岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

4月25日の活動報告~塩水選~

どうも岸ゼミSA太宰でございます。
今日は先週から里山プランニング授業で計画?していた[塩水選]を行いました。
塩水選というのは田植え前の
 播種(はしゅ)
  ↓
 苗代(なわしろ)作り
  ↓
 田植え
  の
播種(はしゅ)の前の播く種の選別のことを指します。

”塩“と付くからには塩を使います。
どのように使うかというと、
塩で”籾(もみ:つまりは種です)“と水との比重を調節し
籾に含まれる中身の詰まっていない籾を選り分けます。
つまりは播いて育ちそうな籾とそうでないものを選り分ける、ということです。
では作業開始~♪
①籾殻を飛ばす
 まずは軽い藁屑や軽い籾を選り分けます。どうするかというと…
 振るいでこしたり、
 バケツからバケツへ落とし、自然風に任せたり、
 自然風じゃ甘い!自ら風を起こしてやるぜ、と扇いだり、という具合にして分けました。
②塩水を作る
 お塩を水に溶かして塩水作りです。塩水選に使う塩水には適切な濃度が
 あります。
 目安は”卵“(しかも生卵!まあ普通ですが…)。
 卵が浮いて55度位に傾くまで塩を加えます。
 水1リットルつき塩250グラムくらい。
 でもこれは”粳米(うるちまい)“向けの濃度設定。事前準備が出来ていなかった
 がためにここでへまを犯します。
 ”糯米(もちごめ)“とほぼ同じ成分の”黒米“を先に塩水選しはじめてしまったのです。
 糯米の塩水選塩水の濃度は生卵がバケツの底で垂直に立つぐらい、対して
 粳米の塩水選塩水の濃度は上記の通り…
 うまくいくはずがありませんでした…。全部浮きました(泣)
 しかもすでに黒米を始めてしまったため、粳のヒノヒカリに切り替えるわけにもいかず
 泣く泣く水を足しつつ薄めつつの作業となりました。
 途中から始めたヒノヒカリの塩水選のほうが早く終わってしまいました。
 ヒノヒカリの方が量も多かったのに。
③浮いた籾をざるで掬う
 中身の無い軽い籾や殻は浮くのでざるで掬っていきます。
④底に沈んだ籾を救う
 底に沈んだ籾は中身の詰まった健康優良児。立派な苗代になることを
 願いつつ掬って袋へ。
⑤籾の水洗い
 塩水が付いたままだと籾によくないので軽く水洗いしてネットに入れて
 乾燥。
⑥片付け
 散らかしてしまったのできっちり掃除。
 生卵たちもおいしくいただきました。ロッキーみたいに(笑)