岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

8月17日の活動報告(奈良自然観察会)

3回生の内藤です。
久しぶりにブログを書きます。
本日はNACS-J(日本自然保護協会)奈良連絡会の奈良自然観察会が開催されました。東庄田でバスを降りると、すでにたくさんの方が来られていました。こんなにたくさんの方が来られるとは思っていなかったので驚きました。この方々と広場に向かうと、生駒市の市長さんご家族もすでに来てくださっていて、今日の里山は朝からとてもにぎやかでした。
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本日の活動は主に自然観察会だったのですが、自然観察会の参加者の方々が里山を散策されている間、水が抜けてカラカラになっていた雷田に水を入れる作業を行いました。私は水が完全に入る前に場所を移動しましたが、その後も雷田に残った八木さんと森下君は水を入れながら草取りもしてくれました。雷田において水を保持することはかなり困難で、水を入れても入れてもすぐ抜けてしまいます。やはり畑を水田に変えるのは簡単なことではないのだなと実感させられます。

散策を終えた自然観察会参加者は奥の広場へ移動しました。この後からはずっとこの場所での活動となりました。私が最後に見た時は草が生い茂っていたこの場所がとてもきれいになっていて、今日までの準備の大変さを改めて実感し、感謝の気持ちがこみ上げてきました。

奥の広場では、主にザリガニ釣りと竹トンボ作りが行われました。それ以外にも、虫を捕まえて観察したり、付近の植物の種類を調べている方もいらっしゃいました。今日の自然観察会の目的は「生駒高山の里山で遊ぼう」です。参加者はそれぞれ自分の好きな方法で里山を楽しんでいました。

子供達にはザリガニ釣りが大人気でした。ザリガニを釣るためのエサにはするめを使い、手づくりの竿でため池にエサをつけた糸を垂らします。私も初めはそんなに簡単にザリガニが釣れるのか疑問でしたが、このため池にはかなりの数のザリガニがいて、結構簡単に釣れてくれます。釣れるザリガニは大小さまざまだったので、子供たちにとっては簡単に釣れてさらに大きいものを釣る楽しみもあったのだと思います。このザリガニ釣りは大人も楽しめるもので、私たち岸ゼミのメンバーも思わず夢中になって楽しんでいました。
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子どもたちの中には最後の最後までザリガニ釣りに没頭する子もいました。

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子供たちが疲れてきた頃にザリガニ釣りに夢中になりだした大学生たち(笑)

竹トンボ作りは大中君が作り方の説明をしてくれました。竹トンボは作ったことのない人にとってはかなり難しいものです。こんな感じかと思って作ってみても、いざ飛ばしてみるとうまく飛んでくれなかったりします。竹トンボ作りに挑戦した人は作る難しさに悩まされながらも真剣に竹を削っていました。
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とてもよく飛ぶということでみんながお手本にしていた竹トンボです。すごくきれいに角度がついています。

本日の自然観察会ではたくさんの生き物を観察することができました。
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ニホンアカガエルです。かわいいです。

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オニヤンマです。迫力のある大きさに子供達も興味津津でした。

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キマワリという虫です。私も初めて名前を聞いた虫でした。

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ニホントカゲです。この綺麗な青い色は成長すると消えてしまうそうです。

自然観察会の最後に、見つけた生き物の発表や、完成した竹トンボの披露があり、釣ったザリガニの数も数えました。今日一日でなんと160匹を超えるザリガニが釣れたようです。実際にはザリガニの数を数えたバケツのほかに子供たちのお持ち帰り用のバケツがあり、そこにもたくさんのザリガニが入っていたので、合計すれば200匹を超えるザリガニが釣れたようです。子供たちは満足そうでした。

自然観察会に参加してみて、私自身とても楽しいイベントだと思いました。自分の好きな方法で里山を楽しむという自由さがあったために、大人から子供までみんな楽しめたのだと思います。今日の自然観察会に参加した人の一人でも多くが今日の体験から里山は楽しい場所であると感じ、再び里山に足を運んでくれたらいいなと思います。