岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

12月14日の活動記録 ~炭焼き~

こんばんは。榊原です。先週反省したにもかかわらず、相も変わらず遅い更新を見かねた聖一郎さんがある程度記事を作ってくれました。さんくす!

本日はカリフォルニア大学の文化人類学者のアンナさんが里山にお見えになられました。アンナさんは日本の里山に大いに興味を抱いておられる学者さんです。彼女が特に興味がある事項はアカマツマツタケの関係性だそうです。我々のフィールドにもアカマツは存在しますがその多くが竹害にやられておりその機能を失わせてしまっています。アンナさんは一刻も早く竹を伐採しアカマツマツタケを作り出すその機能を蘇らせてほしいとおっしゃられておりました。我々もアカマツの存在は知っておりましたが今まで無視してい問題であったため今回のことをきっかけに今年の冬はいくらかアカマツに対する活動を行っていくべきだと考えました。
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本日のメインの活動は炭焼きです。

先週炭焼きの予行練習として一度炭焼きを行っておりました。
まずはその出来具合を確認いたしました。
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炭の焼け具合は、窯の中央部に位置する炭はちゃんと火が通っておらず上手く焼けていませんでしたがそのほかの場所はまずまずの出来具合でした。
ボロボロの窯ですが非常に頑張ってくれました。

その窯に休む暇なく次なる炭焼きをさせる非情なる岸ゼミ生…
まずは竹の節を壊します。
次にその竹を中に並べます。
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そして泥を塗って補強を行います。
この辺の詳しい様子は12月7日のブログをご覧いただけるとよいかもです。なぜか写真がなくって…ごめんなさい。

ちょうど12時に窯に火がつけられ火との戦いが幕を開けます。
前回は火力不足な感じが強かったので今回は火力を出来るだけ上げて行くという感じでいくことにしました。薪をメラメラ、うちわでパタパタ。
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火力は煙突にマッチ棒をかざして、着火する程度まで上昇させます。
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炭窯の火の維持は少人数でも可能なので、その間他の人員は別の作業も行います。

先月刈った畦豆をひとつずつちぎっていきます。今週岸さんがゆでた豆を持ってきて下さいました。美味でした。枝豆って永遠に食べ続けられそうですよね。
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広場奥の笹刈りも行いました。これぞ里山保全!邪魔な枝も切り払って、だいぶすっきりしました。ここのスペースをぜひ有効活用したいです。
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こんなにきれいになりました。
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火力の維持には薪が不可欠です。そのために奥広場から劉さんが運んできてくれていた薪を片っ端から割っていきます。
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で、火を通せば通すほどよいということで、結局夕方6時半ごろまで炭焼きは続いたのでした。土で窯口と煙突を塞いで活動を終えました。21日の活動時に炭窯を空けて出来上がりを見る予定です。上手に焼けてるといいなあ。これで12月14日の活動報告を終わります。
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