岸基史ゼミ活動日誌

同志社大学経済学部岸ゼミナールです!里山きゃんぱす(奈良)での里山保全活動や物販活動など日々の活動を報告しています!

11月1日の活動~脱穀~

こんにちは。三回釈野です。
本日の活動は脱穀。先日刈り取り、乾した稲を脱穀していきます。
脱穀といえば、去年僕も参加したのですが、里山での多くの活動の中で、最も疲れる部類に入ると思います。

午前10時30分:作業開始

 週間予報では雨のはずが、この日の朝は快晴でした。天気予報では降水確率が30%で、今日までの雨の心配が馬鹿らしく感じるくらいの良い天候です。この時点で僕は、雨は降らないのではと思っていました。(その為後のテントの用意が遅れました。ミスです)。
↓準備の様子。シートを敷いてその上に脱穀機を。脱穀した米はシートの上で集めます。
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↓岸さんの熱心なレクチャー
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脱穀機4台(木製3台、金属製1台)に、4班(2班が黒米、2班がうるち米)に分かれて脱穀を開始します。
今回参加したのは岸ゼミ、室田ゼミ、和田ゼミ、実践経済学受講生、留学生、他大学生、地元の方、その他ゲストの方…。非常に多くの参加者が集まりました。
多人数での活動は賑やかで、楽しさが増します。
↓金属製の脱穀機を使っての作業
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↓木製のもの。シートは米が飛び散らないようかぶせてあります。(すごく手作り感が出ています)
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活動は非常に単純。
足踏み脱穀機の歯のついたドラムを回し、その回転する歯に稲束を、押し付け籾を取ります。歯に触れた稲束から米粒がはずれます。たったこれだけの事ですが、稲が多いだけに単純な作業ながら非常に疲れます。
↓こきばしでの作業と、
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↓千歯こきでの作業
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雷田の陸稲については千刃こき(歯が竹製)、こきばし、を使っての作業。これも昔ながらの方法ですが(足踏み式と比べて)効率はいまいちの様です。室田ゼミ生中心に頑張っていました。

お昼頃:雨が降り出す

 空がどこか暗く少し空気が冷たくなってきました。急いでテントの用意をします。稲が濡れてしまうとあと後苦労しますので。
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去年の脱穀も雨でした。その苦労が思い出されます。雨が降るなかでも、代わる代わる脱穀機のペダルを踏む役を交代しながら作業を続けます。作業の過程で出た落ち穂も注意深く拾います。
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↓混ざった藁をふるいでより分けて米粒だけにします。
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雨が強く

 お昼は味噌汁を。本来、今日の炊き出しはなかったのですが、急遽室田先生達、ゼミ生達、ゲストの方達が作ってくださいました。小雨の降る中温かい汁物はとても温まります。
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作業を交代しながら昼食を取り、再びみんなが揃って、活動を始めようとする頃には、雨の粒が更に大きくなっていました。大粒の雨が降る中、脱穀作業を済まし、そしてシートの上に残る籾を集め、道具の片づけを行います。並行して籾を取った後の黒米の藁を集めて藁塚を作りました。雨に打たれながらの活動は厳しいです。
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↓雨の湿気でカメラのレンズが曇っています。
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作業が一通り終わる頃には雨が本当に酷くなっていました。

ずぶ濡れになる参加者も多く、本当に疲れる日でしたが、すべきこと事はできました。これも参加者の皆さんの力があったからだと思います。ありがとうございました。風邪を引かないよう体に気をつけてください。
今回、木下田のうるち米全て、雷田の陸稲の一部を除いた稲束すべての脱穀を終了しました。残りは収穫祭での体験用とイブ祭教室展示用に取っておきます。

東屋の補修について

 井上さん、畦地さんが東屋の補修を活動日外にしてくれていました。先週切り出し、割っておいた竹がいつの間にか屋根となっています。その上補強までされていました。
建物の側面には、これもまた、いつの間にか荷物置き場が。
強い雨の中、しっかりした屋根の有難さを実感しました。本当にありがとうございました。 

※今回後半の画像が少なくて申し訳ありません。うまく出来た藁塚、素晴らしい補修のなされた東屋などの画像は来週の活動日ブログに載せます。