岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

10月13日・活動報告…稲刈り準備

三回生の八木です。
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今回の活動で初めてベトナムで中山さんが購入した笠をかぶって活動しました。ベトナムでは女性用の代物なのだそうですが、日本なので、そんなこと構いやしません。
今日の活動は、翌日に控えた稲刈りの準備です。具体的な内容としては、はざ用の竹の切りだし、田んぼに張ってある水抜きです。そして、午後、帰る前の少しの時間を使って脱兎谷にも足をはこびました。

今回も松岡君が来てくれてます。もはやレギュラー。
はざ準備はゆうてんさん、小畠君、松岡君、吉江君。
のこぎり片手に竹を切り出すゆうてんさん!切り出した竹は鉈で邪魔な枝を切り落としてはざに使います。山からたくさんの竹を切りだします。いったい何本切ったのか…竹は根に特徴があり、その強い生命力ですぐに生えて、伸びてその場所は竹だらけにしてしまいます…それで山の栄養分も竹に取られてしまいます。それでは里山保全していく上では不都合なのです。
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吉江君が重いって言いながら、長~~~い竹を持ってきました…そりゃこれは重そうだ…
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こうやって切り出してきた竹をくみ上げてはざを作ります。はざと言うのは刈った稲を干しておくための台のようなものです。短く切った竹三本で足を作り、長い竹を竿にして作ります(写真を参考)。地域によっては、はざを二段くらいに組み上げて稲を干しておく所もあるんだとか…狭い土地を有効に使うための工夫ですね。でもそういった工夫が行き過ぎてしまうとコンクリートジャングルなんてものになってしまうのでは?とちょっとした疑問が…

中山さんと八木は中田、前田の水抜き。水が流れるように鍬で水路を深く掘ったりして整えます。
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水を抜いて土を乾かしておかないと、稲を刈るときに泥に足をとられてしまうので刈りにくくなります。
最初、整えていくうちは水もすいすい流れ出して調子良かったのですが…田んぼの中心付近は低くなっているのか水路の効果が行き届きにくいようで、思うように水が抜けきりません。

昼頃に冨田くん到着。1限後に駆けつけてくれました。
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そして、福井さんも到着して、活動再開です。

午後も引き続いて、竹、水路の作業です。
去年は前田一帯は畑だったので、水を抜くとかはあまり考慮しなくてもよかったのですが…
結局、ある程度は泥の中に入りながら稲刈りになりそうです。
それに今年は、田んぼにしているので、稲の収穫量は去年より多くなるはずなので、はざもその分たくさん作る必要があり、結構大変です。竹を切ったあたりは切り落した竹の枝で地面が見えない…

しばらくして、タマラさん、岸さん、中井さんも到着。タマラさんはロシア人で、同志社大学の教員です。八木もある授業でお世話になってます…
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岸さんとタマラさん↑

田植えのときに普通の米に紛れ込んでしまって、まばらにはえている黒米を先に刈り取ってしまうことにしました。中田に入って、黒米の稲を刈り取ります。
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福井さんと冨田君の二人。中田に入って刈ってます。ちょっと見にくいかもしれませんがここは水が抜けきっていない田んぼなのです。その中で、紛れ込んだ黒米を探して刈る。同じ株の中にあったりして、かなり面倒そう…

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稲をその手につかみ、黒米を天にかざす小畠君。

奥田の黒米も少し刈ります。タマラさんも一緒に稲を刈って、稲を束ねました。去年の藁が一部腐って使えないので刈った稲で帯代わり。しかし、冨田君。この稲束ねるの上手い(八木が下手なだけかもしれません…)。去年も稲刈りに来ていた経験ということで、その力を発揮!これは明日の稲刈り本番にも活躍を期待できそうです。

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↑小畠君に刈り方を教えてもらって稲を刈っていく中井さん。

と、みんなでちょこっと稲刈りしている間に、ゆうてんさんと吉江君は土手と広場の雑草を集めて焼きました。遠くから見ればすごい煙がフィールドを覆っていました。
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このあと、中山さんと八木は脱兎谷に移動。前回に刈った草を集めて焼きました。しかし、乾きが足りないのか、思った以上に火が回らず、なんだか不完全燃焼…
そうこうしているうちに日が暮れて暗くなってしまい、活動を切りあげました。

明日の稲刈りの手順も確認して、準備完了!
ということで、今回の報告はこれで終わります。