岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

3月7,8日の活動報告~キノコの菌打ち~

こんにちは。二回生の柳田です。3月7,8日の報告活動をさせていただきます。


~3月7日の活動~
7日は昨日の天気とは打って変わって本当にいい天気。絶好の里山日和です。
集まったメンバーは同志社事務室の唐崎さん、新聞社の方(お名前を聞き損ねました。本当にごめんなさい。)、植西さん、岸さん、黒澤先輩、榊原先輩、内藤先輩、聖一郎先輩、田崎君、山本君、柳田、と大勢集まりにぎやかでした。

まず最初に行ったのが竹の切り株や落ち葉をきれいに取り除き、そこに去年菌打ちをしたシイタケのほだ木を写真のように立て掛けていきました。シイタケは菌打ちをしてから収穫できるまでナント2年も!かかるそうです。手間暇がかかります。
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本日収穫したシイタケです。大漁です。これらは一昨年以前に先輩たちが菌打ちしたものということですね。
竹串にさして炭火で焼き、醤油をちょっとたらしていただきました。これがまた香りがよく美味!シイタケ好きになりました。自然の恵みに感謝です。
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今年はシイタケの他に、クリタケ、ナメコ、ヤマブシタケ、マンネンタケを作ることになりました。そこで次にそれらのほだ木を切り出します。キノコによってほだ木の適した長さ、太さ、乾燥の具合が異なっているし、傷のついた木はそこから雑菌が入るのでどの木をほだ木にするか苦心しました。
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普通の鋸では時間がかかるということで岸さんが二人挽き鋸を持ってきてくれました。こんな鋸見たことない!
ちなみにこれは国鉄時代に送電線を切るのに用いられた…ということです。コツをつかめばかなり早く切ることができます。
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ほだ木を切り終えると次は側面に直径5ミリほどの穴をあけ、そこに種駒を木槌で打ち込みます。最初は穴をあける金槌(…すいません名前わかりません)で穴をあけていたのですが、植西さんが自家用発電機とドリルを持ってきて下さったので、それらを使わせていただきました。このドリルで穴をあけるのは爽快痛快で病みつきになります。
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種駒です。菌は道管を通ってほだ木全体にまわるそうです。
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次々に種駒を打ち込んだシイタケのほだ木が出来上がりました。これらの上に笹竹をかぶせ、さらに黒いシートをかぶせ一年間寝かせます。一年後に本日最初に行ったように立て掛け、さらに一年後やっと収穫できるのですね。
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7日の活動は以上です。収穫できる日が待ち遠しい!



~3月8日の活動~
8日は朝曇っていたのですが里山に着くころには晴れていい天気となりました。
メンバーは岸さん、奈良さん、八木先輩、杉俣先輩、田崎君、柳田です。
本日の活動は前日に引き続き、ほだ木の切り出し、ナメコ、マンネンタケの菌打ち、ヤマブシタケのほだ木の滅菌処理を行いました。

ヤマブシタケのほだ木は朝から晩まで写真のように煮沸しました。ヤマブシタケは抗がん作用や血糖値を低下させたりする効果があることが知られ、漢方にも使われているそうです。
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ナメコは昨日と同様にドリルで穴をあけ種駒を打ちこむのですが、マンネンタケは種駒は使わず、菌そのもの(というより、おがくずに菌を培養したもの)とおがくず、米ぬか、水を混ぜてペースト状にし、それを写真のようにほだ木の断面一面に塗っていきます。配合の分量は…岸さんの目分量です。
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そして切った断面同士をくっつけて出来上がりです。これにワラをかぶせて寝かせます。マンネンタケは霊芝(れいし)とも言い、これもまた抗がん作用など様々な効用があり生薬に使われているそうです。でも食用には向かないそうで、飾りとしても用いられるそうです。
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8日の報告は以上です。

個人的にはナメコが一番楽しみです。味噌汁に入ったナメコ最高ですよね。でもスーパーなんかで売っているのはまだまだ小粒で、傘が7~8分開きのものが最もおいしいらしいです。
本当に収穫が楽しみ楽しみ!(*^_^*)