淵に青いものがついています。これは強風で屋根が壊れないようにするもので、野田さんが取り付けてくださいました。
では最後に何枚か完成した東屋の写真を載せておきますね。
この表札は一部です。
講評
まずなぜ東屋?1/20に卒業制作で何を作ろうかという話し合いをしました。
東屋を提案したのは私(吉田)です。木で作れば?とおっしゃったのは岸さんです(笑)。
夏の暑いときや雨の日に大勢人が来ていると竹の東屋に人が入りきらないんです。物もいっぱいおいてあるし。ずっともう一つ小屋があればと思っていました。
最初はそんな立派な木でできた小屋なんて2か月で建てられるまいと笑っていました。
でももう竹小屋はあるし、木で建てるのもいいかもと思い無計画な僕は賛成してしまいました。
他に看板や井戸掘り班もありましたが基本的にみんな東屋を手伝ってくれました。
おかげでスムーズに進み、計画通りにいきました。
屋根は何にするか非常に悩みました。竹か木か波板か。結果、時間がないことと、完全に水をふさいでくれることから波板となりました。
僕がチーフということでとても荒削りな作業で、破天荒な計画で進めてまいりました。
木を切り出すのを手伝ってくれた岸さん、監修の野田さん、僕が海外に行っていた間に柱を9本立ててくれた中井君、そしてこの計画に携わってくれた岸ゼミ4回生皆さんにここで改めてお礼申し上げます。
4回生は卒業してもまた里山に遊びに来ましょう。