こんにちは!
報告が遅くなってしまいましたが、今回は昨年12月8日に同志社大学にて行われた、環境経済交歓会についてのご報告です!
この会は、環境をテーマとするゼミが一堂に会して、それぞれの研究成果を論文として発表しあうという、いわば環境経済の学会ともいえる大会です。「環境」という幅広いテーマを扱っているので、論文も多岐にわたり、生徒による質疑応答や、環境経済の大家である先生方からの講評もあり、毎年とても実りある大会になっています。平成最後となる今年度は、同志社がホスト校となり、一橋の山下ゼミ、中央の横山ゼミをお招きしての開催となりました。
以下は各ゼミの論文テーマです。
一橋大学 山下ゼミ
①地域による小水力発電事業の導入促進に向けて
ー事業主体としての土地改良区の優位性とさらなる発展への提言ー
②太陽光発電の今後
③多摩ニュータウンにおける持続可能なまちづくりにむけての多世代共生
中央大学 横山ゼミ
現代社会を考慮した環境ラベルの在り方の検討~有効性認知の観点から~
同志社大学 岸ゼミ
①竹害解消アプローチとしてのバイオコークス事業と
堆肥事業によるバイオマスタウン化構想
②特定作物(ナス)から考察するIPM技術の国内普及率上昇の可能性
③それでも原発は必要なのか?
今年はホスト校ということで運営元のゼミ生は奔走しました。会の司会進行や、岸ゼミの活動紹介の展示のほかに、里山で取れた材料を利用した五平餅を振る舞いました。
今年度は、中央大学の横山先生が、交歓会への最後のご参加となりました。先生には第一回の交歓会開催から長きにわたって、本当にお世話になりました。ゼミ生一同から今までの感謝をこめ、贈り物をさせていただきました。
閉会式のあいさつでは、横山先生をはじめ先生方に、とても大切なことを教えていただきました。それは「物事に熱意をもって全力を注ぐこと」です。論文の執筆には生半可では済まない労力を必要とします。題材、論文構成の決定から、資料集め、取材、推敲、質問想定に至るまで、徹底して行わなければなりません。書き進めるうちに論文全体の整合性が取れなくなったり、結論をうまく導き出せなかったりと、壁にぶつかることも多々あります。しかし論文が、たとえ当初の予定とは違うものになったとしても、全力を注いで最後まで書ききることにこそ、最も大きな意義があるのだと、先生方はお話になりました。
このような有意義な発表の場に参加できたことに、感謝の気持ちしかありません。発表班の方々、本当にお疲れ様でした。そしてゲストの山下ゼミ、横山ゼミの皆様、開催にあたってご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!